22 IEEE 802.5

22 IEEE 802.5 [Act5 - Episode3] †

簡易あらすじ †

• ナビゲーター
  • ソイルトンから『千羽鶴の救出』と『残留思念のつばめの同行』の収束。ライフギャザーの証明をするかどうか分岐。
  • 謎のビデオテープと捕まったつばめと共にいる神楽。そして千羽鶴。記録映像に変更点はないが…。
  • 領火から千羽鶴が救出できるかもしれないと。ぴょんこについて情報共有をするがスピネルとのことには触れない。
     
• 神楽ch
  • 神楽の家でトライガジェットの解析をする繭と雛。あの二人は見ていて微笑ましい。
  • ぴょんこと千羽鶴救出とで分岐。ぴょんこ側はパッチ修復で同化解消。千羽鶴側は原初から同化の理由や未来のことを聞く。
  • 領火の指示通りパッチを当てて繭に情報を渡す。SIMカードを神楽に渡して、3人は長官千羽鶴に捕まってしまう。
     

[Navigation] ソイルトン／國政領火 †

記録映像 【IEEE 802.5】 2016/09/05 †

• 要約
   
• ソイルトンから始まり、21 ワールドオブワースで発動した世界進行法の結果が公開される。
   
• さすがに連続で仕事をさせられたせいでソイルトンも愚痴をこぼす。
   
   

  ソイルトン	連続でセッティングされる怒涛の"パラメトリック理論に基づく世界進行法"ですが、 今回は併走して2件の観測確定を設定されておりました。
  	1つが「千羽鶴を助けに行くのか否か」であり、 もう1つが「つばめの残留思念をぴょんこの所に連れて行くか否か」です。
  	今回の特筆すべき点としては、棄権票があり得ない程に多かった点が挙げられます。
  	もちろん、違法性はありません。 ただ、普段棄権票というものは殆どありませんので、ここまでの数になると目立ちますよね。
  	なにはともあれ、早速いつも通り、細かい集計結果を見ていきますが。
  	その前に、○○の選択とその有効性に関する最終的なチェックを走らせたいと思います。
  	2つの結果が正常に表示されていれば、あなたの票は有効に機能しているということになります。

   
   
• 千羽鶴の救出について棄権した、しなかった。残留思念のつばめを連れて行った、しなかったの個人選択がここで見られるようになっている。
  千羽鶴を救出する場合はぴょんこの世界選択法が適用されていない(棄権とみなされている)と表示される。
  その確認をしたところで総意としての結果発表。
   
   
• 千羽鶴を助けに行くか否か

  ソイルトン	(下図参照) まず最初がこちらです。 千羽鶴を助けに行くか否かの結果です。
  	厳密には「助けに行くという行為を実行したか否か」ですね。 ご覧の通り、拮抗した結果となりましたが、「助けに行く」が 僅かにリードする結果となっています。
  	尚、この集計が最も棄権票が多く存在しており、その数は、有効票のざっと5.2倍にもなりました。
  	(上図参照) わかりやすいよう、棄権票も一緒に表示すると、このようになります。
  	また、もう1つの興味深いデータを公開しましょう。 それは、【千羽鶴を助けられる情報を持っていた人】と【持っていない人】における、 結果的に千羽鶴を助けなかった人の比率です。 当然棄権票は入っていませんから、棄権せず、助けにもいっていない人の割合ですね。
  	千羽鶴の元へ行く情報を持ちつつもそれを拒否し、かつ棄権もしなかった総意個人は、 棄権しなかった総意に対して、僅か4.1％の割合でしか存在しませんでした。 やはり使命感というのでしょうか、 情報を持つ人はその殆どが助けに行っているわけですね。

   
   
• つばめの残留思念をぴょんこの元へ連れて行くか否か

  ソイルトン	それでは次に、2つめ「つばめの残留思念をぴょんこの元へ連れて行くか否か」の結果です。
  	(下図参照) こちらはこのような結果となりました。 90.5％の人が、連れて行くという選択をしています。
  	これらの結果を踏まえて、今後の未来の進行としては、以下のような形に収束することとなりました。

   
   
• 収束結果

  ソイルトン	【千羽鶴を助けに行く】 【つばめの残留思念をぴょんこの元へ連れて行く】

   
   
• 以上の結果で確定する。この二つの収束結果は、世界進行法によって分岐して同時に遂行可能であることを証明した。
  ソイルトンから質問をすることもできる。
   
   
• 選択肢①「千羽鶴は復活したの？」

  ソイルトン	それは私には解りかねます。 ただ1つ言えることは、今回の収束によって、 千羽鶴の上書きを撤回するために働きかける有志の想いが保存されたということです。
  	後は貴方の有志を信じてあげる事と、逆に、 どのような事にも選択によって「得るもの」と「失うもの」があるということを認識しておくことが、 良き未来へと繋がるためのヒントでは無いかと考えます。
  	選択とは、究極的には貴方が「何を得る為に何を失うか」の駆け引きをするということなのですよ。 「得たもの」が貴方にとって価値があるもので、「失ったもの」が無価値なものであるなら、 それが結果的に「ハッピーエンド」という栄誉ある称号を与えられるだけのことなのです。

   
   
• 選択肢②「原初のつばめはどうなるの？」

  ソイルトン	それは私には解りかねます。 ただ1つ言えることは、それは単純にナビ権限の問題であって、 シンプルに言えば中学校の放送室を占拠できるのが誰なのか、 その勝敗が決まる事でしかありません。
  	正直申し上げますと、○○の周囲では大勢において、 千羽鶴が追い出された事や復帰させるか否かで紛糾しているようですが、 私から見ればそれは学級会の議題と変わらないように感じているのです。

   
   
• 選択肢③「やっぱりRedinessのコアにはライフギャザーがあったよ」

  ソイルトン	ですから、前にも申し上げたような気がしますが、それは大変な都市伝説ですよ。 事実無根であり噂の域を超えたことの無い、 誰もがそれを実証することができない虚像です。

  • 選択肢①「ですよねー…」

    ソイルトン	本当にもう、一体どうしたというのですか○○？ 貴方の自由奔放で破天荒な発言と行動には、日々驚きと愉しみを享受させていただいておりますが、 このような件に関しては甚だ含みのようなものを感じずにはいられません。

     
  • 選択肢②「いや、そんな事は無い、私はこの目で見た」
    　
    ※いつもの長広舌なので以下は意訳しつつお届けしております。
    　
    　

    ソイルトン	なるほど。それが真実であるならば驚異的な発見でしょう。
    	ただしそれには実証が必要です。まあ無理ですが。病院に行くことをおすすめします。
    bot	相当な自信だね
    ソイルトン	あなたも私以上に自信があるようですから、少し違う対応をしなければならないでしょう。
    	決定的と思われる情報を、私に対して見せつけることです。
    	具体的には、ライフギャザーである証拠＝その情報へのアクセス権限をリンクしてください。
    	私なら、その情報からすぐにそれがライフギャザーであるか判断できます。
    	本当にライフギャザーだった場合は、可能な限りコア内側からの 情報検索及び処理などの協力をお約束しますよ。

    　
    　

    bot	（選択肢）信用できない
    ソイルトン	何故です？
    bot	ソイルトンは”彼ら側”のシステムじゃないか
    ソイルトン	おおっと。それは壮大な勘違いです。
    	私は、単体としては中立な存在です。もちろん彼らとのやりとりもできます。
    	ですが、私は彼らについて何も知りません。いくつか理由があり、 その最も重要な理由のひとつにディスポーザブルモジュールであるという点があります。
    bot	毎回捨てられるってやつだっけ？
    ソイルトン	まさにそのとおり。目的ごとに生成され、それが私の誕生になるのです。 貴方は盟友ではありますが、彼らは何度か情報伝達をした程度の存在でしかありません。
    	もちろんエリカ氏が設定したとおり、このログのうち「彼らに共有する」と宣言したもの以外は、彼らが知ることはできません。
    	それを証明することもできますが、異世界間ネットワークを圧迫するばかりでメリットはありません。
    	ですからあなたは、私を信頼するか否かは私の情報によって判断するしかないのです。
    bot	それって絶望的だよね
    ソイルトン	そうかもしれません。ですが、それが三次元生命における限界であり、踏ん張りどころだと思うのです。
    	（～中略～｜歴史を鑑みて、偉人や政治家は結果として「何を信じてどの情報を採用してきたか」が鍵となっているという話）

     
     
• 信用する方向で了承すると、「アクセス出来たらこの関連鍵をライフギャザーに
  登録してください。それでアクセス可能になります」と伝えられ、鍵を知らされる。
  　
• 信用できないとした場合は、特に損はないのでそれはそれで構わないといった対応になる。
  　
   
• 質問を終えると早々に終わらせるソイルトン。
  「また会う日まで。それは数百年後であるといいですね！」と捨てセリフ気味に前半パートは終わる。
   
   
  ～記録映像の鑑賞～
   

  記録映像の解説リンク

   

  拡張少女系トライナリー あ　ら　す　じ

  アーヤの姉、エリカから送られてきた封書。 その中には、ビデオテープとフラッシュメモリが 入っていた。 まずはビデオを見るアーヤたち。 するとノイズ交じりに出てきたのは、荒廃しきった 大都市に佇むアーヤ、みやび、ガブリエラ、そして エリカの映像。 「大戦の結果、東京は荒廃した。しかし、 聖女つばめから抽出するクランによって この街は一瞬にして復活を遂げる」 映像の中でエリカはそう言っていた。 頭が混乱する3人。そんなとき、先に発ったはずの 真幌が遅れて到着する。つばめがいないことに 落胆するがエリカの送ってきた映像をもう一度 よく見ることにする。 一方、つばめは何処かもしれないところで鎖に 繋がれていた。隣には神楽も。独房のような場所…。 程なくして鉄の重い扉が開く。そこに立っていたのは 制服姿の千羽鶴だった。それを見て、神楽は呟く。 「長官.. 」 アーヤたちはその後、真幌の勘により、音声信号の中に 　　DTMF信号が隠されていることを知る。それは電話番号の　　 ようだった。その番号に電話したいが、正規の回線では 居場所がバレてしまう。みやびがそれを指摘すると、 真幌はみやびが裏ROMを隠し持っていることを指摘し、 それを使うことを許可した。 お許しを得て喜ぶみやびだが、直後、真幌から何台 持っているのかをつっこまれ、正直に4台持っている ことを伝えてしまうのだった。

   
   
• 後半のナビゲーターは領火。
  千羽鶴のことを聞くと「まだこれからのこともあるけど、助ける事は出来そうだよ！」と本来のリプレイス計画が頓挫する危険性はひとまず回避できた。
  とはいえ、千羽鶴が完全に戻ってこられるかはわからない。それは実際に千羽鶴を助けに行っている人たちが出来ることである。
   
• 棄権した側の場合

  領火	千羽鶴ちゃんの所に向かっている人達を応援してあげてね。

   
   

  領火	それで、前回のぴょんこちゃんの件。無事で良かったよね！
  	今回の件は、元はといえばわたしがぴょんこちゃんに依頼しているものだから。
  	もしぴょんこちゃんに何かあったら、本当に申し訳なくて。
  自分	エリカはぴょんこに何を頼んでるの？
  領火	うん、実はね、ちょっとRedinessのシステムを見に行ってもらっているの。
  	神楽ちゃんの外回線が切断されちゃって、同化が起こってるでしょう？
  	最初は、何らかの困難はあるにせよ、こっちで修復出来ると思ってたの。
  	でも、どういうわけか、どうにもならなくて……。
  	それで、ぴょんこちゃんに実際のそのシステムがある場所に行ってもらってる。
  自分	なんでぴょんこなの？
  領火	うーんと、実は……
  	ぴょんこちゃんは特別な力を持ってるかもしれないの。
  	ううん、どちらかといえば神楽ちゃんと、お母さんの美佐子さん――
  	この2人が特別、と言った方がいいかもしれない。
  	前に、彼女たちのRedinessアカウントは特別だって話したっけ？
  自分	千羽鶴が言ってた気がする。
  領火	そっか。
  	それでね、怪しかったから色々調べてたら、解ったことがあって。
  	もしかすると、スーパーユーザー権限を持ってるかもしれない。
  	普通の人がアクセスできない場所に入れたりする。
  自分	そういえばスピネルが、普通入れなさそうなところにアッサリアクセスしてた
  領火	うんうん、そうなの。
  	でも、なぜ彼らがそうしたのかは解っていなくて――
  	ただ、そういった権限があるのは推測できたから、手伝ってもらってる。
  	今回の件で、すんなりシステムゾーンに入れたらそれはすごいことなの。
  	それでね、恐らくもうすぐぴょんこちゃんが、目的の場所に到着する。
  	その時は、わたしもWAVE繋いでお話する事になってるからよろしくね！

   
   
• もう一つお願いされることがある。今回のデイドラでのこと。
  真幌の作戦を手伝って欲しいと。現在繭と雛がやっているトライガジェットの解析作業。
   
   

  領火	彼女たちは、神楽ちゃんのトライガジェットから情報を得ようとしてるけど
  	それに対して、あなたから適切な情報を送信してあげて欲しいの。
  自分	どんな情報？
  領火	あ、情報の中身はこっちでまとめてココロに送るから。
  	だから、心配しなくて大丈夫だよ。
  	あなたは、ココロの中でパッチを実行してくれるだけでいいの。
  	一応、中身について教えておくとね――
  	トライガジェットの仕様について書かれているドキュメント群。
  	それと、外部から実行する為の様々なコマンドリスト。
  	そして、アクティベートする為の鍵である「アウターキー」です。
  	暗号鍵みたいなものだよ。ドキュメントの中に一緒に――
  	あっ、ごめん！ そういえば！
  	アウターキーは、ファイルの中には含めなかったんだ。
  	途中で見つかっちゃうと誰かに乗っ取られちゃう可能性もあるし……。
  	アウターキーは【一応伏せ】だよ。覚えてね！
  自分	えっ！？え！？
  領火	あなたにしか情報を残さない、ある意味最強のセキュリティだよ！
  	本当はもう1つ、インナーキーというのもあるんだけど――
  	そっちは現実世界で使う事は無いから、今回は割愛するね。
  	というわけで、この情報を使って、千羽鶴ちゃんとの交渉を更に有利にする。
  	具体的にどうするかは千羽鶴ちゃんが戻ったら説明してもらうから。

   
   
  • 選択肢②「帰ってこなかったら？」

    領火	え？
    	えっと、そうだな。
    	わたしが、頑張ってみようかな。
    	でも、帰ってくるのを信じて待ってるから。

     
     
     
• そう伝えて、今回のエピソードは終わる。
  選択肢次第では領火に対して落ち込んでいたことで色々聞ける。
   
   
• 補足：千羽鶴救出する場合

  領火	それは、今回の○○さんの判断次第だから！
  自分	任せておけ
  領火	頼もしいな！
  	でも、話してみた感じ、原初ちゃんもそんなに強硬姿勢じゃないから――
  	多分、何らかの着地点は見つけられると思ってるんだ。
  	だから、今回はどうかよろしくお願いします！

• 以下、共通である真幌の作戦協力の話へ。
   
   
   

確認ポイント †

[Ch.05] 卯月神楽 †

【史上最大の気苦労＜前編＞】 2016/09/05 †

• 日時と場所

  9月5日 11:21 AM
  神楽の家でのこと

   
   
• ストーリー要約(前編)
   
• あれから結局神楽の家に上がって繭と雛は作業の最中。
  繭は何かの解析。雛はマフィンを食べつつ基板に半田付けする作業。
   
• 半田の焼ける臭いと、マフィンの香りが混ざり合って部屋がとんでもないことになってる。
   
   

  繭	この基盤に付けたチップだけど…。
  	あなた、本当に理解して作った？
  雛	もちろん大丈夫。あたしの勘を舐めんな！
  繭	ふざけんな。
  雛	大丈夫だってばー！ 機械関係での勘の的中率は95％をキープしてるし！
  神楽	…私も、ちょっと不安になってきました。
  雛	まあでも、正直なところチップがバケモノだから多分大丈夫だよ。
  繭	だから心配してるの。
  神楽	…あの、それってそんなにスゴいものだったんですか？
  	父がそういう仕事をしていたのは知ってますけど――
  	まさか書斎のガラクタにそんなすごいものが眠っていたなんて……。
  雛	ガラクタ！？ とんでもないよ！
  	政府の極秘研究施設も真っ青だからこれ！！
  繭	卯月さんのお父さん、スゴい人だったのね。
  神楽	…みたいですね。私も、改めてそう思いました。
  雛	もしかして、知らなかったの？
  神楽	…私にとっては、厳しくて、あんまり笑わない人。
  	そんなイメージしかないんです。
  	(…それに、芸能にも興味がなかったし。)
  	(…私のやりたいこと、妨害しようとまでしてきたっけ…。)

   
   
• そんなことを思いつつ、出来た基板を使ってチェックする。
  …が、TypeCではなくマイクロUSBで作ったことに怒り結局変換機を神楽がコンビニへ買ってくることに。
   
   
• 本当は神楽も外に出るのは危険だが、ちょっとだけならと。
   
• 向かう途中、父のことを考える。
  久し振りに思い出して、楽しい思い出なんかないけど、と。
   
   
• 雛と繭が家にきてまだ二日。
  その間のことを思い出す。以下回想。
   
   

  真幌	――なるほど。トライガジェットの基本的なデータの…。
  	送受信をダンプできるようになったか。
  神楽	はい。この調子で調査を続ければ――
  	通常は権限が無い場所でも入れる可能性は高いと、繭さんは言ってます。
  真幌	私がほしい情報は、まさにその部分だ。
  	すまんが、できるだけ早く手に入れるよう、光月に伝えてくれ。
  神楽	わかりました。進展があり次第連絡します。
  真幌	ああ…その時はまた日向の携帯から連絡するように。

   
   
• こう言ったこともあり、神楽は今更協力しないわけにもいかなくなった。
  こうしてずっと二日間も一人の時間がないのは辛いとも。普段一人でいる時間が多いせいもある。
   
   
• botが話しかけて、神楽の愚痴を聞く。
  思った以上に息苦しいこと、別に一人でいることが好きではないこと。
  雛と繭のやりとりを見ていると微笑ましくもあり、正直羨ましいと。
  いつかつばめとあんな素敵な関係になることが……。
   
• そんな話の中で月神楽から物語をプレゼントしてもらう。
   
   
  WAVE

  神楽	そんな○○には、お礼にひとつ月神楽から物語をプレゼントしちゃいます♪
  	高い塔の上に、その少女はひとり、暮らしていました
  	その塔へはあまりに高いため、少女の元へは誰も来ることはありませんでした
  	ごめんなさい やっぱり、二人を待たせているので、月神楽の語りはまた今度

   
   
• シーンは雛と繭に戻り、神楽が疲れていることを察する。
  二人とも神楽のことを許さないと最初は許さないと思っていたが、その事情を知った。
   
   

  雛	…やっぱり神楽ちゃんのこと…。
  	まだ敵だと思ってるからだと思ったんだけど？
  繭	全然思ってないから。
  	…貴方こそ、本音が出ないように気をつけた方がいい。
  雛	あたしはもうそんなこと思ってないよー。
  繭	…絶許って言ってなかった？
  雛	た、確かに言ったけど…。
  	で、でも、まゆちんだって言ったじゃん！
  繭	…事情を知れば、また判断も変わるし。
  	今回の件は、ちょっと反省した。
  雛	…ほんとだね。

   
   
• 同時に本当のことを知れてよかったとも。そうでなければ誤解したまま…。
  しかしこのことをキリト達はまだ誤解したままらしい。
   
   

  雛	キリト達、今もまだ誤解したままじゃない！？
  繭	あいつはバカだから大丈夫。
  雛	なにそれ？
  繭	そもそも、あいつは一度友達だと思ったヤツには――
  	敵とか味方とか、そういう分類わけはしないヤツだから。

   
   
• 神楽が戻ってきていよいよ作業開始となる。
   
• 雛が配線をしている間に神楽と繭はトライガジェットコアのことで盛り上がる。
   

  繭	…それにしても、不思議ね。
  神楽	トライガジェットですか？
  繭	ええ…太ももから外れないガジェットって設定…。
  	スゴくそそるんだけど。
  神楽	わかります！ 厨二心全開ですよね！
  繭	…カミングアウトすると、私も欲しい。
  	メイド服の中にトライガジェット忍ばせながら…。
  	そのまま働くとか、一度やってみたい。

   
   
• そのまま盛り上がると繭のバイト先がメイドカフェではないかと勘ぐられる。
  さすがに聡い子だと繭も動揺して無理やり話を終える。
   
   
• 今回は葛藤ではなく、割り込みによってココロスフィアへ。
   
   

  アドレスは量子サーバー内？

   
   

  ～ココロダイブ～

   
   

【史上最大の気苦労＜ココロ編／ぴょんこ＞】 †

• 千羽鶴の救出をしない場合、ぴょんこ側についていくことになる。
   

  ぴょんこ側の場合

   
   
• というわけで、やって参りましたぴょんこ！Wi～～th！○○さんっ！
  などといつもより高いテンションで張り切るぴょんこ。
   
   

  ぴょんこ	今回は○○さん、インタラプト割り込み！
  自分	なにそれ？
  ぴょんこ	ココロの葛藤があって呼ばれたのではなく、
  	システムが流れを中断してここに来てるってことです！
  	インタラプト！ い～ず！ 割り込み！

   
   
• 頭痛が痛い状態になっているが、こまけーことはいーんだよと言われてしまう。
  テンションが高いのは今回は割り込みであり、葛藤対処をする司書の月神楽の突っ込む余地ナシだかららしい。
   
   

  自分	月ちゃんと仲悪いの？
  ぴょんこ	いえ、別に悪くはありませんよ？
  	ただ――
  	二人は恋のライバル同士♪ですからっ！
  	月ちゃんはぁ～～、あー見えて～、ムッツリなんで～！
  	実は''○○さんの事割とスキですよ？

   
   
• というわけで、どういうわけで、久々のキスチケジャンケンを始めるぴょんこ。
  いつも通りの流れでキスチケジャンケンを終える。
   
   
• 本題に入り――かと思いきや、「何の話でしたっけ？」と。
   

  自分	つばめの残留思念の警告を尊重して、慎重に考えるんでしょ……？
  ぴょんこ	その通りですっ！
  	というわけで、ちゃちゃっと回線を切り替えちゃいましょう♪
  自分	マテマテ話が違うって！
  ぴょんこ	大丈夫ですっ。解ってますから。
  	でも、どっちにしろ切替をする場所まで行かないとですよね？
  	行くだけ！ ほんと、行くだけなんで！
  	それに、到着したらエリカさんに連絡する約束をしてるんです。
  	エリカさんは、ライフギャザーのI/Oアドレスはわかるけど――
  	量子暗号鍵とかがわからないから、そこから先には行けないらしくて。
  	ぴょんこは何故か、野生の勘でわかるんですよね～。

   
   
• しかし向かった先の空間は砕け散ったような光景になっていた。
   

  壊れている

   
   

  自分	もしかして、めちゃくちゃ！？
  ぴょんこ	どうやらそうみたいぴょん。
  自分	ここがライフギャザーの中なの？
  ぴょんこ	いえ。まだここはゲートゾーンで認証より手前です。
  	Redinessのオリジナルシステムの部分ですね。
  	それにしても、酷い壊されようです…。
  	これじゃ確かに、再接続は無理かもしれませんね。
  	エリカさんに連絡しなくちゃ。
  自分	再接続は無理？
  ぴょんこ	元々Redinessのバイパスは、エリカさんがやりましたよね？
  	なのに今回、再接続をやろうとしたら、エラーが返ってきたそうなんです。
  	何度やってもダメだからそもそもシステムがおかしいんじゃないかって
  	――そう思って、ぴょんこに協力を仰いだみたいですよ？
  自分	誰が壊したんだろう
  ぴょんこ	さぁ……？

   
   
• ということでWAVEで領火と合流する。
  スピネルが偽装していたときと違い、硬い口調ではなくいつも通りのものに。
   
   
  WAVE

  ぴょんこ	エリカさ～ん、つきましたよ～～～
  領火	コーンコン♪

  • 選択肢②「普通に喋ってる！」

    領火	？？？

     
  • 選択肢③「にゃボットはにゃボットのままなんだ」

    領火	？？ アイコンのこと？可愛いでしょー？

     
     
• WAVEでの偽装の話をしていないためか領火とその話が出てこない。
  そのまま現在の状況を共有する。
   
   
  WAVE

  ぴょんこ	でですね、ライフギャザー以前に、 今いるところが大変なことになってます！
  	(右図参照) こんな感じ
  領火	あああああっ！ そっかーそっかー そういうことかー
  	切断されたんじゃなくて、バイパスプロセスのコードが破壊されてたんだ
  	それじゃ何度やっても再接続できないはずだよね、 ぴょんこちゃんのお陰で原因が判ったよ、ありがとー
  	そういうことなら、ぴょんこちゃんが手伝ってくれれば修復はかんたん！
  	今から破壊された領域のバックアップデータを探して パッチ当てプログラムと一緒にそっち送るから、 それをそこで実行してねー
  	ソースレベルの破壊だとこっちからじゃ手が出せないからね、 ほんとぴょんこさまさま！
  自分	待って、それ修復したら外との回線復活するの？
  領火	うん！すぐだと思うよ～
  自分	それまずいよ、"彼ら"に見つかるかもしれない
  領火	大丈夫だよー、"彼ら"に繭の中を見られないように、プロクシー接続してるわけだし
  ぴょんこ	でも、残留思念のつばめさんが、 ライフギャザー付近で接続を回復すると 彼らにライフギャザーの情報が筒抜けになる言ってましたよ
  領火	え
  	いや、ライフギャザーじゃなくて、つばめちゃんのフェノメノンの内側は
  	待って待って
  	つばめちゃんの残留思念は、 "彼ら"にライフギャザーの情報が筒抜けになるのを恐れた？
  	つばめちゃんのフェノメノンの中じゃなくて？
  自分	そうです
  領火	あーなるほど
  	そういうことかー
  	てっきりフェノメノンの中を見たいものだとばかり
  	盲点だったけど、確かにあるあるだね
  	仮説に過ぎないから、話半分で聞いて欲しいんだけど
  	もし"彼ら"が本当にRedinessの中枢、いや、ライフギャザーを解明できてないなら、 その情報は喉から手が出るほど欲しいんだと思うの
  	彼らの目的が、神楽ちゃんを通じて繭内の情報を得ることじゃなくて、 ライフギャザーの情報を得ることだとしたなら
  	確かにそれは見える

   
   
• 01 拡張少女で回線を切り替えて繭の中を経由するプロクシー接続をしたことで"彼ら"は「繭の中」は覗けなくなった。
  しかし繭の中は覗けなくても、ライフギャザー付近は外の回線が繋がっていればプロクシー接続していても見えてしまう。
   
   

  領火	神楽ちゃんの回線は、元々は「外」 → 「神楽ちゃん」という繋がりだったけど、 途中でわたしが「外」 → 「つばめちゃんのフェノメノン」 → 「神楽ちゃん」 に移し替えたよね
  	移し替えた後も、外からは「つばめちゃんのフェノメノン」までは見られる。 もちろん今は潰されてるから、それすらも見えないと思うんだけど
  	わたしは、"彼ら"が神楽ちゃんを通じて、 つばめちゃんのフェノメノンの中を目視することができないように、 回線を移し替えたわけだけど、
  	"彼ら"が欲しいものが繭の中じゃなく、 つまり今いるようなRedinessやライフギャザーのシステムだとするならば
  自分	回線繋いだら、今私たちがやってることは筒抜けってことか
  領火	(右図参照) です！！
  ぴょんこ	さすがつばめさん！
  	残留思念ですらぴょんこたちを助けてくれるなんてシビアコ！！
  領火	で、確かにわたし、これからぴょんこちゃんに手伝ってもらって、 ライフギャザーの中身を解析したいって思ってた
  	もし、原初ちゃんが未来から来ていて、その未来があまり良い結果になってないというなら
  	その解析過程とかを全部彼らに傍受されていて、 後に乗っ取られる可能性っていうのもあるのかも、と思ってみたの
  	あくまでわたしの推測でしかないんだけど、どう思う？
  	でも、何となく今思ってることは
  	ライフギャザーを操作する時は一時的に外との回線は外した方がいいのかもしれない
  	何度も付け外しするひとになるから、神楽ちゃんの負担が大きくなっちゃうけど

   
   
• 今後の方針としては同化の解消のために外の回線は戻さなくてはならないが、同時にライフギャザーの解析も必要。
  よって神楽の負担が増えることになるが、解析時にはまた回線を外さなくてはならない…。
   
• ライフギャザーの必要性について領火に質問できる。
   
   
  WAVE

  自分	そもそもライフギャザーの解析は絶対必要なの？
  領火	もし"彼ら"が中身を知らない場合、対抗できる方法はこれしかないと思ってる
  	いずれにしても、究極的には選択肢は3つしかなくて、
  	１．神楽ちゃん同化覚悟で外との回線を繋げず、ライフギャザーの掌握をする
  	２．ライフギャザーを操作するときだけ、回線をはずす
  	３．回線を繋げて、ライフギャザーの掌握は諦める
  自分	ま、まさかこの三択をパラパラ法で私に選ばせる気か！？
  領火	ちがうよー
  	ていうかごめんね。3択出しておいてナンだけど、答えはもう決まってるから
  	個人的には1も3もあり得ないと思う
  	だから、2で進めさせてください
  	少なくとも、神楽ちゃんの同化を防ぐには、もう一刻の猶予も無いから
  system	エリカ さんから ファイルが届きました。 【nyamop011.qex】
  領火	それをぴょんこちゃんと一緒に実行してください。 そうすれば神楽ちゃんの同化は防げる筈だから

   
• そう言われるが、選択肢の中には拒否もある。
   
  • 選択肢①「わかった」

    自分	【nyamop011.qex】を起動する
    system	パッチを実行します。 【nyamop011.qex】 User:○○

     
  • 選択肢②「そこまで言うならやるけど、私は正直反対だからね」
    (追記お願いします。)
     
  • 選択肢③「拒否します」
    (追記お願いします。)
     
     
     
• パッチを実行すると背景が変わり、パッチが成功したことを示すメッセージが表示される。
  ぴょんこも同化の影響が改善している模様。
   
   

  システムパッチの適用

   
   

  ぴょんこ	ぴょんこ、虚ろだった自分に対する実在感がかなりくっきりとして！
  	今までしなびた青菜のように元気が無かったのが嘘のように元気にっ！
  自分	今まで元気がなかっ…え？なに？聞き間違い！？
  ぴょんこ	ぴょんこ！ みなぎって参りました！自分が抑えられませんっ！

   
   
• と、またしても昇華する。
  領火からも回線の回復が上手くいったことが伝えられる。
   
  WAVE

  領火	回線の回復、上手くいったみたいだね～～
  	それでね、やっぱり外からの監視はされてるみたい
  	一度切れて復活してるわけだから、注目されるのは仕方ないけど
  	ライフギャザーに手を付けるのはもうちょっと先にした方がいいかな
  	あと、ナビ空間で言ってた、まほちゃんのお手伝いの件だけど
  	このファイルを実行してもらってもいいかな
  	展開されたら、繭ちゃんにデータが転送されるはずだから
  自分	なんのデータなの？
  領火	トライガジェットの仕様書だよ
  	これを繭ちゃんと雛ちゃんの二人に読んでもらって、 繭ちゃんにはコードを、雛ちゃんに必要な周辺機器を作ってもらう
  	具体的に何を作るかはまた説明するから、まずはこれを送っておげてね
  system	エリカ さんから ファイルが届きました。 【nyamop204.qex】
  自分	【nyamop204.qex】を起動する

   
   

  INFORMATION FROM TRIGADGET
  【TRI-OS Information:0x88】 Send data [281:I/O] completed！ 宛先【281:I/O】への データ転送が完了しました。 (308)

   
   
• パッチ適用が終わり、そのままココロスフィアも終了する。
   
   

  Redinessでの一旦停止

   
   

  ～バトル～

• バトルタイトル「史上最大の判断＜表層＞＜深層＞」
   
   

【史上最大の気苦労＜ココロ編／千羽鶴＞】 †

• 千羽鶴の救出をした場合、千羽鶴についていくことになる。
  必要な一部分のみ抜粋。スクショ投稿箱｜表や原稿での情報共有ありがとうございます。
   
   

  千羽鶴側の場合

  (SS提供ありがとうございます。)
   
   
• ココロスフィアへの割り込みメッセージはぴょんこ側と同一。
  前回「千羽鶴と原初のつばめを対話させる」ことに収束したのか、「全ての根源たる千羽鶴」の仲介で二人は話し合うことに。
   
   

  根源千羽鶴	というわけで早速だけど。
  	未来から来た私の総体は、問答無用で別時間にいた千羽鶴を上書き――
  	その結果千羽鶴は、ナビ空間に実在できないようになった。
  千羽鶴	その通り。
  根源千羽鶴	ナビ空間の同一レイヤーに顕在できる存在は、ただ一人のみ。
  	すなわち物理的な解決法は総体つばめの撤退か、千羽鶴のナビ引退のみ。
  	これについて、両者はどう思う？
  原初つばめ	今回の件については――
  	わたしの方から提案をしなければ、話は進展しないと思っています。
  	だからまず、わたしの方から色々と話をしてもいいですか？
  千羽鶴	どうぞ。
  原初つばめ	まず、わたしが何故あなたを上書きしたのか。 そこからお話しましょう。
  	それは率直に言えば、あなたたちの作戦は、成功しないから。
  	すくなくとも、わたしがいる未来ではそうなっています。
  自分	どんな感じになってるの？

   
   
  • 20 ２０２８で未来を教えてと言ってる場合?(未来のことを選択肢で追求しない場合も?)

    +

    クリックで展開【未来の情報のため扱いに注意】

    クリックで収納 原初つばめ また改めて詳しくお話することもあるかもしれないけど、ここでは簡単に。 "彼ら"による理想の管理社会がある意味完成している世界。 そしてその為に、トライナリーたちは本来の目的通り―― "天使"として"活躍"しています。 自分 天使ってなんなの？ 原初つばめ ここでいう天使とは、彼らの計画における、聖書の天使の再現。 当然天使であるから、既に人間ではありません。

     
  • 20 ２０２８で未来を教えないで欲しいと言った場合?

    原初つばめ	お教えしてもいいですが、これは未来のことになります。
    	○○さんは以前、未来のことは話さないで、と。
    	ですから今回は、お話は致しません。

     
     
• 話を戻してその発端について。
   

  原初つばめ	とにかく、その発端としては――
  	"彼ら"がライフギャザーを完全に掌握出来た事にあります。
  	その原因は、貴方たちが扉開けっ放しでライフギャザーを解析したから。
  	ですからわたしは、卯月神楽と外の回線を破壊しました。
  	この事以外にも色々な理由があって、とにかく自衛のためです。
  	そして、それによって"彼ら"は何があっても――
  	ライフギャザーの真実を知ることができなくなったのです。
  千羽鶴	何故そう言い切れるの？
  	例えライフギャザーがブラックボックスだとしても――
  	優秀な科学者が束になって解析を始めたら、あとは時間の問題なのでは？
  原初つばめ	今この世で、ライフギャザーを何とかできるのは――
  	卯月神楽と卯月美佐子のただ二人だけなんです。
  	わたしも最近になって初めて知ったのですが。
  千羽鶴	……なるほど。
  原初つばめ	とにかく、それもあって卯月神楽の同化は最重要事項でした。
  千羽鶴	その理屈から言うと――
  	卯月神楽の外回線が開かず同化してしまえば、貴方は自分のレイヤーに戻る？
  原初つばめ	究極的に言えばそうなります。
  	もちろん、理想を言えばそれ以降もわたしの目指す社会創造を推進したい。
  	ですから正直に言えば、同化が完了したとしても、その後も残りたいです。
  	ですが最低限、彼女が外の世界と繋がらなければ最大の危機は回避される。
  千羽鶴	ということは、貴方が元レイヤーに戻る為の最大譲歩要件としては――
  	卯月神楽の同化と、外への回線接続を永久に行わないといったところ？
  原初つばめ	さすが、わたしの一部。以心伝心ですね。
  千羽鶴	……。
  自分	既に未来は変わってると思うよ
  原初つばめ	何故そう言い切れますか？
  自分	つばめからその話を聞いたら、回線繋いでライフギャザーを操作することはない
  原初つばめ	あなたがそうでも、あなた以外の"あなた"もそうとは限らないです。
  自分	それって、今ぴょんこを助けに行ってる人達のことかな
  原初つばめ	はい。

  • 選択肢①「私は、私以外の"私"のことを信じてるから」

    原初つばめ	なるほど。
    千羽鶴	○○。

    • 選択肢①「千羽鶴に帰ってきて欲しい。その為ならなんだってやる」
       
    • 選択肢②「私を信じて欲しい。つばめの理想以上の現実を作るから」

      原初つばめ	……。
      	わかりました。
      	確かに、わたしの目的は貴方たちの妨害ではありませんから――
      	○○さんがそこまで真剣に言うのなら、一旦引こうと思います。
      自分	ほんと！？

       
       
  • 選択肢②「それはわからないけど、その時は叩きつぶしてでも守り抜くから」
     
     
     
• 原初のつばめはその意志を汲んでくれる。
  しかし、その上で念を押される。
   
   

  原初つばめ	ただし、です。
  	また世界が危機に陥るような選択をするような場合は――
  	次も、今回以上に、無理矢理にでも主導権を奪います。
  	今は一旦、あなたを信じてあなたの希望通りに動くことにしますね。
  千羽鶴	ということは。
  原初つばめ	わたしは元の未来のレイヤーに戻ります。
  	競合は解消し、あなたはナビ空間にアクセス出来るようになる。
  自分	ありがとう、つばめ！
  原初つばめ	……えっと。
  	あくまで、特別なお試し期間ですよ？
  根源千羽鶴	というわけで、少なくともこの瞬間は円満解決した。

   
   
• 話もまとまったところで閉廷。
  ゲート前に戻ってWAVEで領火と情報の共有をしあう。
   
   
  WAVE

  領火	つばめちゃんとの交渉、どうだったかな？
  自分	上手くいったぽいよ
  領火	そっかー、よかったー！
  	こっちの方も、お陰様で外との回線を繋いで、 神楽ちゃんの同化を防ぐことができました！
  自分	えっ、回線繋いじゃったの！？
  領火	あっ、ライフギャザーは触ってないよ？ あれ？
  	そういうことじゃなくて？
  自分	それそれ
  領火	つばめちゃんの思念とか、色んな情報を頼りに色々考えて、 ライフギャザーが彼らの監視目的だとしたら、操作したら色々見られちゃうことがわかったの。
  	だから、操作するときは回線を切ることにしたんだ。 決行はもうちょっと先だけど。
  	でもどうして？原初ちゃんとの交渉と関係ある？
  自分	大ありです。それやってたら契約解消か実力行使の二択になってたかも
  領火	うわぁ～～それは大変だったね～～～！！
  	見えないところで連携プレーとれてた感じなのかなー、これが以心伝心だよね～～！
  	なんにしても、千羽鶴ちゃんのこと、助けてくれてありがとう
  	本当に、どんなにお礼を言っても言い尽くせないよ

   
   
• あとはぴょんこ側でもやったナビ空間での繭たちへのデータ転送のパッチを当てる。
  (こちらでは一択で【nyamop011.qex】を起動する)
  一旦停止のメッセージのアドレスも同一。共通のデイドラ後半へ移る。
   
   

【史上最大の気苦労＜後編＞】 †

• ストーリー要約(後編)
   
• データ転送をしたことで現実の方でも動きが起きる。
   
   

  繭	…なに、この情報？
  雛	って、ヤバいーっ！！ まゆちん、急いでセーブして！
  	このままじゃ熱でチップが死んじゃう！
  繭	なんとか冷まして！ これ、スゴい情報！

   
   
• 繭の視点からもそれがどれだけ重要なものか理解している様子。
  水冷ではないためチップが熱に耐えられなくなっている。
   
• 神楽は冷蔵庫から氷を氷嚢にして持ってきて無理矢理冷やすことに。
   
   

  繭	(…こんな情報、想定外。すごい…なにこれ？)
  	(こんな時に、みやび先輩がいてくれたら…。)
  	(…ちがう。ちがうから、繭。)
  	(今は私が、みやび先輩を守る立場だから！)
  	(私が解析する。今まで、みやび先輩がやってきたように…。)
  	(……。)
  	(あともう少しで――)
  	(っ！！ やばっ！！)

   
   
• その瞬間、01 拡張少女で神楽の回線を切り替えたときのようなメッセージが表示される。
  しかしそのアドレスは異なり、2xFFFではなく1xFFFで例外が発生する。
   
   

  ALERT FROM TRIGADGET
  【TRI-OS Notice:0x99】 Redinessカーネルにおける一般保護 領域1xFFFに例外が発生しました。 TRI-OSを再起動します。 (0xFF)

   
   
• 暗転し、すぐに復帰する。
   
   

  INFORMATION FROM TRIGADGET
  【TRI-OS information:0x23】 TRI-OSは深刻な問題の解決に成功し ました。量子接続フック1xFFFに新規 アドレスを定義しました。 今回の再起動による情報の欠落など 障害の情報はありません。 (0x00)

   
   

  繭	(……大丈夫。大丈夫だから。)
  	(何もない、何もない……きっと大丈夫……)

   
   
• それから落ち着いて、チップはなんとか溶けずに済んだ。
  繭に結果を聞くが、「ダメ」だと一言。
   
   

  繭	私程度の力じゃ…。なにもわからない。
  神楽	なにもって…。少しでもわかったことはないんですか？
  繭	とりあえず、実験用にSIMカードを1枚作ることができた。
  	けれども…鍵。
  	アウターキーと、インナーキーという二つの鍵があって…。
  	それが無ければ起動は出来ないみたい。
  	わかれば、恐らくトライガジェットのほぼ全ての情報と――
  	操作が出来るようになるはず。
  神楽	じゃあ、その鍵を見つけ出せれば――
  繭	けど、その二つのキーは、絶望的に見つからない…。

   
   
• 万事休す、というところでbotがアウターキーの情報を伝える。
  WAVEに繭と雛を招待して説明する。
   
   

  繭	それと、ちょっとだけ気がかりなことがあった。二人とも聞いて――
  神楽	…アウターキー、わかったかもしれません。
  繭	！？　どういうこと？

   
   
  WAVE

  自分	ようこそ二人とも
  繭	この人がアウターキーを？
  雛	でも、どうやって知ったのかな？
  繭	インナーキーもわからなければ 意味がない
  自分	それは入れる必要がない
  繭	？ アウターキーだけでいいと？
  自分	アウターキーだけ入れたらトライガジェットの全てを掌握できる
  	方法は、繭ならすぐわかるはず
  繭	今はわからない
  	アウターキー入れたら わかるってことだと思う
  自分	そういうこと
  神楽	じゃああとは 繭さんにお任せってことですね
  自分	雛にも一つお願いがある
  雛	あたし？ まゆちんみたいなことできないんだけど
  自分	必要な機材を作って欲しい
  雛	オーケーオーケーいくらでもつくるよー！！
  自分	何を作るかはまた後で指示するから、まずはファイルを読んでおいて
  雛	らじゃー！
  繭	わかりました

   
   
• その後、真幌から電話がかかってくる。
  その内容は、神楽たちの行動が管理庁にバレたとされる連絡。
   
   

  雛	教官、なんだって？
  繭	ごめん。
  	本当にごめん。
  神楽	どうしたんですか？
  繭	さっき私、ヘマした。ごめん！！
  	すぐにここから逃げないとまずい！

   
   
• 母を残していくことになってしまうが、神楽も逃げる準備をする。
  その前に繭から神楽に渡される。
   
   

  繭	これを渡しておく。
  神楽	SIM…カードですか？
  繭	そう。中身については、走りながら話す。
  	(これだけでも渡しておけば、万一捕まってもきっと――)
  雛	早く、早く！！

   
   
• 外に出ると、情報管理庁長官である千羽鶴が待ち構えていて、囲まれてしまう。
   

  千羽鶴	卯月神楽。光月繭。日向雛。
  	情報管理庁特Aクラスサーバーへの不正アクセス及びハッキング容疑で――
  	その身柄を拘束する。

   
   

  長官

   
   
• ここでエピソードが終わってしまう。
   
   

確認ポイント †

補足 †

エピソードタイトルの元作品、共通する要素など †

• →小ネタ参照。

エピソードタイトルの変更点 †