13 電脳仕事人

 
 

13 電脳仕事人 [Act3 - Episode4]

簡易あらすじ

  • ナビゲーター
    • ちーちゃんとラブラブRPGゲームの周回記念、ディレクターズコメント!
    • モーフィアス戦の終わり。神楽は千羽鶴に告げられる。「逢瀬つばめを壊して」
    • 領火と千羽鶴は信頼できる? 大事なことは自分が自分を最後まで信じられたか。
       
  • 神楽ch
    • なぜか劇場から抜け出して神楽の実家に入り浸るモーフィアス。このゴミをどうすべきか…。
    • 改ざんポイントの特定1回目は神楽の父と母の馴れ初め。そしてぴょんこの消失。
    • 神楽はbotと恋人になりきってモーフィアスを追い出す。
       
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[Navigation] 千羽鶴

記録映像 【電脳仕事人】 2016/07/24

 
 
  • 要約
     
    初手謝罪
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  • いきなり謝罪される。
    どうも間違いがあったようで、「次々回から本気を出す」のは今回の更新ではなく、この次回から本気を出すつもりだったらしい。
     
  • 「ちーだって生き物だからたまには間違える」と正直に認める。
     
     
  • というわけで、今日のエピソードは「あの悪名高きクソゲー『ちーちゃんとラブラブRPGゲーム』」のリリース日。
    クソゲーリリース回 周回記念としてディレクターズコメントを作ってみた!
     
     
    千羽鶴例のRPGマップを使い、そのポイントごとにちーがコメントしていく。
    前代未聞のRPGゲーム本編を使ったゲームコメンタリー!
     
     
  • というわけで、RPGがはじまる。
    (それぞれのマップのコメントを載せていきます。)
     
     
     
  • 全体マップ
    大飴宝箱
    全chで回収可
    ×ゴール
    (非消滅の宝玉)
    ×ジャンプ台
    コイガサコ博士
    (リモコン所持で進行可)
    ↑↓↑↓
    何も無い
    (ジャンプ着地点)
    ←→ラスボスつばめ
    (強制勝利)
    ×宝箱
    こけしのギャヴィ
    (こけし所持で進行可)
    ↑↓↑↓
    イカズゴケアーヤ
    (早婚の杖所持で進行可)
    落とし穴
    (強制アウト)
    何も無い
    ↑↓↑↓
    こけし入手←→スタート地点←→月の泉 かぐら姫
    早婚の杖orジャンプリモコン入手
    両方要求は呪まーす!
     
     
     
  • こけし入手
    千羽鶴ここには、ガブリエラの好きなこけしが落ちていた。
    彼女がこけしをどうしてあれほどまでに、こよなく愛するのか。
    それは――
    彼女の神秘!
    ……。
    実は良く知らない。
     
     
  • 月の泉とかぐら姫
    千羽鶴ここには卯月神楽がいた。56bfde98822e993a00ded60410e50dfd.png
    自分確か、かぐら姫だっけw
    千羽鶴そう。
    月の姫であるかぐやと、卯月神楽をかけ合わせてみた。
    我ながらナイスネーミングだと思う。
    RPGゲームでの役割については、正直かなり悩んだ。
    この時点で卯月神楽はまだ、貴方にとっては未知数だったから。
    結果として、ゴールまでの采配を決定づける、鍵として設定した。
    彼女は2つのアイテムのうち、1つを貴方にプレゼントしてくれる。
    そのアイテムはどちらもクリアには欠かせないものだった。
    すなわちそれは、当時の私のミッションにおいても同様だった。
    私にとって彼女は、必要不可欠な存在だったから。
    そして――
    性質は変われど、その点については、今もかわらない。
     
     
  • イカズゴケアーヤ
    千羽鶴ここに何が出てきたか覚えてる人。
    自分イカズゴケアーヤ
    千羽鶴もちろん、國政綾水のイカズゴケ設定は、本来の意味では無い。
    彼女の慎重すぎる性格と、それに関連する姉との関係を描いたもの。
    慎重さは長所ではあるけど得られるチャンスを逃すリスクもある。
    彼女はその傾向が顕著に見られるから、それをキャラにしてみた。
     
     
  • 落とし穴
    千羽鶴ここには即死落とし穴があった。
    一発で引っかかった人、正直に手を上げて。
    ここで落とし穴に入るようでは、世の中は渡っていけない。
    このトラップは、ゴールの城までの最短ルートに設定してある。
    すなわち、考え無しにゴールに突き進もうとすれば、罠にはまる寸法。
    そしてこれも現実にあてはまる!
    すなわち、現実の縮図とも言えるトラップだということ!
    だから、これからの人生、何か美味しい物を目の前にぶら下げられたときは――
    このデストラップの事を思い出して!
    そして、この教訓から社会的にも肉体的にも、長生きして欲しい。
     
     
  • 何も無い
    千羽鶴ここには何もなかった。
    けれども実は、枠だけは用意されていた。
    自分じゃあ、どうして何も無かったの?
    それには2つの理由があった。
    1.予算
    2.スケジュール
    おしまい。
     
     
  • ミミックとこけしのギャヴィ
    千羽鶴かつてここには宝箱があった。f1ec4668b76162560eecf9575957b6b4.png
    自分かわいいミミックのこと?
    千羽鶴そう! かわいいミミック――
    ……。
    可愛かったらミミックにならない。
    そう。ミミックにガブリエラはミスキャストだった。
    そこは反省。
    でも仕方ないの! だって――
    宝箱の中に入りそうなのガブリエラしかいなかったし!!
    自分それ、ガブリエラが聞いたら怒るよ…?
    千羽鶴今はいない。よって聞かれることはない。
    結論、怒られない!
    (我ながら完璧……。)
     
     
  • ジャンプ台とコイガサコ博士
    千羽鶴ここはコイガサコ博士の研究所跡地。
    そしてジャンプ台があったところでもある。
    そしてこのジャンプ台はチートの象徴。
    実はこのRPGゲームは國政綾水を倒して進むのが正道であり――
    ジャンプ台を使うのは裏道として設定していた。
    現実でもそうだけど――
    恋ヶ崎みやびはトライナリーのジョーカーともいえる。
    彼女は絶大なる能力を秘めてはいるけど、誰にも心を許さない。
    だからこそ、普段から頼るべきは國政綾水であり――
    恋ヶ崎みやびに何かを頼る場合は、何らかの代償を覚悟すべきである。
    ……。
    もちろん、情報管理庁長官としての立場の話。
    貴方は相棒として、のんべんだらりと過ごしていればいい。
     
     
  • 奥地の宝箱
    千羽鶴ここは、普通の宝箱が置いてあった場所。
    RPGには宝箱がつきものだから。
    それに、こういった奥まった場所には大抵イイモノが入ってる。
    だからここには、ココロキャンディを大量に詰め込んでおいた。
    それはそうと。
    実はこの宝箱には心理的なトラップを仕掛けておいたんだけど。
    RPGでは、宝箱の解放にはミミックのリスクが伴うのは周知のこと。
    そのドキドキは実にゲーム的だと思う。
    そしてそのスリル的な感覚は、人間の学習能力によって享受される。
    すなわち――
    ミミックに一度も遭遇してなければ、なんの緊張もせず――
    あっさり宝箱を開けてそれでお終い。
    けれども、一度でもミミックを開けてしまうと次からは疑心暗鬼になる。
    だから、このゲームのレベルデザインとして、まずミミックを置いた。
    そして、その後にこの宝箱を配置した。
    自分もしかしてミミックって、ガブ……
    千羽鶴そう。ガブリエラ。
    自分ちっちゃ可愛いやつだ!
    千羽鶴そう。
    …って、あれ? 警戒してない?
    (失敗だったか。)
     
     
  • ラスボスつばめ
    千羽鶴ここにはラスボスの逢瀬つばめがいた。
    彼女がなぜラスボスだったのか。
    それは今の貴方には説明する必要は無いと思う。
    そしてラスボス戦だけに、他にも沢山の伏線が張られていたの、気づいてた?
    まず1つめ。
    逢瀬つばめが、何をしに来たのかと問うたとき――
    貴方は「非攻略対象」の「非」を取り去るためと答えた。
    その時、逢瀬つばめはかなり焦っていたんだけどそれには意味がある。
    エンディングで分かる通り、このゲームの攻略対象とは敵のこと。
    すなわちこのRPGとは、魔王が自らの居城たる魔王城に凱旋する物語。
    そして、逢瀬つばめたちトライナリーは、魔王の復活を阻止する勇者。
    このゲームでは、そういう裏の意味を設定して制作している。
    だから、逢瀬つばめが取り乱すほどに驚いたのは私が魔王だと気づいたから。
    そして次に、逢瀬つばめの攻撃。
    彼女はずっと力を溜め続け最後に1回だけ、捨て身の魔法を唱えた。
    それは、私を取り込んで一緒に死ぬ、というものだった。
    今ならわかる通り、私と逢瀬つばめは1つの魂で繋がっている。
    彼女は1人格ではあれど、自身を束ねる魂の火を消すことは不可能ではない。
    その時は、当然私も死ぬことになる。
    私が彼女の行動で恐れていたものの1つがこの本体もろともの自殺。
    もちろん簡単に出来るものではないし、その手法もわからないけど――
    共に魂が繋がっている事がそれくらいの恐怖を生むことはわかって欲しい。
    そして3つめ。
    貴方がシールドを張り、私が自爆魔法から逃れるという結果。
    私が貴方を召喚したのは、逢瀬つばめの除去と、理想的社会の創成。
    少なくとも最初は、これらについて、貴方に手伝ってもらう為だった。
    すなわち、貴方に護ってもらうことで彼女の力を退ける――
    貴方を得る事で、私が逢瀬つばめよりも優位にあることを示す設定だった。
    以上。
    ラスボス戦においての現実の暗喩は、こんなところ。
    いよいよ次はエンディングね。
     
     
  • ゴールと非消滅の宝玉
    千羽鶴ラブラブRPGゲームではここに来る事が目的だった。3311607669efdb3e004b11873ef2dfd3.png
    a0fa88b6a7a589d9eb37f01080bbf6bb.png
    ここには、非攻略対象から非を取り除くアイテムが厳かに眠っていた。
    自分いや、床に転がってましたよね…?
    千羽鶴うるさい、黙れ。
    ここでちーは、ひとつ貴方にカミングアウトしておくことがある。
    ちょっと長くなるけど、最後まで聞いて欲しい。
    私がこのラブラブRPGゲームを作ったのは、1つの覚悟からだった。
    それが、いよいよ貴方との別れが来るであろうというものだった。
    私は、自らの思想やそれに対する行動について熟考し、実行している。
    だから、決して遊び半分ではないし、生半可でもない。
    そして同時に、その思想は恐らく殆どの人には理解されないと思ってた。
    それらがいよいよ明るみに出始めてきたこの頃、貴方との関係を悩んでた。
    貴方は私の協力者であり、恩人でもある。
    けれども――
    いえ。だからこそ、貴方を失望させたくなかった。
    総意大半において、私との関係性は、理想値よりも親密になっていた。
    これでは真実を知れば知るほど、その後荒れる危険性が増すと思った。
    だから、この辺りで一気に関係の正常化を図ろうとした。
    正常な関係として私が思い描いていたのは、ビジネスライクなそれ。
    すなわち、共感はしてくれなくてもいい。理解だけしてくれれば――
    貴方は貴方の世界に不利益を与えない程度に協力してくれればいい。
    そういう、竹を割ったような関係にしたかった。
    そうならなければ、近いうちに炎上し、そして全てが崩壊する――
    そう思った私は、このラブラブRPGゲームを作ることにした。
    このゲームの攻略対象とはRPGとしての攻略対象。すなわち、敵のボス。
    私の考えてた、私と貴方の理想的な立ち位置は、取引する勇者と魔王だった。
    それくらいでなければ、関係は長続きしないから。
    私と、ここから先に貴方と私の関係においてそんなスタンスを願った。
    いつまでも、良き世界の協力者であって欲しいが為に。
    そんなメッセージが、このRPGゲームには込められていた。
    ……。
    まあ、実際ビックリしたでしょう。
    この直後の記録映像で、私はそれまで貴方に見せたこと無い顔を見せた。
    自分千羽鶴は、とても怖かったんだね
    千羽鶴……うん。
    とても怖かった。
    それでも、方向の転換はあり得なかった。
    だから、いつ嫌われても大丈夫なように、色んな準備をしていた。
    でも、できれば今までと同じ関係でいたかった。
    そういった様々な葛藤が生み出したのが、このRPGゲームだったの。
    私が言いたかったことは、これで全部。
    答えは聞かない。怖いから。
    それに。
    今も私と一緒にいてくれること自体が、答えになってると思ってるから。
    ……。
    さて。
    これで、コメンタリーは全部お終い。
     
     
     
  • そして記録映像へ。
     
     
    ~記録映像の鑑賞~
     
    記録映像の解説リンク
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    拡張少女系トライナリー
    あ ら す じ

    クラン「モーフィアス」に囚われた神楽。
    一気に形勢が逆転し、
    トライナリーたちに緊張が走る。

    しかし丁度そんな折りに、
    みやびがゲーム世界のバックドアを発見。
    パスワードも不要なそのメンテページに
    突撃して内側から破壊する策を立てる。

    その作戦に従い行動するアーヤ。
    アーヤが囮になっている間に
    ガブリエラが銃撃。
    そしてその隙につばめがバックドアへと
    特攻し、見事打ち抜く事に成功した。

    モーフィアスは崩壊し、
    彼の手から落下する神楽を支えるつばめ。
    その時初めてつばめは神楽のことを
    「神楽ちゃん」と呼ぶのだった。

    終了後、隊の行動を乱したことで
    怒られる神楽。しかしつばめだけは
     神楽のマンションが巻き込まれた事を知っており、 
    神楽を慰めて家に行くよう促す。

    マンションへと駆け込む神楽。
    エレベーターに乗り、自宅の階で降りると
    そこにいたのは千羽鶴だった。
    千羽鶴は神楽に、ただ一言だけ伝える。
    「刻は満ちた。逢瀬つばめを壊して――」


     
     
    千羽鶴ところで。
    エリカは信頼できる?
    現時点での気持ちとして。
     
    • 選択肢①「できる」
      千羽鶴よかった。
       
    • 選択肢②「できない」
      (追記お願いします。)
       
     
    千羽鶴じゃあ同じく、私は信頼できる?
     
    • 選択肢①「できる」
      千羽鶴よかった。
       
    • 選択肢②「できない」
      (追記お願いします。)
       
       
  • 千羽鶴は突然二人の信頼状況について質問してくる。
    その理由はここからのリプレイスは信頼こそが命だから。
     
    • どちらも信頼してると答えた場合
      千羽鶴貴方が私やエリカを信頼してくれているのは本当に心強い。
      そして、それは成功に向けてとても重要なこと。
      私もエリカも、常軌を逸したヘンな子だし理解不能だと思うのに――
      そんな二人を信頼してくれて本当ありがとう。
       
       
  • 信頼できる、信頼できない。千羽鶴からはそのことについて色々語ってくれる。
    現時点で正解といえる選択肢はないから。
     
    千羽鶴わかってると思うけど、今回の作戦に正解はない。03076c871b6d56ce3b2c17a83135a0b4.png
    ゲームみたいに、トゥルーエンドが予め用意されてるわけもない。
    だからこそ、私も、貴方も、そしてエリカも。
    最大にして唯一の大切な事項は、自分が自分を最後まで信じられたか。
    そして、どんな結果になったとしても、自分がやり切ったと思えるか。
    大切なものが何かを、選択するとき、常にそれを忘れずにしてきたか。
    それこそが、作戦を遂行する上で、最も大切なことだと思う。
    今回はちょっと真面目で重い話になったけど、大事な事なのでお話した。
     
     
  • 次回から本格的にリプレイス作戦が開始される。
    それまでにbotは「貴方自身の関わり方を決めておくといいかも。」と提案される。
     
  • 神楽と過去の千羽鶴のサポートを任されて、エピソードは終了する。
     
     

確認ポイント

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[Ch.01] 卯月神楽

【つきあおうぜー<前編>】 2016/07/27

 
  • 日時と場所
    7月27日 7:12 PM
    豊洲で発生したフェノメノン戦から3日後、神楽の自室にて
     
     
  • ストーリー要約(前編)
     
  • 豊洲のモーフィアス戦から3日後、神楽はずっと学校を休んでいた。
    さすがにそろそろ行かないとまずい、とは思うものの……といった様子。
     
  • 「はぁ…」とため息をつくと、「ハァ…ハァ…」という謎の声が聞こえてくる。
    その声の主はサーバントクランとなったモーフィアスだった。
     
     
    通称「ゴミ」
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    モーフィアスああ、夢のようだぁ。メノウたんの部屋に入れるなんて…。
    神楽…は?
    モーフィアスおおっ、この扉は間違いなくクローゼット!
    つまり、この中は…、ぐふふふふ…。
    神楽おいっ。
    モーフィアスおほっ!?
    神楽人の部屋でなにやってんのよ?
    モーフィアスあああ、踏みつけないで! いや、でももうちょっと強くてもいいかも…。
    神楽なにやってるんだ、って聞いてるんだけど?
     
     
  • 宝探しと言って神楽の部屋を物色するモーフィアス。当然ボコボコにされる。
    劇場じゃなくてここにいる理由を聞いても「むさ苦しい劇場にいるなんて!」と逃げ出してきた様子。
     
  • クランがトライナリーと一緒にいるのは当然、という理屈でなお居座ろうとする。
    勝手にリアル同棲生活を満喫しようとしたところでbotが介入できるように。
     
     
    WAVE
    自分なんでそいつがいるの!?
    神楽知りませんよ
    いつの間にか粗大ゴミが置かれていただけです
    こんなにうるさくてウザいの
    私が連れてくるはずないじゃないですか
     
     
  • 神楽はbotのことを信頼していると伝えて、今はとにかく無視するしかないと結論付ける。
     
  • モーフィアスは懲りずに話しかけてくるも、無視。
    雑誌のコラムを書こうとしたときにチェックしてる等と話し始めるが、無視。
     
  • 恋愛についてのコラムに「僕とメノウたんの愛について語ってるみたいで、感動したよ!!!」と無視しようにも、イラッとする。
    反応したら喜ばれるので徹底的に無視。
     
     
  • しかし、それでも構って欲しそうに粘着してくる。集中できずダイブすることに。
     
     
    ~ココロダイブ~
     
     

【つきあおうぜー<ココロ編>】

 
 
  • ココロスフィアの通信を復元、元の場所に戻ってくる。
    アーヤも駆けつけてきてくれたことで、神楽の記憶をたどる旅に向かう。
     
     
    ぴょんこ今、私は○○さんと記憶を共有してます。96493b38a7dddf2f1f54facdb097da31.png
    過去の思い出を大公開してるわけですね!
    そうやって、どこに不整合があるか確認してるんですよ。
    アーヤそうだったのね。随分と大変なことになってるわね。
    ぴょんこ――
    アーヤ……卯月?
    ぴょんこ―――
    アーヤ卯月? 大丈夫!?
    ぴょんこえっ? 何がですか?
    アーヤ今なんだかボーッとしてなかった?
    ぴょんこ全然そんなことありませんよ?
    それより――
    アーヤさん。いつもありがとうございます。
    アーヤどうしたの? 唐突に。
    ぴょんこいえ、突然ではありませんよ。いつも思ってることです。
    こうして私の為に、危険を顧みずに協力してくれていること。
    本当に感謝してるんです。
    アーヤ私にとっては、卯月は大切な仲間だから。当然のことなんだけどね。
    ぴょんこアーヤさん…。
     
     
  • アーヤに深く感謝して、ぴょんこはbotに記憶の旅に向かわせる。
     
    ぴょんこ○○さんに素敵な記憶の旅を――
     
     
  • botが向かった後、視点はぴょんことアーヤでさらに会話が続く。
     
     
    アーヤそれにしても、過去の思い出を共有されるなんて――309c3f6e7339b1aa48491eac16ec22ba.png
    卯月もとんだ災難ね。
    ぴょんこ……。
    アーヤさん、他人事じゃありませんよ?
    アーヤえ?
    ぴょんこ私、わかりますから。
    アーヤさん、"お姉さん"がいますよね?
    アーヤえ、ええ……いるけど……。
    ぴょんこ……。
    アーヤえ!? なに? なに?
     
     
  • 場面は切り替わって拘束されし者のところへ。背景も変わって場所は「卯月神楽の記憶の世界」。
     
    記憶の世界
    43f9ea5076703a3b5c324ba236e645b7.png
     
     
    拘束されし者今から一つの記憶に照準を当てて、貴方に共有する。
    その記憶に違和感を感じたら、それを申告するように。
    今から共有する記憶は、彼女の膨大なライブラリの中で懐疑的な部分を1つ―
    記憶の混乱が見られる部分から、その1つを抽出したものだ。
    ただし、その記憶が混乱する箇所を見られるとは限らない。
    可能な限りその付近にスポットを当てて共有するつもりではいるが――
    記憶とは無限のフラクタル世界であるが故に、これ以上に解像度は出せない。
    自分もう少しわかりやすく言って
    拘束されし者例えば、とある1時間に焦点を当てたとする。
    その1時間という時間の記憶を文章にするとき――
    短くすればいくらでも短く長くすればいくらでも長くできる。
    一例を挙げるなら、最短であれば「ぼーっとしていた」等。
    最長は、そのボーッとしていた最中に考えていた思考の全てや――
    視界に映る数多のもの、聞こえる音、温度、体調、それこそ無限に描写可能。
    このように、記憶には描写の細かさが無限に設定でき――
    それを、記憶の解像度と呼んでいる。
    私がとある記憶の1点を共有する時には、一定の解像度を超えられない。
    記憶の着地点に、ある程度のランダム性が出てしまうということだ。
    今回共有する記憶は、卯月神楽の記憶ではあるが卯月神楽のことではない。
    彼女の父である卯月文雄と妻、美佐子の出逢いの記憶だ。
    念を押しておくが、これは神楽の知っている記憶や思い出を元にした話。
    客観的事実ではないし、そうでないからこそ同化の検証になる。
    そこは常に頭の片隅に入れながら共有してほしい。
     
     
  • そして卯月神楽の記憶を元に神楽の父と母の過去を見ていく。
     
     
  • 卯月神楽の記憶01 父と母のなれそめとQ-CLOUD
    (ここで初めて判明する重要な情報[筆者の主観]は一部緑文字で示す。)
     
     
    拘束されし者卯月文雄は、株式会社UZUKIの代表取締役、創始者。
    卯月美佐子、旧姓柏崎美佐子占星術師
    二人のなれそめは、その数奇な人生に対し、余りに非凡なネット恋愛。
    美佐子が文雄の個人的なブログにファンメールを送ったのがきっかけだ。
    当時文雄はまだ駆け出しのベンチャーで経営もおぼつかない状態。
    日々が苦悩の連続である彼が、美佐子に癒しを求めるのは自然な流れだ。
    美佐子の占星術もまた文雄にとっては魅力的だった。
    多くの経営者がそうであるように、文雄もまた占いを信奉していたからだ。
    こうして二人の関係は急速に進展していく。
    そしてまだ会社の経営もおぼつかない中、二人は結婚した。
    当時はまだ豊洲ではなく、足立区の安アパートでの新婚生活であった。
    そして間もなく、長女、神楽が誕生する。
    その後、状況は劇的に変わっていく。
    株式会社UZUKIが開発していた1つの量子コンテンツが当たった。
    それは、Q-CLOUDと呼ばれるアプリだった。
    まだ当時、世間では一般的なPCが主流であり量子機器は専門機器。
    文雄は量子機器を全てサーバー側で受け持ち、普通のスマホで使える――
    お手軽な量子PC体験を市場にもたらしたのだ。
    Q-CLOUDの大ヒットでUZUKIは急成長を遂げる。
    神楽が小学校高学年の頃のことだ。
    このQ-CLOUDのヒットで、卯月家の環境は劇的に変わる。
    家は豊洲へと越し、神楽は中学から私学へと転入。
    全てが順風満帆だった。
    その追い風に陰りが出てきたのは、神楽が中学1年の時だった。
    元官営の民営化による、古くからの通信系大企業、エンタングル。
    その大企業が、量子分野をメインフィールドに転換した。
    今までも一部所ではやっていたが、メインではあくまで通信事業。
    しかし、満を持して量子分野への移行を果たしたのだろう。
    元々膨大なインフラを持つエンタングルの追撃は凄まじかった。
    当時量子クラウドの最大シェアを誇っていたUDIKIは狙い撃ちされた。
    そして数年のうちにエンタングルはそのシェアを逆転させ――
    世の中はRediness一色に染まっていった。
    UZUKIは様々な分野で劣勢になり、事業縮小を強いられ倒産。
    しかし実際はといえば、倒産は裏でエンタングルが糸を引いていた。
    エンタングルは、Q-CLOUDに使われていたエンジン――
    "ライフギャザー"の技術を異常なまでに欲していたんだ。
    そして、技術畑のコアメンバーを引き抜いた後に潰した。
    だから、今のRedinessは――
    "ライフギャザー"のアーキテクチャで動いているのだ。
    尚――
    その後文雄は精神的重圧に耐え切れず自殺。
    美佐子もその後鬱に近い状態になる。
    そんな中、エンタングル会長である一之宮北斎は神楽を養子に迎える。
    自由競争の原理原則があるとはいえ――
    UDUKI倒産の件は、エンタングルにも責任がある。
    それを考慮した上で、娘の生活を保護するという名目によるものだ。
    こうして卯月神楽は戸籍上一之宮神楽となった。
    ライブラリ EOF/.
    今回の検索範囲における全文リードを終了した。
    今回何か、違和感を感じたところは?
    自分初めての情報なのでわからない
    拘束されし者それはわかっている。その前提で聞いているつもりだ。
    お前の持つ卯月神楽のありのままの姿と、今の記憶の共有――
    その双方がしっかりと噛み合っているようであれば問題ない。
    よって、直感的に違和感を感じなければそれでいい。
     
    父と母ネット恋愛エンタングルライフギャザー
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  • 共有も終わり、次回は別のターゲットを共有することに。
    やることも終わってぴょんこのところに戻ってくる。
     
  • 今回は改ざんの形跡は見つからなかったことを報告する。
    やることも終わったことだし、こころおきなく…。
     
     
  • キスチケジャンケンの時間…だが、止める選択肢もある。
     
    • 選択肢①「望むところだ」
      (追記お願いします。)
       
    • 選択肢②「やりたいのは山々だけど、また今度にしよう」
      ぴょんこえーっ、そうなんですか?
      それじゃ、今度、絶対ですよ、絶対!
       
    • 選択肢③「そろそろこんなことしてないで、真面目に取り組もうよ」
      (追記お願いします。)
       
     
    ぴょんこそういえば、最近は現実の私の状況はどうですか?
    自分あれ? わからないの?
    ぴょんこえ?
    もちろん、わかりますよ?
    なんたってぴょんこはココロの司書ですからね♪
    自分なんだってまた急にそんなことを
    ぴょんこえ? なんでって、そんなの――
    ――
    ―――
    自分ぴょんこ? 大丈夫!?
    ぴょんこえっ?
    もちろんですよ、だってぴょんこはココロの司書ですからね♪
    自分同じ事2回繰り返してるよ…
    ぴょんこえ?
    何言ってるんですか~。そんなわけないじゃないですか。
    だってぴょんこはココロの司書ですからね♪
    自分ぴょんこ! しっかりして!
    ぴょんこしっかりもなにも、私は――
    私……っ…
    私――
     
     
    消失TRI-OS上でも
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  • 何か思いつめたような表情をした直後、ぴょんこが突然消えてしまう。
    システム側も司書が消えたことを示すメッセージが表示されて呼びかけても何も起きない。
     
  • すると、みやびがWAVE経由で連絡してくる。
     
     
    WAVE
    みやびすまぬぴょんこ殿遅れた切腹侍
    自分みやび!!!
    みやびなんぞ相棒か ぴょんこちゃんはどういた
    自分消えた
    みやびまじか すまん 力及ばず
    自分何か知ってるなら教えて
    みやび恐らくは ''同化の影響がついにぴょんこちゃんにまで押し寄せたということ
    現実の卯月がここ最近、顕著に楽観的になっているのも、
    同化の影響がかなり広がっていることが原因と思われる。
    今はまだ悩みや状況に関する記憶は整合性を保っているが、
    潜在意識に近い、感情や胸騒ぎといったものが消えていると思われる故に
    楽観的になっているのだと思う
    自分じゃあ、ぴょんこは消えちゃったの!?
    みやびいや、人格はそう簡単に消えることは無い
    が 記憶の整理が始まれば、一瞬にして部署異動もあり得る
    自分じゃあ、どこかで生きてるの?
    みやびそれは間違いないと思いたい
    が それでも懸念は残る
    自分なに?
    みやび新しく同化した記憶に対し、どうにも順応できない記憶と人格は、
    その性質を変えられることもある
    その場合、記憶も初期化されるやも
    自分そういえばぴょんこが前にそんな事を言ってたような
    みやび少々悲観的に見るならば、ぴょんこは特殊人格故に、
    それに該当しやすいとは思う
    自分どうすればいい???
    みやび今できることは1つだけ
    記憶の書き換えられたポイントを見つけ出し、そこを元に戻すこと
    なるたけ早く
     
     
  • そうしている内に、葛藤処理も終えたのかココロゲートが一旦停止されてしまう。
    今回の扉番地は「2x391番地」。
     
     
    またしても一旦停止
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    ~バトル~
  • バトルタイトル「卯月家物語1<みやび><神楽>」
     
     

【つきあおうぜー<後編>】

 
 
  • ストーリー要約(後編)
     
  • ココロの状況は大変なことになりつつも、現実の神楽はちょうど雑誌のコラムが終わった。
    どうやら無事集中することができたらしい。
     
  • お風呂に入ってサッパリした後、深夜の10 豊洲橋物語と似たような状況になってきた。
     
     
    神楽(…もうこんな時間。いつもだったらとっくに寝てるけど…。)
    (今日は気分もいいし、久し振りに絵でも描いてみようかな。)
     
     
  • というわけで、王道ファンタジー風な絵が完成する。
    会心の出来だと満足げ。
     
  • と、そこにモーフィアスがカメラを持って神楽の絵を勝手に撮影していた。
    しかもそのデジカメは神楽のもの。やりたい放題の限りを尽くす。
     
     
    無断転載しようとするゴミ
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  • 今まで何をやっていたのかを聞くと「メノウたんを守るために頑張ってた」などと。
     
     
    モーフィアス掲示板に張り付いて、メノウたんのアンチをぶっつぶしてたのさ。
    神楽ちょ、私のタブレットで変な書き込みしないで!!
    モーフィアスメノウたんの自作絵うpしまーす!!
    ハンドルネームは『メノウたんのかれぴっぴ』と…。
    神楽…おい、人の話を聞けよコラ!!
     
     
  • とうとうキレた神楽はモーフィアスを踏み潰す。
    怒ったメノウたんも堪らないなぁ、とまったく懲りた様子がない。怒る気力もわかない。
     
     
    こわす
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  • モーフィアスを追い出す案を考え、思いついたものの悩むような内容だった。
    それは「botと恋人になりきって追い出す作戦」だった。
     
     
    WAVE
    神楽というわけで一瞬だけお付き合いしてるってことにして、
    追い出しにご協力お願いします!!!
     
     
  • 「これから私の大切な人が来るので、出ていってください」と仕掛ける。
     
     
    神楽恋人です!
    こ・い・び・と!!
    モーフィアスあ~、なーんだぁ。こいびとかぁ~~~
    こいびと??
    ……。
    ぎょえぇぇぇぇぇ!!! ここここここここここいびとだってぇ~!?
    ぼぼぼぼぼ僕のメノウたんに恋人などいない!!
    神楽…お前の中ではね。
    モーフィアス嘘だ! 騙されないぞ!
    会うまでは絶対に信じないっ!!
     
     
  • というわけで、botとのWAVEにモーフィアスを招待して見せ付けることに。
     
     
    WAVE
    system神楽さんが モーフィアスさんを 招待しました。9c31bc5757ed66deed3d9a7e76e0ea55.png
    神楽愛する○○♪まだ~~~?
    モーフィアスおいこら!○○とかいうやつ!
    メノウたんの何なんだよおい、ぶっ飛ばすぞ
    ( ゚Д゚)ヴォケ!!
    自分結婚を前提にお付き合いしている者です
    モーフィアスプフアァ~~~~~!!!
    ワロス!!。゚(゚^∀^゚)゚。ギャーハッハッハッハッハッハハッハッハッハッハッハ!!
    モーフィアスメノウたんとケコーン???ありえないわー
    メノウたんが結婚するわけないしwwww
    神楽あ、そう、そういえばそれ!
    ○○ハンコ押してくれた?
    婚姻届そろそろ出さないと、もう待ちくたびれちゃったんだけど
    自分えー?昨日婚姻届受け取ったばかりじゃないか。しょうがないなぁ
    神楽もう24時間たってるーーーー!!
    はやく~~はやく~~
    モーフィアス
    神楽ねえねえ、そろそろ着く?
    着く前に粗大ゴミ捨ててくるから、急がなくっちゃ♪
    ってわけだよ粗大ゴミ。出てけ
    モーフィアス嘘だ!!
    嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ
    会うまで信じないぞΣm9( ゚д゚)
    自分仕方ないな、……面倒くさいし、○すか
    神楽おいゴミ
    ○○の警告は聞いておいた方がいいよ?
    私の愛する人は手を使わずにクラン壊せちゃうから
    モーフィアスpgr!!!どうやってwww( ´,_ゝ`)プッ
    自分ココロアドレス教えてもらえたら、内部から破壊できるけど
    モーフィアスは ココロアドレスなんて教えるわけねーだろ可哀想なヤツ
    m9( ^Д^)m9プギャー!!
    神楽3E:55:81:6F:99:7E@0x552
    ○○にプレゼント♪
    モーフィアスキョエーーーーーー!!!!!
    自分3E:55:81:6F:99:7E@0x552やるか
    モーフィアス本当に通報してやる!!!
    神楽いいけど本当に粗大ゴミになるからね
    自分今月島だからあと10分で着くよ
    神楽嬉しい♪ 今夜は寝かさないからね~~~
    かまかまかまかま~~
    ずっとかまかまする~~~
     
     
  • いつに「ぼっ…ボクを売ったなぁぁっ!!」と逆ギレする。
     
    やっとわかってくれたんですね
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  • トドメを刺しつつ、今すぐ劇場に帰れば今回のことは許すと宣言して、モーフィアスは泣きながら出て行く。
    「メノウたん最低!! ファンやめます!!」→「わぁぁい!!」
     
     
  • ようやく落ち着いて、元気な神楽が見れたことに安心したと伝えると複雑な表情。
    クソゴミのウザさが色々紛らわせてくれたのも事実。しかしこれ以上は精神衛生上よくないのも事実。
    botと色々できて楽しかったから、と伝えてWAVEを切る。
     
     
    神楽(今も色々辛いし、これからも色々あるけど…)
    (でも、今だけは――)
    (ちょっとだけ幸せかも。)
     
     

神楽Extra

  • ヒメゴトチャット「太陽なんてだいきらい」
 
  • ヒメゴトチャット「放課後、屋上、空の色」
 
  • ヒメゴトチャット「漆黒の初恋(とか」
 
  • ヒメゴトチャット「ささやかな」
 
  • ヒメゴトチャット「ほほ笑みのブリム」
 
  • ヒメゴトチャット「SSSR!」
 

確認ポイント

+  クリックで展開

補足

エピソードタイトルの元作品、共通する要素など

 

エピソードタイトルの変更点

 
神楽チャンネルでの変化
電脳料理人 → 電脳仕事人
 
 
 

 

 


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Last-modified: 2021-08-09 (月) 18:41:10 (994d)