拘束されし者 | FreyMENOWは、日本のアーティスト、作詞家、ストーリーテラー。 |
---|
デビュー当時の事務所はサンセットミュージックという小さな会社。 |
しかし後に、エンタングル傘下のアップサイドサウンズに移籍する。 |
これがきっかけでFreyMENOWは大きく躍進することになる。 |
それまでは、知る人ぞ知るアーティストで―― |
ライブ規模も二千人程度それが一気に、ファンでドームを満たすほどの力を持つようになった。 |
これは彼女の力によるところもあるが、新事務所の力も無視できない。 |
卯月神楽にとって事務所の移籍は一大決心だった。 |
そしてその後押しをしたのは、彼女の親友の如月音羽だった。 |
如月音羽は、卯月神楽に貴方は今以上の力を持っていると、可能性を説いた。 |
そして、若干の窮屈さはあっても、大成の足がかりとして移籍すべきだと。 |
元々この移籍話自体がアップサイドサウンズのスカウトによるもの。 |
これを逃したら、次のチャンスはいつ来るかわからないと説いたのだ。 |
作品性やアーティストとしてのこだわりについて、何度も二人で議論した。 |
その結果、卯月神楽はアップサイドサウンズへの移籍を決めたのだ。 |
結果、FreyMENOWは大ヒットを飛ばし、大きく名をあげた。 |
もちろん、前の事務所ほど自由にやらせてもらえるわけではなかった。 |
音楽性もマーケティングが介入し、今のトレンドにシフトする形となった。 |
けれども、これは彼女の活動にとって、大きなステップとなった。 |
FreyMENOWとはもちろん卯月神楽の力で作られたものであるが―― |
それが沢山の人に愛されることになったのには、如月音羽の功績も大きい。 |
二人は親友であり創作における、真のパートナーでもあるのだ。 |
その後、卯月神楽は日本国内でアーティスト活動を続ける。 |
そして、とあるGWのドームでのライブの日―― |
ライブ中の会場がフェノメノンに包まれる事件が発生したのだ。 |