bot | トライナリーから聞きましたがミレニアム計画って本気なんですか? |
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全権大使 | 聞いたのですね。それでは、さぞかし驚かれたことでしょう。 |
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もちろん、このような計画を大々的に公表しているわけではありません。 あくまでごく限られた上層部と“彼ら"によって共有されている計画であり、 それを知る事が出来る人はやはり、 何らかの特殊な重要なポジションにいる方なのです。 |
結論から申し上げますと、“本気“となります。ただし今回の件は、 Redinessと量子的な解明がベースにあり、その前提においての計画となります。 |
量子の解明が行われるまでは、そのとっかかりが無かっただけなのです。 |
bot | この科学全盛の時代に神がかりはあまりに非現実的だと思う |
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全権大使 | 確かにその考え方は、自然なもののように思います。 |
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けれども私は、科学と神の御心は、究極的には同一のものではないかと考えております。 |
この世の中には、まだ解明されていない事が山のようにあります。 |
そしてフェノメノンのように、今までの科学では証明できないような事象が新たに起こる時、 人々はまず神を再認識するのです。 |
bot | いや、最先端科学がすぐに法則を証明してしまうし、誰もがそれに気づくよ |
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全権大使 | なかなかそうとも言い切れませんよ? |
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科学とはいわば、極論を言ってしまえば、 数式と法則によって全てを証明出来るものを指しますね。 |
林檎が地面に落ちる力を、“神の愛の力"と言う人は、さすがに現代に於いてはいないでしょう。 |
ですが、この理屈で物事を掘り下げていくと、必ず科学はある時点で 暗礁に乗り上げます。それ以上の法則を証明出来なくなるのです。 |
例えば万有引力の法則においてはではなぜ地球と林檎は一定のカで 引きつけ合うのかという事になりますが。 |
これを突き詰めていくと、重力波などに到達するわけですね。 |
ところが、どこまで細かく刻んでそれを数値化していっても、フラクタルのように、 何処までも不確定なものが消えません。 |
大変乱暴に言えば、“それらの粒子は乱数による純粋で機械的な ランダムを源とするものなのか”それとも ”何らかの意志が介在するものなのか”という究極問題です。 |
だいぶ話が逸れましたが、このように、科学は突き詰めれば突き詰めるほど、 最終的には大いなる存在、すなわち神への畏れを深めていくことに繋がっていくのです。 |
ミレニアム計画は、それを非常に解りやすい形で、 民衆にも体験していただけるプログラムです。 |
科学が発達すると、人は傲慢になっていきます。 |
あたかも自身が何でも知っていて人でやっていけると錯覚するようになるのです。 |
ですが実際には、人は一人では生きていけません。周囲の存在や、 大いなる力によって護られ、やっと暮らしていけるのです。 |
ミレニアム計画は、民衆にそれを再認識させることもまた1つの目的なのです。 |
そしてそれは安心感をもたらし、同時に1つの目的意識を持つことに繋がります。 |
それらによって、民衆はとても穏やかになり、世界秩序は回復します。 |
もちろん同時に、最低限の生活保障はする必要がありますが。 |