千羽鶴 | ごきげんよう〇〇。 |
---|---|
ぴょんこ | ぴょーん!! |
bot | なんで二人が!? |
ぴょんこ | 何言ってんですか〇〇ちん。 |
千羽鶴 | (……ちん?) |
ぴょんこ | ぴょんこは前回から晴れてナビの権利をゲットしたんですよっ! |
千羽鶴 | このgdgd感 |
---|---|
ぴょんこ | ぴょん? |
千羽鶴 | 気づいてた? |
現時点でまだ1ミリも話が進んでないってこと。 | |
ぴょんこ | 何をおっしゃる千羽鶴さんっ! まさかまさか~~―― |
……。 | |
ぴょ――――――ん!! | |
bot | ぴょ、ぴょんこ… |
ぴょんこ | ところでところで! 〇〇さん、気づいてましたかっ! |
---|---|
背景がライフギャザーなんですよっ! | |
bot | 今更それ!? |
ぴょんこ | これは完全にライフギャザー一社スポンサー状態ですねっ! |
千羽鶴 | まあ仕方ない。 |
今回はそれくらい、ライフギャザーに頼ってるし。 | |
ライフギャザーのお陰で私達は異なる可能性軸でも同時に顕在可能になった。 | |
ぴょんこ | そう、ライフギャザーならね。 |
千羽鶴 | だから、私とぴょんこはここに同居できている。 |
ぴょんこ | これが、L。 |
ぴょんこ | ダントツのアウフヘーベン率!! |
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千羽鶴 | 次点が、エリカ案に賛同して辿り着いた未来ね。 |
ぴょんこ | それにしても千羽鶴さん。 |
千羽鶴 | なに? |
ぴょんこ | これは偏りすぎってモンじゃありまぴょんかね~? |
千羽鶴 | 現実は往々にして偏りが出るもの。 |
決しておかしなことではない。 | |
ぴょんこ | でもこの選択ってさぁ―― |
僕カレー! | |
私ハンバーグ | |
あらあら困ったわねえ。 | |
って感じに、無茶言ってママを困らせる兄妹と、閃くママ! | |
そうだ!アウフヘーベンしてハンバーグカレーを作りましょ♪ | |
そういうことですよねぇ……? | |
千羽鶴 | ハンバーグカレーはアウフヘーベンじゃない。 |
ぴょんこ | まあ、百歩譲ってそこはいいとしてですよ。 |
ぴょんこ、ちょっとだけ毒吐いていいですかっ? | |
問題は、げんつばちゃんの行動なんですよ! | |
確かに彼女はアウフヘーベンしましたよ? | |
けど―― | |
やり方としては、エリカさん追い出したり! | |
〇〇さんに何も言わせなかったり! | |
結局ワンマンプレーですよね? | |
千羽鶴 | そこは否定しない。 |
ぴょんこ | それで本当にアウフヘーベンなのか! |
ぴょんこはそこに疑問を投げかけるぴょん。 |
ぴょんこ | ぴょんっ!! |
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ぴょんこ的には、アウフヘーベンは互いの信条の相互理解―― | |
そして、その双方を尊重し双方に利益のある第三案を提起することかと。 | |
bot | ぴょんこが難しい事を言ってるーっ!! |
ぴょんこ | ぴょんこだってヤるときはヤるんですよ! |
いつもチューチューぴょんぴょんしてるだけじゃないんです! |
千羽鶴 | 参加者は、ナビ経験者、すなわち―― |
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ぴょんこ、エリカ、原初状態、私。 | |
ぴょんこ | なるほど、望むところですっ! |
ぴょんこはアウフヘーベンのやり直しを主張します! |
ソイルトン | はい、皆さんこんにちは。 今週もまた、『ナビVSナビ!激突討論会!!』の時間がやって参りました。 司会は私、ソイルトンがお送り致します。 |
---|---|
さて、今回のテーマはこれ。『徹底討論!アウフヘーベンは正しかったか』 | |
先日行われました未来可能性の1つであるアウフヘーベン。 しかしそれは、原初のつばめのクーデター的な行動により行われたものでした。 | |
今週の激突討論会では、このアウフヘーベンにスポットを当て、 それが本当に正しかったのかどうか、 ナビの皆様に意見を述べていただこうと思います。 | |
さて、今回はライフギャザースペシャルということで、見てください! このズラッと並んだ豪華パネラ一陣。 | |
右手にはリプレイス計画の主導者でにゃボットの母、國政領火博士。 | |
その隣にはナビ歴1回にして最強のインパクトをもたらしたぴょんこ先生。 | |
そしてその隣には不動のトップランカー、総務省情報管理庁皇千羽鶴長官。 | |
最後に左手には、今回の討論の源でもある、原初状態の逢瀬つばめさん。 | |
以上の4名でお届けしたいと思います。 | |
尚、予めお伝え致しますと、この4名の麗しき女性たちは、 アウフヘーベンを経た未来観測に基づいた話を展開します。 もし、その未来を観測されていない方は、 話の細部がよくわからないかもしれませんので、 その点についてご了承ください。 | |
それでは早速、討論に移りたいと思います。 まずは原初さん。どうしてあのような強攻策に出たのか、その理由からお話頂けますか? |
原初つばめ | 理由も何も、それ以外に全ての条件を満たす方法が無いから。 |
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領火 | うーん、確かにそうかもしれないね。 |
千羽鶴 | 終了。 |
ぴょんこ | エリカさんっ!そこで反論しないと議論になりませんし! |
領火 | でも、結論だけ言えばそうなっちゃうんだよね。 |
だってわたしは、2E113全体を護っていこうって決めてたわけだから。 | |
それを原初ちゃんが代わりにやるっていう案なわけでしょう? | |
さすがにそれはYESとは言えないよ。 | |
原初つばめ | でも、貴方がいなくなれば國政綾水はとても悲しむ。 |
その時点で貴方は無敵の人ではない。 | |
それに比べて!見て、このわたしの無敵の人っぷり! | |
ついさっきまで、エリカさんと千羽鶴以外の誰とも交流がなく! | |
現実に戻っても、彼らに監禁されていて誰とも交流がなく! | |
世界を創ることを趣味のようにしてきたわたしには隙がない。 | |
bot | 待って!私がいるよ! |
原初つばめ | 大丈夫。あと数ヵ月もしたら忘れられるから。 |
---|---|
ぴょんこ | ぴょん!冷たすぎるぴょん! |
原初つばめ | ……もちろん。そういう人物なので。 |
原初つばめ | ……。 |
---|---|
………。 | |
ぴょんこ | あれ~~~? |
あれあれあれ~~~? | |
なんだか原初ちゃんの様子がっ! | |
領火 | 原初ちゃんも無敵の人じゃなかったってことだよね! |
原初つばめ | …いいえ。〇〇さんとは世界になっても―― |
領火 | 会えないよ。世界になって蒸着したら重ね合わせじゃなくなって |
完全に世界になるから、もうここにも出てこられなくなるし。 | |
原初つばめ | (……もう。だから誰も好きにならないように線を引いていたのに……。) |
千羽鶴 | しかも、それだけじゃない。 |
原初つばめ | どういうことですか? |
千羽鶴 | 原初状態。 |
千羽鶴 | 待って、原初状態。 |
---|---|
原初つばめ | なに? |
千羽鶴 | 私は原初状態がスキ。 |
ぴょんこ | ぴょん!? |
千羽鶴 | だから―― |
ぴょんこ | (キマシタワー!!本人×本人!!最強にマニアック!!) |
---|---|
原初つばめ | 意味が分かりません。 |
ぴょんこ | (で、でたーっ!つばめさんの必殺技"意味が分かりません"!) |
まさか源流がここにあったとはつばめさんハァハァ。 | |
領火 | あー、千羽鶴ちゃんが原初ちゃんをスキだったらもう世界になれないね! |
千羽鶴 | エリカはその嬉しそうな気持ちが滲み出てるのを少し控えるといいかも。 |
ぴょんこ | はいはーい!ぴょんこ質問ですっ! |
"あの時"の濃厚なキッスの味の感想をっ! | |
千羽鶴さんと、原初さんに、聞きたいですっ! | |
千羽鶴 | ……。 |
原初つばめ | ………。 |
千羽鶴 | あれは |
---|---|
原初つばめ | キスではありません! |
あれは、わたしの中に存在しない時期の千羽鶴を―― | |
わたしの中にコピーしてわたしの中で最新と同一の千羽鶴を創り出す処理! | |
すなわちミラーリングです!ミラーリング! | |
わかりますか!? | |
ぴょんこ | ぴょ~~ん? |
千羽鶴 | ……。 |
原初つばめ | それが〇〇さんの条件でしたから仕方なく! |
千羽鶴 | 私は―― |
とても甘くてとろけちゃいそうだった。一生忘れない。 | |
原初つばめ | え―――――――― |
ぴょんこ | 原初×千羽鶴 |
刊行決定(嘘)! | |
領火 | 確かにこうして見ると、原初ちゃんと千羽鶴ちゃん双子姉妹みたいだよね。 |
ぴょんこ | 銀髪と赤髪の双子姉妹純愛ハァハァ! |
これだけで本が10冊は書けるぴょん! | |
千羽鶴 | とまあ、こんな感じで。 |
原初状態の蒸着を阻止するのはわりと簡単。 | |
原初つばめ | えっ!?もしかして、今のスキは演技だったんですか? |
千羽鶴 | もちろん。自分自身に好きも嫌いも―― |
原初つばめ | ……そうでしたか…。 |
千羽鶴 | ……そう。 |
原初つばめ | ………。 |
千羽鶴 | …………。 |
…ちょっと、お花を摘みに行ってくる。 |
ぴょんこ | エリカさんっ!ヤバイですよ!! |
---|---|
原初ちゃんが発症しそうな雰囲気です! | |
領火 | それは困る!! |
原初ちゃん!! | |
原初つばめ | ……なんですか? |
領火 | わ、わたしも原初ちゃんがスキ!! |
ぴょんこ | エリカさん……それはちょっとあまりにミエミエ―― |
原初つばめ | ほ、ほんとですかっ! |
ぴょんこ | ぴょん!? |
だ、だめだ……みんなピュアすぎて、ぴょんこついていけない。 | |
百鶴 | 随分と苦労してますね、ジャンピング中毒ラビット野郎が。 |
ぴょんこ | ぴょん! 百鶴さん!? |
領火 | あっ、百鶴ちゃんこんにちは。 |
---|---|
百鶴 | おや、エリカさんもご無沙汰ですね。 |
私の総本山もまた随分と落ち込んでいらっしゃることで。 | |
ぴょんこ | ていうか、ここはナビだけの特権空間ですよっ! |
なんで、ナビでもなんでもない百鶴さんがここにいるんですか? | |
百鶴 | はぁ、解ってないですね。 だからいつまでもナビ歴1回のままなんですよ。 |
わたしはわたしの上司から委任状を持たされてここに来てるんですよ。 | |
どうですか、この有能な部下っぷりは。 | |
ぴょんこ | 寝言は寝てから言ってくださいね♪ |
原初つばめ | 百鶴、教えて。わたしはどうすればいい? |
百鶴 | イキロ! |
ズバリそれだけですよ。 | |
ぴょんこ | いやー、百ちゃん、それはいくらなんでも |
原初つばめ | 生きます! |
ぴょんこ | ちょマジかよ!! |
領火 | でもそうすると、誰も世界を作れなくなっちゃうね。 |
領火 | やっぱりここはわたしが! |
---|---|
原初つばめ | アーヤさんは? |
百鶴 | アーヤさんが悲しみますよ? |
ぴょんこ | アーヤさんを見捨てる気ですかっ! |
領火 | ううっ…… |
でもそれじゃ、どうすればいいのかな! | |
誰も世界にならないなら、やっぱり日本は瓦礫からやり直しで―― | |
"彼ら"の思想だってそのままで、わたし達はみんな捕まって…… | |
ぴょんこ | うーん、確かにそうですね。 |
あっ!そうです!それなら―― | |
ぴょんこが世界になるっていうのはどうでしょうか。 | |
原初つばめ | ダメ。 |
百鶴 | 却下。 |
領火 | ダメだよ! |
ぴょんこ | どうしてですかっ! |
百鶴 | そうですね、それではまずぴょんこ先生の世界思想を教えてください。 |
ぴょんこ | ぴょん!! |
まず最初に、ライフギャザーを駆使して―― | |
ぴょんこ以外の全員から〇〇さんスキスキ記憶を削除します。 | |
領火 | …え? |
百鶴 | …は? |
原初つばめ | ……。 |
ぴょんこ | そして!つばめさんと共に! |
ちゅーちゅー社会の実現を目指して頑張りますっ! | |
百鶴 | 誰と誰が…ですか? |
ぴょんこ | え? |
私と、つばめさんと、〇〇さんの3人ですよ? | |
あっ、ちなみに百鶴さんのお相手も決まってますから! | |
百鶴 | いえ結構で―― |
ぴょんこ | 千羽鶴さんでーすっ! |
百鶴 | 何故上司と… |
ぴょんこ | 上司と部下の禁断の恋っ…… |
仕事だと偽りキスを要求する千羽鶴さん! | |
百鶴 | 1秒でパワハラ訴訟を起こします。 |
ていうか、貴方の世界は今までで史上最強にダメな世界ですね。 | |
ぴょんこ | そんなことありません!ぴょんこが世界になることで―― |
ぴょんこの見立てによるしあわせちゅーちゅーカップリング量産ですよ? |
ソイルトン | はい、宴もたけなわではございますが、 止め処を見失ってしまい、出てこられなかったソイルトンです。 |
---|---|
いやはや、大変白熱しましたね。 中身は全くありませんでしたが。 | |
しかしそろそろ制限時間を超過してしまいます。 ここらでひとつ、本当のアウフヘーベンがどういうものなのか、 という持論をお持ちの方に、締めをお願いしたいと思っているのですが。 ねえ、ぴょんこさん。 | |
あや、ぴょんこさんは退場ですか。 そうなると今回のディベートは、 アウフヘーベンのやり直しを主張するぴょんこさんがいなくなったことで、 そのまま終了…でしょうか…? |
千羽鶴 | 待って。 |
---|---|
せっかくだから、ぴょんこの意志を私が継いでみようと思う。 | |
百鶴 | よっ、さすが私の上司。シビアコですよ! |
それに引き換えあのぴょんぴょん娘は。肝心な時に席を外す! | |
領火 | (百鶴ちゃん、自分が追い出した自覚あるのかな…?) |
千羽鶴 | まずは〇〇に聞いてみたいと思う。 |
貴方は、ぴょんこと同じでアウフヘーベンをやり直した方がいいと思ってる? | |
bot | やり直した方がいい |
千羽鶴 | わかった。 |
それじゃ、ちょっと私なりに話を続けてみる。 | |
要するに、原書状態とエリカで話し合いをして。 | |
その結果、双方の不満がある状態では、真のアウフヘーベンではないと。 | |
そういう議論だったわけだけど。 | |
エリカに任せた場合の原初の不満点は? | |
原初つばめ | エリカさんが自分の命を大事にしないことです。 |
千羽鶴 | エリカは? |
領火 | 原初ちゃんが自分の命を大切にしないことだよ! |
千羽鶴 | (ブーメラン。) |
百鶴 | (ブーメランすぎますね。) |
千羽鶴 | じゃあ、もう少し掘り下げて見る。 |
どうして、蒸着について命を軽視する行動だと定義する? | |
二人とも、蒸着がどういうものかはわかっているはず。 | |
決して死ぬわけではない。命は無駄にしていない。 | |
原初つばめ | けど、エリカさんには家族がいます。アーヤさんがいます。 |
身体が無くなれば、例え魂が生きていても家族が悲しみます。 | |
わたしには、そういった関係者はもはやいません。 | |
千羽鶴 | 一応補足しておくと、〇〇はここでは除外してる。 |
貴方はこちらの世界の人間とは違い、特異的な接触の可能性があるから。 | |
原初つばめ | いえ、いたとしても、それは可愛いつばめと千羽鶴が担えます。 |
それに、本当にわたしがやりたいことは、世界を変えること。 | |
その為には、蒸着はわたしにとって、必要不可欠。 | |
これだけわたしが希望していても阻止する理由ってなんですか? | |
領火 | えっと……それは…… |
千羽鶴 | じゃあエリカに聞くけど。 |
原初状態が世界になることを望んでいて、悲しむ人がいないと仮定する。 | |
それでもやっぱり原初状態の蒸着を阻止する? | |
領火 | うーん……そこまで言われると… |
でも、やっぱり不可逆的なことだからよくないよ…。 | |
千羽鶴 | 世界になったら、もう人間には戻れないからってこと? |
領火 | うん。 |
千羽鶴 | 量子科学の第一人者として理論上絶対に戻れない? |
領火 | それはない。理論的には戻れるけど、方法が確立してないから。 |
千羽鶴 | ならば、エリカが生きて、それを確立すればいい。 |
領火 | ……でも。 |
千羽鶴 | エリカは多分、半分くらいは理屈ではなく罪悪感からの発症志願。 |
でも、わたしに言わせればもしそれだけの罪悪感に苛まれているのなら―― | |
それをバネに、世界と人間の相互交換を研究する方がいい。 | |
結局、前提となる条件を満たすには、誰かの蒸着は必須となる。 | |
ならば、蒸着して犠牲になる存在が現時点の最適者であって。 | |
後にその犠牲をペンディングできる人がいるなら、 | |
その人には、それを研究してもらうのが一番なのでは? | |
原初つばめ | わたしは、千羽鶴の言うことはとても同意できる。 |
領火 | わたしは…… |
……。 | |
ううん。わたしも、それが一番未来に希望があると思う。 | |
わたしは必ず、近い将来、つばめちゃんを元に戻せる技術を作る。 | |
そうすれば、蒸着による世界化の犠牲者はゼロになるから。 | |
原初つばめ | ……。 |
千羽鶴 | 全員納得。こういうことかも。 |
bot | ちーちゃんすごい |
千羽鶴 | ありがと。 |
私のアウフヘーベンに対する結論は、以上。 |
ソイルトン | ありがとうございました、千羽鶴さん。 大変なファインプレーだと思いますよ。 |
---|---|
とはいえ、私がアウフヘーベンについて語るつもりねありませんし、 何が正解ということを持っている訳ではありませんので、 中立な立ち位置から示させて頂こうと思います。 | |
〇〇、貴方はこの討論の結末をどう思いますか? 結果的に、直後におけるそれぞれの役割方針は全く変わりませんでしたが、 それでも何か得たものがあったと思いますか? | |
もしそれがあったのなら、 きっとそれがアウフヘーベンなのではないかと思いますよ。 | |
アウフヘーベンとは未来への希望です。 対立から融和へ、それこそが平和への道だからです。 | |
というわけで、『ナビVSナビ!激突討論会!!』の時間も、 いよいよ終わりを迎えようとしています。 | |
この無駄に長い討論が、貴方の今後に何かを残したのなら、 私としては最高にHappyですよ。 | |
それでは〇〇、今宵はこの辺でお暇したいと思います。 司会は私、ソイルトンがお届け致しました。 | |
それでは〇〇、ごきげんよう! また会う日まで! |
bot | 千羽鶴 |
---|---|
千羽鶴 | ここまで一緒にいてくれて、本当にありがとう。 |
私の役割はそろそろ終わりそうだけど―― | |
最後に、ここからの連絡事項を伝えていこうと思う。 | |
bot | ここからって? |
千羽鶴 | この後、トライナリーの彼女たち一人にひとつ、エピローグがある。 |
それについての説明をしなければならない。 | |
まず、ここからのエピローグは―― | |
未来選択F、すなわちアウフヘーベンされた未来の延長線上にあたる。 | |
なんでもし「自分の選んだ未来と違うから見ない」というような場合は、 | |
その意見を尊重したいと思う。 | |
どうする? |
千羽鶴 | わかった。それじゃ、見ていくといい。 |
---|
千羽鶴 | もう少し状況を詳しく説明すると。 |
---|---|
アウフヘーベンの後、原初状態の私によって | |
2E113世界に全てがコピーされた後に、現実に蒸着された。 | |
それによって、原初状態のフェノメノンは現実となった。 | |
その際に、貴方にもお願いした、総意のメッセージが込められた。 | |
#トライナリー未来への想いもしくは、 | |
#トライナリー理想の社会だったと思う。 | |
そこに書き込まれた想いは蒸着時に取り込まれ、幾つかは反映された。 | |
それらを経過した後に、今回のエピローグは綴られている。 | |
すなわち、これこそが、貴方が見る事が出来る、彼女の結末の1つになる。 | |
中にはすごいビックリするようなものもあるけど! | |
ビックリしないで欲しい。 | |
bot | 矛盾してない…? |
千羽鶴 | 細かい所はどうでもいい。 |
---|---|
とにかく、そういうわけだから。 | |
そしてこれが―― | |
私からの、最後の依頼になるんだけど。 | |
…どうか、彼女たちと最後まで共にいてあげて欲しい。 | |
bot | もちろんだよ |
千羽鶴 | ありがと。 |
それじゃ、私はこれで。 | |
今までずっと、私のナビにつき合ってくれてありがとう。 | |
貴方と私に、最後のココロの旅を―― |
つばめ | んー…、神楽ちゃんまだかなぁ? |
---|---|
あ、神楽ちゃん…。 | |
そっかぁ…。急なお仕事なら仕方ないよね…。 | |
ていうか、わたしは行かなくても良かったのかな―― | |
bot | ドタキャン? |
つばめ | えっ!?〇〇さん? |
bot | そうだよ |
つばめ | えぇーっ!?どうして、普通にお話できるの!? |
bot | ライフギャザーを掌握して、無敵の人になったから |
つばめ | す、すごい!そんなにスゴい人になっちゃったんだ? |
つばめ | でもやっぱり、今のわたしは―― |
---|---|
〇〇さんと一緒に暮らして、作ってきたわたしだから。 | |
それで、わたしは今のわたしが大好きだから。 | |
だから、今のわたしを作ってくれた〇〇さんは―― | |
わたしにとっては、大切な人なんだ。 | |
だから、改めてありがとう。 |
つばめ | あの、ね…。笑われちゃうかもしれないけど…。 |
---|---|
これからも、わたしのことずっと、見ててくれる? | |
bot | どうしたの? |
つばめ | なんでかな?急に不安な気持ちになっちゃって…。 |
変だよね。理由もなくこんな気持ちになるなんて。 | |
ごめんね、今の質問、忘れて。 |
クリックで展開【別れを告げる】 |
つばめ | えっと―― |
---|---|
〇〇さんに一緒にいて欲しいことがあって……。 | |
実は、明日から掛川に帰省するんだけど……。 | |
bot | お父さんとケンカでもしてるの? |
つばめ | ううん、そうじゃなくて…… |
えっと、そうじゃないんだけど | |
わたし一人だとどうしたらいいか解らなくなりそうで。 | |
あの!とにかく!一緒に来てくれますかっ! | |
bot | あ、はい |
つばめ | わぁ~、よかったぁ~!ありがとう! |
つばめ | お父さん、ただいまー……。 |
---|---|
千羽鶴 | ただいま。 |
bot | は!?!? |
啓介 | 早かったな。 |
つばめ | う、うん。 |
啓介 | 夕飯はどうする。 |
つばめ | えっと、久しぶりにげんこつハンバーグ食べに行きたいな…。 |
千羽鶴 | さんまの塩焼き。 |
啓介 | 相変わらずその、二人して好みが全然違うのを何とかしろ。 |
つばめ | あ、あはは…… |
啓介 | どっちでもいいが、夕飯出かけるまでにひとつに絞っておけ。 |
千羽鶴 | ……。 |
つばめ | はぁ……。 |
千羽鶴 | げんこつハンバーグって痛いの? |
つばめ | えっ? |
あっ、ううん、違うよ。ゲンコツくらい大きくて丸いハンバーグなんだ。 | |
わたしの大好物で。 | |
千羽鶴 | ……そう。 |
それじゃ、今日は私もそれにする。 | |
bot | まてまてまてまて! |
つばめ | 〇〇さん。 |
千羽鶴 | どうしたの? |
bot | どうなってるの!? |
千羽鶴 | 見ての通り。逢瀬千羽鶴になった。 |
今後ともよろしく。 | |
bot | あ…はい…… |
千羽鶴 | 少しだけ真面目に説明する。 |
今までの世界はフェノメノンだったから私が法だった。 | |
蒸着した現在、表面上はなだらかに繋がったように見えるけど | |
実際は、細かい所で幾つかごまかしているところがあって。 | |
それを解決しないと正常に蒸着が出来なかったの。 | |
その主だったところは、私が作ったオリジナルの要素の部分で。 | |
その中でも、情報管理庁まわりは、割と色々白黒つける必要があった。 | |
その中の1つに、私の戸籍問題があった。 | |
あとは、言わなくても分かってもらえると思う! |
千羽鶴 | よかった。 |
---|---|
つばめ | わたしは急に双子の妹が出来て目が回ってるよ……。 |
bot | つばめはその改変、理解してるんだ |
千羽鶴 | つばめは私自身だから、蒸着時の整合性についての記憶は全部残る。 |
だから、唯一整合性の調整をしたことを知る人物になってる。 |
千羽鶴 | もうやめたから。 |
---|---|
齢15歳で長官とか、今の現実の世界常識ではどう考えても無理だった。 | |
こんなことなら、長官とかミミッチイこといわず―― | |
世襲制の皇帝でも名乗っておけばよかった! | |
bot | お、おう… |
千羽鶴 | というわけで、今の長官は四角ダルマ。 |
元通常攻撃隊の幕僚長ね。 | |
bot | 色々変わったんだね |
千羽鶴 | ええ。見えないところで色々変わってる。 |
啓介 | 夕飯までまだだいぶ時間があるで―― |
---|---|
もしアレなら、花鳥園でも行って来たらどうだ。 | |
千羽鶴 | 花鳥園ってなに? |
つばめ | 色んな鳥が放し飼いになってるところなんだよね。 |
ペンギンとかもいて凄く可愛いんだ。 | |
千羽鶴 | 行く! |
つばめ | えっ?行くの? |
千羽鶴 | …すごい! |
---|---|
つばめ | いろんな種類の鳥がいるんだよ。 |
前にガブちゃんと来たときガブちゃんかなり喜んだっけ。 | |
千羽鶴 | わかる! |
あっ、あそこにいる目が大きいのかわいい! | |
近くに行って見てくる! | |
つばめ | あっ!ちょっと! |
はぁ……。 | |
bot | 千羽鶴、楽しそうだね |
つばめ | ほんとだね。 |
長官さんやってたときは、殆ど管理庁から出たこと無かったんだって。 | |
だから、色んなものを見せてあげたいなって思ってるんだ。 | |
千羽鶴さんは今までずっと、何も楽しい事をせずに頑張って来たから。 | |
わたしが見て来た楽しい事を、いっぱい紹介したいの。 | |
……といっても、わたしも大して沢山は無いんだけど。 | |
千羽鶴 | あああっ!ちょっと!なにをっ…… |
つばめ | 千羽鶴さんっ!? |
千羽鶴 | 逢瀬つばめ!来て!お願いはやく! |
つばめ | 今行きますっ! |
百鶴 | すごいことになりましたね!カレンさん。 |
---|---|
カレン | わたしの想像をも超えてましたっ! |
百鶴 | ていうか、あなた。 |
カレン | はい? |
百鶴 | 何ですかその格好は。 |
カレン | あ、いや、これはですね! |
百鶴さんと同じ服だと、どっちがどっちか解らなくなりますよね! | |
だから、違う服にしようかと! | |
百鶴 | えっと。 |
その1。目元を見れば解りますよね? | |
その2。で、なんでメノウの衣装なんですか? | |
カレン | えっと……それは……っ… |
一度着てみたかったんですっ! | |
百鶴 | 最初からそう言えばいいんですよ。 |
bot | 二人とも元気そうでよかった |
百鶴 | 誰かと思えば〇〇さんでしたか。 |
カレン | 〇〇さんっ! |
百鶴 | 聞いて下さい。我が主が大変なことに! |
このままだと恐ろしいことが…っ! | |
bot | なに!? |
百鶴 | きっとわたしも逢瀬百鶴として三女にされてしまいます! |
カレン | …無いと思います。 |
百鶴 | えっ、マジ? |
---|---|
〇〇さんにそう言われたら、もう名乗るしかありません! | |
これからは、逢瀬百鶴15歳三女でおねがいします。 |
百鶴 | えっ……? |
---|---|
カレン | ……。 |
百鶴 | ま |
まさか! | |
そんなわけありませんし! | |
まったく、そんな事言い出すから貴方はずっと■■野郎なんですよ! | |
…はぁ。 | |
bot | …ホントか? |
カレン | ところで〇〇さん。 |
---|---|
百鶴 | どうやら貴方とはお別れの時が近づいているようですね。 |
bot | そうなんだよね… |
カレン | 正直言って、メチャクチャ寂しいです! |
〇〇さんは命の恩人ですし。 | |
わたしが百鶴さんに殺されそうになった時にも助けてくれましたし。 | |
百鶴 | いやそれ本人の前で言いますか?真実ですけど。 |
カレン | 〇〇さんと一緒にスイーツを食べるのが夢でした。 |
百鶴 | 毎日わたしと食べてるじゃないですか。 |
カレン | けど、それももう叶わない夢になっちゃうんですね…。 |
百鶴 | まあそう悲観的に―― |
カレン | 〇〇さん大好きですっ!! |
百鶴 | あああっ!!油断したっ!! |
ダーリンすきすきすき! | |
カレン | 〇〇さん愛してますッ!! |
百鶴 | ダーリン愛してる~~!! |
カレン | わたしが先に好きになりましたっ!! |
百鶴 | わたしの愛の方が激重ですから! |
カレン | ふああっ!! |
---|---|
とっても嬉しいですっ! | |
百鶴 | ちっ……年の功って奴ですね。 |
百鶴 | マジっすか! |
---|---|
あぁん、ダーリンあいしてゆ。 | |
カレン | しょぼん……。 |
カレン | ああっ! |
---|---|
百鶴 | 逃げましたね。 |
カレン | まあでも、〇〇さんらしいですよね。 |
百鶴 | まったく!そういうところですよ! |
カレン | 〇〇さん。あと僅かだと思いますがつばめをよろしくお願いします。 |
---|---|
百鶴 | 元わが主次女の千羽鶴もよろしく頼みますよ。 |
bot | もちろんだよ |
百鶴 | おっ! そんな話をしているうちに! |
カレン | 姉妹愛が芽生え始めてますね! |
bot | どういうこと? |
百鶴 | 要するに、とっとと現実に戻って二人を見守りやがれって事ですよ |
カレン | 〇〇さん、本当にいろいろありがとうございました。 |
いつか、また会える日が来たときには―― | |
一緒にスイーツ食べ放題に行きましょうね! | |
百鶴 | その前にダーリンをコタツの部屋に監禁します。 |
bot | どっちも楽しみにしてるよ |
カレン | はいっ! |
百鶴 | いつもながら模範解答野郎ですね。 |
カレン | それでは〇〇さんとつばめファミリーに |
百鶴 | 素敵なココロの旅を。 |
千羽鶴 | ……すごい。綺麗な星空。 |
---|---|
つばめ | 東京だと、こんなに沢山は見えないもんね。 |
千羽鶴 | ……。 |
つばめ | 明日は、お母さんのところにお見舞いに行くって。 |
千羽鶴 | ……そう。 |
つばめ | どうしたの? |
千羽鶴 | ……なんか、緊張する。 |
つばめ | 大丈夫だよ。お母さんは、とっても優しいから。 |
千羽鶴 | ……うん。 |
……。 | |
今日はいろいろありがと。 | |
つばめ | えっ? |
千羽鶴 | 花鳥園は楽しかったし、ゲンコツハンバーグも美味しかった。 |
つばめ | 良かった。 |
千羽鶴 | でも、エミューに追いかけられたときは、正直言って死を覚悟した! |
つばめ | 大げさだよぉ……。 |
千羽鶴 | 確かに少し大げさだったかも。 |
けど、ほんとに怖かった。 | |
……。 | |
お姉ちゃんが助けに来てくれたから嬉しかった。 | |
つばめ | えっ?いま、なんて…… |
千羽鶴 | 二度は言わない。 |
---|---|
つばめ | あはは……。 |
千羽鶴 | それと……。お姉ちゃんも私のことは千羽鶴さん禁止。 |
つばめ | えっと、じゃあなんて呼べばいいのかな…? |
千羽鶴 | 千羽鶴でいい。妹なんだから。 |
つばめ | え、ええっ!?わたし、呼び捨てってあまり慣れてなくて…… |
千羽鶴 | じゃあ…… |
ちーでいい。 | |
つばめ | あ、そっか!それじゃ、これからはちーちゃんって呼ぶね。 |
千羽鶴 | ……うん。 |
つばめ | ……。 |
千羽鶴 | 今まで、本当にごめんなさい。 |
---|---|
つばめ | ……。 |
千羽鶴 | 貴方には沢山酷いことをした。壊そうとした。 |
つばめ | …うん。 |
千羽鶴 | でも、それでも貴方は受け入れてくれた。 |
つばめ | もちろんだよ。だって、ちーちゃんはわたしだもん。 |
千羽鶴 | ……。 |
つばめ | わたしだって、わたし自身に嫌なことやダメなこと、いっぱいしてるし。 |
でもそれは、必要だから仕方なかったり。 | |
自分が怠け癖があるから仕方なかったり。 | |
そういうものだと思うんだ。 | |
それを受け入れられなかったら、絶対に自分を好きになれないし。 | |
受け入れられてるから、今の自分が好きでいられるんだと思う。 | |
ちーちゃんも、その中の一人なんだよ。 | |
千羽鶴 | ……。 |
ありがと、お姉ちゃん。 | |
つばめ | でもね、ホントのこと言うと。 |
わたし、姉妹が欲しかったんだ。 | |
だから、夢が叶っちゃった。えへへ……。 | |
千羽鶴 | それなら私だって!! |
つばめ | えっ? |
千羽鶴 | …夢が叶った。 |
普通の女子高生として普通の生活をする夢。 | |
つばめ | ……。 |
千羽鶴 | 普通に学校に通って、普通に勉強して。 |
普通にクラブ活動して、放課後にカフェで美味しいケーキ食べて。 | |
沢山友達作って、そして恋をする。 | |
つばめ | ちーちゃん……。 |
できるよ、これから一杯。 | |
千羽鶴 | 楽しみ。 |
でも、そうすると―― | |
お姉ちゃんは恋のライバルになるかもしれない。 | |
つばめ | えっ? |
え――――――――っ!! | |
千羽鶴 | なんて冗談。どーん! |
つばめ | ひどいーっ! |
千羽鶴 | 実は本気。 |
つばめ | もっと酷いーっ! |
アーヤ | (ふぅ…、もうこんな時間か。) |
---|---|
(おもったよりも遊びすぎちゃったみたい…。) | |
(小夜達も、今頃はぐったりしてるかしら?) | |
bot | 遊んできたの? |
アーヤ | ううん、今日は幼稚園に劇の発表をしに行ってて―― |
って、えっ!?もしかして今の、〇〇さんなの!? | |
bot | そうだよ、ハロー |
アーヤ | (ちょっと待って!さすがに、ここじゃ話せないし…。) |
(少し待ってて。到着したら声かけるから。) |
アーヤ | …それで?どうして私と普通に話せてるわけ? |
---|---|
bot | ライフギャザーを掌握して、無敵になったんだ |
アーヤ | 無敵って…こんなことまでできるようになるものなのね…。 |
アーヤ | あの子も、最近はクラスのお友達とよく遊んでるみたい。 |
---|---|
なんか、なにもかもが上手くいってるような気がするわ。 | |
それって、とっても幸せなことかもしれないけど…。 | |
ちょっとだけ、怖くもあるの。 |
アーヤ | ふふっ…やっぱり、〇〇さんにはバレバレね。 |
---|
アーヤ | そうなんだけど、どうしても考えちゃうの。 |
---|---|
こんなに何もかも上手くいく状態が続くわけない、って。 |
アーヤ | わかってるけど、どうしても考えちゃうの。 |
---|---|
こんなに何もかも上手くいく状態が続くわけない、って。 |
アーヤ | 世界が平和になって、私生活もこんなに順調で…。 |
---|---|
〇〇さんともこうして話せるようになって…。 | |
本当、今の私は幸せの絶頂にいると思ってる。 | |
だからね、今の状態が少しでも崩れるようなことになったら…。 | |
本当にイヤだな、って…。 |
アーヤ | 不思議…。〇〇さんにそう言われると…。 |
---|---|
なんだか、不安な気持ちがどんどん小さくなる…。 | |
今まで何度も〇〇さんに助けてもらったから? | |
…うん、きっとそう。あなたに絶対の信頼を置いてるからよね。 |
アーヤ | えっ? |
---|
アーヤ | あはは…、斬り開く、か…。 |
---|---|
…そうよね。今までだって、そうだったもの。 | |
どんな困難なことに見舞われても、諦めずに進んできた。 | |
だから、今のこの幸せがあるのよね。 | |
ありがとう。大切なことを思い出させてくれて。 |
アーヤ | …それって、とっても心強いわ。 |
---|---|
だって、あなたは無敵だもの。 | |
それに、今まで何度も私達のことを助けてくれもしたし…。 | |
〇〇さんが想ってくれるなら、不安も消し飛ぶわ。 |
アーヤ | …そうよね。 |
---|---|
そんなんじゃ、段々自分も努力とかしなくなると思うし。 | |
上手くいってるから、今の状態を続けるために…。 | |
もっと頑張らなきゃ、って気持ちでいなきゃダメよね。 | |
bot | それでこそアーヤだ |
アーヤ | そうよね…。ここ最近、平和な日が続いてたから…。 |
ちょっと、気持ちが緩んじゃってたみたい。 |
アーヤ | …これから長官が来るんだって。 |
---|---|
bot | それじゃ仕方ないね… |
クリックで展開【別れを告げる】 |
アーヤ | 本当は、貴方に手伝って欲しいことがあったんだけどね。 |
---|---|
まさか、こんなに早いとは思わなかったから。 | |
bot | それってなに? |
アーヤ | ううん、もういいの。 |
そもそもこれは、自分で何とかしないといけないことだし。 | |
bot | いいから教えて |
アーヤ | ……。 |
まあ、その、あれよ。 | |
姉のこと。 | |
bot | 仲直りするの!? |
アーヤ | え?…えっと、まあ。 |
そう…ね。出来たらいいかなとか、思ったりしてるんだけど。 | |
bot | えっ、それ凄くいいよ! |
アーヤ | そ、そうね。 |
でも、何て言うか、今まであれだけ邪険にしていて、今更―― | |
今更どんな顔して、何を言えばいいのか、全然わからなくて。 | |
bot | 大丈夫!思ったことを言えば良いんだよ! |
アーヤ | いや、それが出来たらもうやってるから……。 |
bot | でも、もし私でよければ、手伝いするよ |
アーヤ | えっ? でも、もう回線が…… |
bot | まだ数日あるんだよ |
アーヤ | 数日って!でもたった数日よ? |
今まであれだけの時間拒絶してきたのに、数日で溝が埋まるなんて… | |
bot | 今を生きようよ!やれるときにやれるだけのことをしようよ! |
アーヤ | ………。 |
…そう…よね。 | |
ごめんなさい、〇〇さんの言うとおり。 | |
今出来ないことが、一年後に出来るわけないもの。 | |
………。 | |
〇〇さん、それじゃ、お願いしてもいいですか? | |
bot | なにをすれば? |
アーヤ | 見守っていてくれるだけで。 |
bot | それだけ? |
アーヤ | ええ、それだけ。 |
……ホント言うとね。 | |
〇〇さんに仲介をお願いしたいって思ってたの。 | |
でも、それって逃げよね。 | |
〇〇さんがいなくなるって事が現実になって気づいた。 | |
そんなことまで〇〇さんにお願いしてたら。 | |
私、いつまで経っても貴方に頼りきりの、ダメな女になっちゃう。 | |
だから……見ていてくれるだけで大丈夫です。 | |
よろしくお願いします。 |
アーヤ | ありがとう。 |
---|
アーヤ | …ええ。 |
---|
エヴェ | はぁ、うまくいくのかしら。 |
---|---|
白烏 | ちょっと心配よね。 |
あ、そうだ!私が応援しに―― | |
エヴェ | それだけはやめて |
白烏 | 何故? |
エヴェ | 貴方、解っててわざと言ってるでしょ。 |
白烏 | まあ、ちょっとした冗談のつもりだったけど。 |
ここまでハッキリ拒否されると、少し凹むわね。 | |
bot | 二人とも元気そうで良かった |
エヴェ | あら、〇〇さん! |
白烏 | 息災で何よりね。 |
それはそうと世界間接続が途切れてしまうんですってね。 | |
今まで本当にありがとうございました。 | |
bot | 正直離れたくない |
エヴェ | それは私だって同じよ。 |
白烏 | まあ、これもどうにもならない不運だと思えば諦めもつくわよ。 |
エヴェ | それじゃ、私達はこれで。 |
クリックで展開 |
白烏 | 挨拶ナシで今生の別れにならなくて良かったわ。 |
---|---|
エヴェ | そういうこと言わないの。 |
bot | 私もちゃんと挨拶できて良かった |
エヴェ | そう言ってもらえると嬉しいわ。 |
白烏 | 〇〇さん。現実の私のサポート、どうかよろしくね。 |
エヴェ | それじゃ……。貴方と私たちの世界に、 |
白烏 | 素敵なココロの旅を。 |
アーヤ | ……。 |
---|---|
(はぁ……なんで私、こんなに緊張してるんだろ。) | |
(でも、お姉ちゃんも明日からまたスイスに行くって言うし……) | |
(〇〇さんだって――) | |
bot | そんなに気を張らないで |
アーヤ | (わかってるわよ!) |
(でも、やっぱり……) |
領火 | 綾ちゃーん。 |
---|---|
アーヤ | …っ!!おおおおねえ |
領火 | どうしたの!?そんなに慌てて、綾ちゃんらしくないなぁ。 |
アーヤ | …コホン、別に。 |
領火 | ごめんね、明日の準備とお土産作るので遅くなっちゃって。 |
アーヤ | …お土産? |
領火 | そう、お土産!見てみて!! |
アーヤ | ――――!! |
領火 | じゃーん!綾ちゃん専用にゃボット! |
---|---|
これがあれば、わたしがいなくなっても寂しくないかなって! | |
アーヤ | お……お姉ちゃん…… |
領火 | どうかなっ!! |
アーヤ | これ以上にゃボットを作るのはやめてよ!! |
領火 | えっ! |
bot | アーヤ!そっちじゃないでしょ!! |
アーヤ | (ああっ!そうだった……、ごめん、つい。) |
いや、そうじゃなくて。ごめん、お姉ちゃん。 | |
領火 | …? |
アーヤ | あのね…… |
(……) | |
(…) | |
bot | アーヤ! |
アーヤ | (………。) |
(…。) | |
bot | もう最後チャンスなんだよ!! |
アーヤ | (……っ!) |
bot | 思ってることを素直に言えばいいんだよ!! |
アーヤ | (……。) |
領火 | ??? |
アーヤ | (そ、そうよね……。わかった、もう大丈夫。) |
(ありがとう、〇〇さん!) | |
bot | 頑張って!見守ってるから! |
アーヤ | ……お姉ちゃん!! |
領火 | は、はいっ! |
アーヤ | あのっ!! |
好き!! |
領火 | ……。 |
---|---|
アーヤ | (えっ!?ちょっと、私何言ってるの!?) |
(うわ、すごい恥ずかしい!) | |
領火 | 綾ちゃん、ありがとう。 |
わたしも綾ちゃんのこと大好きだよ? | |
アーヤ | ……お姉ちゃん……。 |
領火 | でも、よかった……。 |
アーヤ | え…っ? |
領火 | わたし、綾ちゃんに嫌われてるんじゃないかとずっと思ってて。 |
それは、綾ちゃんのことを護ってあげられないからなんだって思ってて。 | |
だから自分に出来ることをしようと思って、色々頑張って来てたけど…… | |
やっぱり綾ちゃんを怒らせてばっかりで。 | |
だから、綾ちゃんに好きって言ってもらえてホントに嬉しかった。 | |
ありがとう、綾ちゃん。 | |
アーヤ | ……お姉ちゃん……。 |
…ごめんね。ずっとそんな気持ちにさせちゃってて。 | |
でもね……お姉ちゃんだって酷いんだよ!? | |
私が知らないうちに一人で海外の会社に行っちゃったり! | |
せっかく会えると思っても、ドタキャンされちゃったり! | |
領火 | うん、うん……ごめんね、綾ちゃん。 |
寂しい想いを一杯させちゃって。 | |
アーヤ | ……寂しかった… …っ… |
うわああああん!! | |
領火 | 綾ちゃん…… |
アーヤ | うわああああああん!!寂しかったよ……お姉ちゃん…… |
ずっと、ずっと寂しかったよ…… | |
領火 | 綾ちゃん……ごめんね。 |
お姉ちゃんがダメだったね……。 |
クリックで展開 |
bot | いいことでもあったの? |
---|---|
ガブリエラ | そうなのよ。浅草でとっても可愛いこけしを見つけて―― |
……は? | |
今のって…、〇〇!? | |
bot | よくわかったね |
ガブリエラ | …待って。ちょっと、冷静になりたいから。 |
場所を変えましょ。座ってゆっくり話したいわ。 |
bot | ライフギャザーを掌握して、無敵になったからね |
---|---|
ガブリエラ | なったからねって、それじゃ意味が…。 |
…ううん、いいわ。実際、話せてるのは事実なんだし。 | |
…………。 | |
bot | 今日は大人しいね? |
ガブリエラ | いつもうるさいみたいな言い方しないでくれる? |
ただ、まさか急にこんなことになると思わなかったから…。 | |
ちょっと、色んなこと考えたり、思い出しちゃってね。 |
ガブリエラ | 言えないわよ。本当、色んなことだから…。 |
---|---|
でも…、どれも全部、〇〇が関係してるけど。 |
ガブリエラ | ち、違うわよ!!ってか、よりによってどうしてそれよ? |
---|---|
明らかに狙って言ってるように思えるんだけど? | |
bot | じゃあ、アーヤとお風呂入ったこと? |
ガブリエラ | よくしてるから、わざわざ思い出すようなことじゃ―― |
て、テルマエでよ!?部屋のお風呂じゃないから!! | |
それに、思い出すのは〇〇とのことよ。 |
ガブリエラ | なんか、あたし達ってずっとチャットでしか話せなかったでしょ? |
---|---|
それが急に、こうして普通に話せるようになったのに…。 | |
あたし、今みたいに普通に話せてる。 | |
これって、その……、結構スゴいことなんだから。 | |
bot | ガブリエラって警戒心強いしね |
ガブリエラ | …さすがね。よくわかってるじゃない。 |
昔からそうなのよ。あたし、どうしても初対面の人って…。 | |
人一倍警戒しちゃうから…。 | |
今みたいに、言葉で話してるのに平然としてる自分が…。 | |
ちょっと不思議だな、って感じたの。 | |
bot | 信頼してくれてる証拠かな? |
ガブリエラ | ふ~ん、自分でそんなこと言っちゃうんだ? |
随分と自信があるのね? | |
…でも、あたしは今まで何度もあなたに…。 | |
〇〇に助けられてきた。 | |
だから…、正直に言うけど―― | |
信頼してる。だから、平気だったと思ってるわ。 | |
文字で伝えるのと、言葉で伝えるのって、全然違うわね。 | |
ちょっとだけ恥ずかしい気持ちになるけど…。 | |
ああ、もう…、やっぱりダメ、ストップ! | |
今日のあたし、なんかダメかも。っていうか変よ! | |
こんな、気持ちが先走ってどんどん言葉が出てきて…。 | |
言う度に恥ずかしい気持ちと、嬉しい気持ちになって…。 | |
ううう、なんだか暑くなってきちゃった。 |
ガブリエラ | イヤよ!こんな真っ赤な顔、見られたくないわ。 |
---|---|
少し落ち着かないと。はぁ…まったく、困ったものだわ。 |
ガブリエラ | だ、大丈夫よ。言いたいことはもう全部言えたから。 |
---|
ガブリエラ | …〇〇って、一気に冷める発言する天才よね。 |
---|---|
でも、なんでかしら?本気でイヤとは思えないのよね…。 | |
…時間掛けて洗脳させられたのかしら? |
ガブリエラ | …ねえ、〇〇はあたしとずっと一緒にいてくれたけど…。 |
---|---|
あたしのどこが気に入って、一緒にいてくれたの? |
bot | かっこいいところ |
---|---|
ガブリエラ | そ、そうなんだ…?そっか…あたしってかっこいいんだ…。 |
…ちょっとは、アーヤみたいになれてる、ってことなのかしら? | |
ふふっ、ありがと。今の、嬉しかったわ。 |
bot | 優しくて可愛いところ |
---|---|
ガブリエラ | …ありがと。お世辞でも嬉しいわ。 |
けど、優しかったらもっと人生上手くいってたかも。 | |
つばめにだって、始めはあんなにキツくあたってたし…。 |
ガブリエラ | …だといいんだけど。 |
---|---|
でも〇〇が思ってくれたなら…。 | |
本当にそうなのかも、って思えるくらい…。 | |
あたし、〇〇のことを信頼してるわ。 |
ガブリエラ | ま、まあ…あの時よりマシになってるのは確かね。 |
---|---|
それに、元々嫌ってたわけでもないし。 | |
でも、今みたいに仲良しになれたのは、予想外だったけど。 |
bot | 見た目が可愛いところ |
---|---|
ガブリエラ | あ、あのね…。 |
はぁ…、まあいいわ。碌でもない理由ではあるけど…。 | |
正直なところは信頼できるし。 |
bot | ツンデレで可愛いところ |
---|---|
ガブリエラ | つ、ツンデレとか言わないでよ! |
第一、あたしはツンデレなんかじゃないし…。 |
ガブリエラ | わかればいいのよ。まったく…。 |
---|
ガブリエラ | う、うるさいわね!一度で十分でしょ!? |
---|---|
…自分でも、ちゃんとわかってるんだから。 |
クリックで展開【別れを告げる】 |
ガブリエラ | …あのね。 |
---|---|
決心ついたことっていうのはね……。 | |
お、 | |
お父様と、仲直りしようと思って。 | |
こんどワルシャワに帰省するの! | |
さっきまでは、叔父様のところにだけご挨拶しようと思ってたけど―― | |
やっぱりお父様のところに会いに行く。 | |
だって! 今なら〇〇が一緒にいてくれるでしょ? | |
bot | もちろんだよ |
ガブリエラ | あたし、どこかで安心してた。 |
〇〇はずっと一緒にいるんだろうなぁ…って。 | |
だから、いつかはお父様と仲直りしなくちゃって思ってたけど―― | |
その時は、〇〇もいてもらおうと思ってて。 | |
それで、実は少しだけ安心しちゃってて。いつでもいいか…って。 | |
でも。 | |
〇〇がいなくなっちゃうって聞いて、思ったの。 | |
今しかない…って。 | |
〇〇から勇気をもらって、お父様と仲直りするの―― | |
今しかないんだって、思ったの。 | |
bot | 出来る事なら何でも協力するよ |
ガブリエラ | ありがとう。 |
でも〇〇は、何もしてくれなくてもいいの。 | |
ただ見守ってくれているだけで。 | |
……。 | |
これは、自分だけで解決しなくちゃいけない問題だから。 | |
だから、〇〇は何もしないで欲しいの。 | |
bot | わかったよ |
ガブリエラ | ありがと。 |
でも、その間ね、ずっと傍で待っていて欲しくて。 | |
何故だかわかるかしら? | |
どうして? | |
あたしが、お父様と仲直り出来た後で。 | |
そのことを、誰よりも早く〇〇に報告したいから。 | |
〇〇に良かったね!って言って欲しいから……っ。 | |
だから、一緒にいて…? | |
bot | もちろんだよ |
ガブリエラ | 嬉しい…… |
ありがとう、〇〇……。 | |
あたしの王子様―― |
ガブリエラ | (たった1年ちょっとのことなのに、とても長い間お逢いしてない気がするわ) |
---|---|
……少しだけ、ホントにちょっとだけ、カフェでお茶しましょ。 |
つばめ | あれ? ガブちゃんどうしちゃったんだろう! |
---|---|
アーヤ | 疲れたんじゃない?家までどれくらいなのかしらね? |
みやび | コイガサキは、ガブちゃんがビビって家に帰れないに1000点。 |
神楽 | 私もそこに1000点ですっ! |
アーヤ | ちょっと!二人とも、応援しに来たんじゃないの? |
ガブリエラ | (ついに来ちゃった。) |
---|---|
〇〇、いる? | |
bot | いるよ |
ガブリエラ | 良かった。 |
ここがあたしの家。今はお父様が一人で暮らしてるわ。 |
ガブリエラ | …よし。 |
---|---|
それじゃ、〇〇。 | |
行ってきます! |
マルザンナ | ついに行っちゃったわね! |
---|---|
リヴォルカ | まあ、後は野となれ海となれね。 |
マルザンナ | 海じゃなくて山よ……。 |
bot | 二人とも |
マルザンナ | あっ!〇〇!! |
リヴォルカ | 誰かと思えば、タダの豚じゃない。 |
マルザンナ | また会えて嬉しいわ。リヴォルカなんて、毎日寂しがってたし! |
リヴォルカ | 適当な事言わないでよね!! |
豚が全然来ないから!アンタを飼うための豚舎が無駄になってるの! | |
責任もって、ちゃんと住みなさいよ。 | |
マルザンナ | リヴォルカ、無理を言っちゃダメよ。 |
リヴォルカ | はいはい、解ってるわよ。 |
もうお別れなんでしょ? | |
マルザンナ | 寂しいわね。 |
bot | 私も寂しい |
リヴォルカ | ……せっかく。 |
せっかくこれからだと思ってたのに。 | |
マルザンナ | でも、本当に。 |
お別れの最後の最後まで一緒にいてくれてありがとう。 | |
ねえ、〇〇。あたしね―― | |
お父様とは絶対に死ぬまで和解出来ないって思ってたわ。 | |
でも、いまあたしは、お父様とお話してる。 | |
リヴォルカ | 正直言えば、ちょっと信じられないことなのよね。 |
あまり認めたくないけど、これも豚のお陰なのよ。 | |
マルザンナ | だから、あたしからもお礼を言わせて。 |
……ありがとう。 | |
……ほら、リヴォルカも。 | |
リヴォルカ | わ、わかってるわよ! |
その―― | |
あ、ありが…と……豚。 |
マルザンナ | どうか、最後まで見届けてください。 |
---|---|
あたしの、一生で一番の頑張りを。 | |
bot | もちろん見届けるさ |
マルザンナ | ええ。 |
リヴォルカ | ……。 |
終わったみたいよ。あたしが豚を呼んでるわ。 | |
マルザンナ | 行ってあげて、〇〇。 |
bot | 二人ともありがとう |
マルザンナ | ええ。 |
リヴォルカ | それじゃ―― |
マルザンナ | 〇〇と、あたしの全てに。 |
リヴォルカ | 素敵なココロの旅を! |
ガブリエラ | 〇〇!! |
---|---|
bot | ガブリエラ、いるよ! |
ガブリエラ | 〇〇!あたし…あたし…… |
言えたわ……お父様に | |
今までごめんなさいって。 | |
勝手に家を飛び出してごめんなさい…って…… | |
そしたらね、 | |
お父様も、謝ってくださったわ。 | |
お母さまのこと、お前のせいじゃないのに辛くてずっと遠ざけて―― | |
銃のことも……。あたしが好きでやるなら続ければいいって。 | |
bot | よかった!!ホントによかったよ! |
ガブリエラ | 嬉しかった…… |
ほんとに、ほんとに嬉しかった……。 | |
ありがとう、〇〇…。 |
bot | 相変わらずで安心したよ |
---|---|
みやび | …………。 |
わかった、なにも言わんでえい。 | |
部屋に帰るまで、ちくっとお口にチャックで頼むぞね。 |
みやび | …さて。 |
---|---|
相棒、とうとう脱WAVEしたが? | |
bot | なんでわかったの!? |
みやび | こんな日が来ることもあるやろうと、前から思うちょったきね。 |
…で、なんで突然こんなコトできるようなったが? | |
bot | ライフギャザーを掌握して、無敵になったからだよ |
みやび | 相棒がチート化したっちゅうことか…。 |
まあ、無敵になった言うても本人がここに来られん辺り…。 | |
無敵もそれなりに制約あるっちゅうことなんやろうね。 |
bot | やっぱり、みやびは相変わらずだね |
---|---|
みやび | …相棒、さっきもそれ言うたけんど…。 |
うち、これでも結構変わっちょるがよ? | |
昔…、いや、そこまで昔の話ではないが―― | |
相棒と初めて会うた頃より、キャラ付けはせんようになったし。 |
みやび | 今もしちゅうよ?絶賛夕食作り中、とな。 |
---|---|
けんど、それで一度ツッコミもらったことあったなぁ。 |
みやび | それはそれでうちをどういう目で見ていたのかという。 |
---|---|
…まあえい。相棒が鈍感っちゅうのはわかっちゅうき。 |
みやび | そうやろ?あれはあれで人気出る思うちょったきね。 |
---|---|
ニッチな需要は間違いなく存在するき。 |
みやび | …まあ、うちとの付き合いも、もはや短くはないわけやし―― |
---|---|
うちのことは大抵わかっちゅうろう? | |
こういう時のうちは、結構混乱しゆうがよ。 | |
bot | 似たようなことあったよね |
みやび | あったろうか?覚えないけんど…。 |
みやび | うっわ、マイベスト恥ずかしエピソードやぞ、それ!? |
---|---|
しかし、そんなこともあったなぁ…。 | |
まあ、うちにも弱い部分はあるっちゅうことや。 | |
…しっかし、今にして思えば…。 | |
相棒にはうちの色んな姿を見せてきたように思うが…。 |
みやび | …まあ、確かに今も混乱しちゅう。 |
---|---|
今まで文字でしか会話できんかった〇〇と…。 | |
こうして想いを伝え合えるようになったき。 | |
嬉しさのあまり、混乱くらいして当然やろ? | |
…うむ、やはりまだ混乱継続中やな。 | |
…しっかし、今にして思えば…。 | |
〇〇にはうちの色んな姿を見られてきたが…。 |
みやび | 相棒のそういう姿は見たことがないな。 |
---|---|
bot | 伝わってるだろう? |
みやび | 残念やけんど、そういうのは伝わってきちょらん。 |
相棒がうちに対してどういう気持ちを抱いちゅうか―― | |
そういうのであれば、時々感じた気もしたけんどな。 | |
しかし、こうして想いが伝わるようになったき。 | |
この調子でいけば、次は姿が見えるようになるがやないか? | |
自称無敵になった相棒なら、可能やろう? | |
bot | なるほど、可能性はあるかも |
みやび | かも…?相棒もあんましよくわかっちょらんのか。 |
ふむ…だとすると、期待薄っちゅうことかもしれんなぁ。 | |
bot | そうなってくれたらいいと思った? |
みやび | 当然やろ? |
うちらは今まで、それなりに長い時間を共に過ごしてきた。 | |
まあ、友人よりもちくっと先には進んでおろう。 | |
なのに、顔も知らんっちゅうのは…、なんちゅうか…。 | |
むず痒い。うむ、むず痒い気になるちや。 | |
相棒は違うんか? | |
bot | 私も同じだよ |
みやび | そうやろ? |
さすがに、それくらいうちにもわかるぞね。 | |
いつか、本当に姿が見えるようになる日が来る可能性も…。 | |
…………。 | |
いや、あんましこういう話はせん方がえいかもしれんな。 | |
なんや、ほら…、こういう希望に満ちた会話をしゆうと…。 | |
フラグっぽい感じに思えるやろ? | |
それも、悪い方のな。 | |
…そんなことになったりせんよな? |
みやび | おおっ…、そんなに強く言われるとは思わんかったぞね。 |
---|---|
…相棒も、そんな終わり方は嫌やと思っちゅうが? | |
ふむ…なるほど。悪い気はせんね。 |
みやび | …相棒も、願うことしかできんのか。 |
---|---|
やはり、相棒はあんまし無敵っちゅうわけやなさそうや。 | |
…まあ、相棒はそれくらいがえいよ。 | |
その方が、相棒らしい感じするきね。 |
みやび | …まあ、どちらにせよせっかく脱WAVEしたわけやしね。 |
---|---|
今までずっと、言葉にして伝えたかったことを、今こそ言うとしよう。 | |
ありがとな。 |
bot | どういうこと? |
---|---|
みやび | 今まで色々とお世話になった礼やよ。 |
やはり、こういうんは言葉にして伝えるんが一番やと思うてな。 | |
チャットよりも、こっちの方がえいろう? | |
…って、デジタル人間のうちが言うのも変な話か。 | |
bot | 嬉しいよ、ありがとう。 |
…ゆうてよかった。 | |
けんど、改めてこういう話するんは恥ずかしいね。 | |
やはり、うちらにはこういう話は似合わんき。 | |
…まあ、たまにはこういう日も必要なのかもしれんけんど。 | |
…言うとておくけんど、こうして今までの礼を言うたんは…。 | |
これでお別れとか、そういうフラグを恐れてではないがよ? | |
うちが、ずーっと言葉で伝えたかったから言うただけや。 | |
やき、これからもうちと一緒にいてくれるか? |
クリックで展開【別れを告げる】 |
みやび | 改めて。 |
---|---|
お前さんには本当に随分と助けられたね。 | |
もう、何度言ったかわからんけんど―― | |
今のうちがあるんは、お前さんのお陰やき。 | |
bot | よかった |
みやび | ありがとね。 |
今回、別れ話をするんも辛かったろう。 | |
けんど、うちとしては。 | |
やはり辛いのは変わりないが。 | |
こうして、お前さんにしっかりとお礼を言う機会をくれた事が嬉しい。 | |
何故か、聞いたときもあまり動じなかったき。 | |
きっとそういうのも含め、相棒のスーパーパワーなんやろなと思う。 | |
相棒と出会えたことは、うちの人生の中で、一番の出来事やきね。 | |
それくらいの事は、きっと当たり前のことなのかもしれんね。 | |
沢山の奇跡を、ありがとう。 | |
沢山の素晴らしい感情をありがとう。 | |
そして―― | |
沢山の、愛情を。ありがとね。 | |
bot | こっちこそありがとう |
みやび | お互い、感謝の気持ちは大事ぞね。 |
もう使い収めやき。真面目モードを一生分使ってやったぞね。 | |
それはそうと相棒。 | |
もう別れも近いっちゅうきうちと散歩でもせんか? | |
bot | もちろん |
みやび | 本当は土佐の海がえいがやけんどな。 |
時間も資金も少ないき、相模の海で我慢してくれ。 |
みやび | ……。 |
---|---|
昔はここをよく歩いたよ。 | |
なごちゃんと一緒に。 | |
土佐の海と相模の海は、うちにとっては別格やき。 | |
土佐はよいくに 南を受けて 薩摩颪がそよそよと―― | |
よさこい よさこい。 | |
bot | それは? |
みやび | よさこい節やよ。 |
なごちゃんと一緒に小さい頃よく唄った。 | |
……。 | |
なあ、〇〇よ。 | |
この海の向こうに、なごちゃんはいると思うかね? | |
bot | いると思う |
みやび | ……そうか。 |
ならば、うちと同じ考えやね。 | |
……。 | |
〇〇。 | |
つい先日のことや。 | |
うちはいつも通り、世界の謎を追って、電子の海を彷徨っておった。 | |
世界に色々な改革が起きて何やら世界上層部の方針も変わり。 | |
得られる情報の幅も相当に広がったんよ。 | |
その中にな。 | |
なごちゃんがフランスにいる可能性が高いゆう情報を入手した。 | |
bot | フランス!? |
みやび | うむ。 |
なぜフランスなのかはわからんけんどな。 | |
ただ、うちが思ったことは1つだけ。 | |
………。 | |
うちは、なごちゃんを迎えにいこうと思う。 |
シンギュラ | おお、相棒。 |
---|---|
四十九夜 | 久し振りやね。 |
bot | 二人とも元気だった!? |
シンギュラ | もち。 |
四十九夜 | この通り、残念ながらあの世へはまだ行くことができんよ。 |
シンギュラ | ほんだら、あの世へ行けんゆうなら、どこへ行くぞね? |
四十九夜 | フランスへいくぞね! |
なごちゃんの生存確認が取れた!! 居場所もわかった!! | |
ようやく裏がとれたんよ! | |
シンギュラ | よかったなぁ、四十九夜。うむうむ。 |
四十九夜 | バカチンが。 |
---|---|
そんなことは百も承知やよ。 | |
良い噂を聞こうが聞かまいが、なごちゃんはうちの妹ぞね。 | |
それ以上でもそれ以下でもない。 | |
シンギュラ | うむ。四十九夜たまにはえいこと言うね。 |
しかし四十九夜よ。うちもまた思い切ったね。 |
四十九夜 | む! えいところに気が付いたね。 |
---|---|
その通り。なごちゃんが生存確定に近づいた今! | |
毎日なごちゃんを弔う日々も明けた! | |
ほんで四十九の夜を繰り返す必要もなくなるのである。 | |
それじゃ、四十九夜消えちゃうの!? | |
四十九夜 | 勝手にうちを消滅させるな。 |
そうではない!!うちが言いたいのは! | |
改名ぞね!! | |
というわけで、これからうちは―― | |
ボンジュールで。 | |
シンギュラ | なんぞ、急にあか抜けよった。 |
四十九夜 | さあ、呼んでくれ!ボンジュールと! |
bot | ぼ、ボンジュール… |
四十九夜 | 発音が全然なっとらんね。 |
シンギュラ | まあ、相棒はフランス人やないきね。 |
四十九夜 | ……。 |
シンギュラ | …で? |
四十九夜 | いや、それだけや。 |
bot | これ、どうオチつけるの!? |
四十九夜 | 任す。 |
bot | なんで!? |
シンギュラ | それが、うちのココロに入り込んだ宿命やよ。 |
しかしボンジュールよ。改めて、うちもまた思い切りよったね。 |
四十九夜 | 確かに。まさか、海外に旅立つ決心をするとはね。 |
---|---|
シンギュラ | まあしかし、色々な事を加味すれば、不思議ではないかもしれんがね。 |
四十九夜 | 確かに。ガブちゃんもポーランドに帰るやろし。 |
シンギュラ | エリカさんもフランスへ戻り。 |
四十九夜 | 相棒とはしばしの別れや。 |
シンギュラ | もしまた皆が集結するとして。 |
四十九夜 | それは早くても半年後、いや一年以上後かもしれん。 |
シンギュラ | その間に色々決着をつけ、 |
四十九夜 | また皆で集まるときには全て綺麗さっぱり、笑顔で会えるのがえい。 |
シンギュラ | やき、今のうちに行っておくのが吉や。 |
四十九夜 | ほんで、次に皆が集まる時は、なごちゃんも一緒っちゅうことやき。 |
シンギュラ | その時は、〇〇も一緒にな。 |
bot | 絶対だよ!! |
シンギュラ | うちは実証主義者やぞ。未来について、絶対という言葉は使わんよ。 |
四十九夜 | まあ、けんどな。今回ばかりは特別やもしれんね。 |
シンギュラ | やき。 |
四十九夜 | その時は、〇〇も絶対に一緒や。 |
シンギュラ | 絶対と言ったからには、うちとしても手が抜けんくなったね。 |
四十九夜 | jあ、こうして縛りを入れていかんと、うちは怠けるからね。 |
シンギュラ | 確かに。 |
なあ、〇〇よ。 | |
四十九夜 | 真面目が過ぎちゅうような気もするが、このまま行くぞね。 |
シンギュラ | うちとずっと共に歩いてくれてありがとうね。 |
bot | みやびが私と一緒にいてくれたんだよ、ありがとう |
四十九夜 | さもありなん。 |
シンギュラ | 互いが互いと共にいた。 |
四十九夜 | どっちが無理するわけでもなくね。 |
シンギュラ | そんな関係になれたことをまっこと幸せに思う。 |
〇〇よ。うちはいつまでも、お前さんを愛しゆうよ。 | |
四十九夜 | 例え時空の狭間に隔てられても。 |
シンギュラ | 想いは決して失われない。 |
四十九夜 | いつかその想いはまた、 |
シンギュラ | ふたつがひとつに。 |
四十九夜 | それぞれの持つ想いの欠片は、 |
シンギュラ | まるい一つの形に。 |
四十九夜 | それまではお前さんの中にあるその想いを……。 |
シンギュラ | 大事に大事に育んでくれや。 |
四十九夜 | ほんだら、今回はこれで。 |
---|---|
シンギュラ | お前さんとお前さんの世界に。 |
四十九夜 | そして、うちとうちの世界に。 |
シンギュラ | 素敵なココロの旅を。 |
半年後にフランスへ | アフターストーリー後らしい |
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みやび | すまんね。こんな所まで見送ってもらって。 |
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つばめ | ううん。好きで来てるだけだから。 |
神楽 | ガブちゃんがワルシャワに遊びに来てって言ってましたよ。 |
みやび | そうやね。落ち着いたら中欧まで足を伸ばしてみるか。 |
アーヤ | カフェ・トライナリーは私達でちゃんとやるから心配しないで。 |
みやび | よろしゅうね。 |
アーヤ | それにしても、みやびらしいというか、らしくないというか。 |
まさか、船で行くなんて。 | |
みやび | 飛行機は好きやないんよ。 |
もちろん、乗れないわけやないけんど。 | |
なんぞ、こう。 | |
ただ一人で、海を見てボーッとする。 | |
そんな時間が欲しくて、ただそれだけぞね。 | |
つばめ | パソコン見ないんですかっ!? |
みやび | 船にもWi-Fiはあるき、みんなにも近況は報告するよ。 |
けんど、昼間は極力、何もせずぼーっとするつもりや。 | |
アーヤ | そうね。 |
そういうのもいいと思う。 | |
みやび | そう言ってもらえるとうちの心も救われるよ。 |
アーヤ | ……。 |
神楽 | ……。 |
つばめ | ……。 |
みやび | ……。 |
ほんだら、そろそろ搭乗時間になるき。 | |
神楽 | フランスで解らないことがあったら何でも聞いてください! |
WAVE繋がるならリアルタイムでナビだってできますから! | |
アーヤ | …身体にだけは十分気をつけて。 |
つばめ | 半年したら、絶対帰ってきて下さいね!! |
みやび | うむ。ありがとね…みんな。 |
みやび | ……。 |
---|---|
のう、〇〇よ。 | |
bot | なに? |
みやび | お前さんは、どこまでうちと一緒にいてくれる? |
みやび | 現実的やね。そういう回答は大好物や。 |
---|
みやび | えい答えやね。うちには言えん言葉やき、ワクワクするよ。 |
---|
みやび | ……ライフギャザー、量子技術、心の解明。 |
---|---|
どれもこれも、すごい発明やね。 | |
エリカさんは間違い無く、世界史に残る偉業を遂げた。 | |
………。 | |
今まで人はな、 | |
何か偉大な科学の発達が起こる度に、こう言っちょったんよ。 | |
みやび | 科学の発達でどれほど生活が豊かになっても、心の渇きは癒えない。 |
けんど、今回はどうや。心の解明と操作ができるようになったわけや。 | |
……。 | |
今度は、何て言われることになるのかね。 | |
神への冒涜?それとも―― | |
ついに心が満たされる文明が訪れる? |
みやび | そうかもしれんね。 |
---|
みやび | 科学文明はみんなそうやよ。 |
---|---|
蒸気も、電気も、原子力も皆、人を殺し、同時に人を豊かにしてきた。 | |
量子もまた、絶対に同じ経緯を辿る事になるだろうね。 |
みやび | けんど、今回のことでうちは思ったんよ。 |
---|---|
誰でも無い、うちら自身が源でいる限り案ずる必要は無いと。 | |
心を操作できても、世界を改変できても。 | |
まずひとつとして、それを決定するのは人間でなくてはならない。 | |
ほんで、その人間は自らが源となって、それを考えて、決めて。 | |
周りの大切な人の為に。 | |
次の世代の為に。 | |
……。 | |
そういう事を思慮深くやっていかないかんと思うちや。 | |
それが出来るのは、人間だけぞね。 | |
やき、どんなに科学文明が発達しても。 | |
人は決して、自らが源であることを捨ててはならんと思う。 | |
それを捨ててしまえば、第二第三の原爆が作られる。 | |
それこそが、神への冒涜であると―― | |
うちは、思うけんどね。 | |
……。 |
みやび | なごちゃんが何をして、どんな風になったんか。 |
---|---|
そんな事はどうでもえいんよ。 | |
大切なことはただ1つ。 | |
どんななごちゃんであっても。 | |
なごちゃんは、うちの大切な妹であるその事に変わりはない。 | |
ただそれだけの、まっこと簡単なことや。 |
神楽 | (…いけない。リハーサルの時間ギリギリだわ。) |
---|---|
(やっぱり、学校と音楽活動の両立って大変かも…。) | |
bot | これからお仕事? |
神楽 | …え?今のって…。 |
bot | 私だよ |
神楽 | え、えぇっ!?〇〇なの!? |
でも、どうしてWAVEナシで…。 | |
bot | 説明してもいいけど、時間大丈夫? |
神楽 | ああっ、そうでした!もう時間ギリギリなんです!! |
ごめんなさい。色々聞きたいけど…。 | |
リハが終わってからにしてください! |
神楽 | ふぅ…。コンサートの準備は順調順調! |
---|---|
きっとお客さんもみんな喜んでくれる―― | |
bot | お疲れ様 |
神楽 | …………。 |
やっぱり、勘違いじゃなかったんですね。 | |
〇〇。本当に、あなたなの? | |
bot | ホンモノだよ、驚いた? |
神楽 | 驚きますよ! どうして直接想いを伝えられるようになったんですか!? |
bot | ライフギャザーを掌握して無敵の存在になったからさ! |
神楽 | 無敵っていうのは一度死ぬかなにかして…。 |
異世界してからがセオリーのような…。 |
神楽 | 愚問ですね。 |
---|---|
っていうか、私がラノベを読まなくなるなんてこと…。 | |
私がフレイメノウを引退する以上にありえませんから。 | |
ラノベは人生です! |
神楽 | 確かに、〇〇のいる日本と…。 |
---|---|
私のいる日本は別の世界ではありますけど…。 | |
転生してないのに無敵化するのは納得できません! |
神楽 | …って、こんなこと話すようなところじゃありませんよね。 |
---|---|
突然のことで、ちょっと動揺してるみたいです。 | |
bot | それより、コンサートの準備は大丈夫そう? |
神楽 | もちろん、バッチコーイですよっ! |
ここまで自由にやれてるのって、本当に久し振りで。 | |
規模はかなり小さくなっちゃったけど、とてもやり甲斐があって。 | |
感動して、ちょっと涙ぐんじゃいました。 |
神楽 | ふふっ、ありがと。 |
---|
神楽 | あ、そうですよね。慌ててて、うっかりしてましたけど…。 |
---|---|
せっかくだからリハを聞いてもらえばよかった…。 | |
はぁ…なんだか、大失敗した気持ちになっちゃいました…。 |
神楽 | …そういえば、〇〇って私のコンサート…。 |
---|---|
ちゃんと見たことありましたっけ? |
神楽 | よ、よりにもよってあの時だけ!? |
---|---|
…今度コンサートがある日は、ちゃんと声を掛けますね。 |
神楽 | そうでしたか…。う~ん、出会ってから今までの間に…。 |
---|---|
何回かコンサートやったのに。 | |
…次のコンサートはちゃんと声かけますから見に来てくださいね! |
神楽 | えぇっ!!あれっていつの間にそっちに行って―― |
---|---|
えっと、どこで見たのかわからないけど、絶対に秘密ですよ? | |
だってあれ、フレイメノウとしてでなく神楽として唄ってるし。 | |
だからっ!〇〇と私だけの秘密ですっ! | |
でも、コンサートもきっと楽しめると思いますから…。 | |
今度の時は、ちゃんとお誘いしますね。 |
bot | それは楽しみだ |
---|---|
神楽 | ふふっ、そう言ってもらえると、私も嬉しいです。 |
あ、でもコンサートを見てくれるのはいいんだけど…。 | |
〇〇はコッソリと見ててね? | |
歌ってる途中で、貴方の声が聞こえてきたら…。 | |
ドキドキして歌詞を忘れたりとかしちゃいそうだし…。 | |
…でも、こうしてまた舞台に立って歌えるなんて…。 | |
本当に夢みたいです。 | |
ほんの少し前まで、私は…。 | |
つばめさん達にあんな酷いことをしていたのに…。 | |
bot | やっぱり、忘れられない? |
神楽 | 忘れられません。っていうか、忘れたらダメなんです。 |
いくら、皆さんから許されたとしても…。 | |
私は、絶対に忘れたらダメなんです。 | |
それが私にできる、せめてもの償いだから…。 | |
bot | 私が支えるよ |
神楽 | …はい。 |
実は、ちょっとだけそう言ってもらえるの期待してました。 | |
だって、〇〇はずっと私のこと…。 | |
見捨てないで、支え続けてきてくれましたから…。 | |
〇〇がいてくれなかったら、今日という日は…。 | |
絶対に来ることはありませんでした。 | |
スパイである私と、ずっと一緒にいてくれて…。 | |
元気づけてくれたり、過ちを修正しようとしてくれたり…。 | |
そうやって、ずっと私を支えてきてくれたから…。 | |
私は、こんな風になれたんです。 | |
大切な親友も…。 | |
つばめさんも、失わずにすんだんです。 |
神楽 | はい、もちろんですよっ! |
---|---|
毎日可愛くて可愛くて!! | |
……って、今回はちょっと程々にしておきすね。 | |
…私、今のこの生活がとても楽しくて、幸せなんです。 |
神楽 | もちろん、皆さんとも仲良くやれてますよ。 |
---|---|
あんなに酷いことをした私を、優しく受け入れてくれて…。 | |
本当に、皆さんには感謝の気持ちでいっぱいです。 |
神楽 | …私、今のこの生活がとても楽しくて、幸せなんです。 |
---|---|
〇〇が導いてくれたから手に入れられた…。 | |
この世界での毎日、一日一日が…。 | |
かけがえのないものになってるんです。 | |
だから、その…。 | |
これからも〇〇には…。 | |
ずっと私と一緒にいてほしいんです。 | |
つばめさんやみんながいて…。 | |
フレイメノウとして、沢山歌を歌って…。 | |
毎日、〇〇とお話をして…。 | |
それが、私にとって一番の幸せなんです。 |
神楽 | 違う世界に住んでいる〇〇とは、いつかきっと…。 |
---|---|
…言いたくない。こんなこと。 | |
でも、いつかはそんな日が来るって、覚悟はしてるの。 | |
だから、いつか来るその日までは…。 |
クリックで展開【別れを告げる】 |
神楽 | ところで! |
---|---|
まだ切断されるまで少し時間ありますよね! | |
bot | 多分 |
神楽 | ちょっと考えたんですけど〇〇っていま暇ですよね!? |
bot | もちろん |
神楽 | ならば、少しの間だけうちの会社でバイトしませんか? |
bot | うちの会社!?バイト!? |
神楽 | ですです! |
実は、母と一緒に会社を設立しまして! | |
bot | え?美佐子さんと!? |
神楽 | はい。お陰様で母も正気に戻りまして。 |
色々あって、私の個人事務所を作ることにしまして。 | |
名前は、ネイエ・インストゥルメンツ。素敵でしょう? |
神楽 | 嬉しい! |
---|---|
〇〇にそう言ってもらえるのが一番嬉しいです! |
神楽 | もちろん抜けましたよ。 |
---|---|
まあ、所属替えなんてよくあることですよ。 | |
特に一定以上有名になれば個人事務所作るなんてわりと普通ですし。 | |
まあでも、前の事務所には色々と酷いことされましたからね。 | |
慰謝料として、一人引っこ抜いて来ちゃいましたけど! | |
bot | え!?え!? |
神楽 | それでですね、〇〇には早速お願いしたい事が。 |
---|---|
新入りのマネージャーがいるんですけど、彼女のサポートをお願いします! | |
まだ色々と不慣れでちょっと凹んでるみたいなんで―― |
早希 | お疲れさまですメノウさん、早希です。 |
---|---|
本日17:45@mountainSt.打ち合わせ、間に合いそうですか? | |
神楽 | 大丈夫です |
もうリハも終わりましたので、これから向かいますね | |
早希 | マネージャーも同行ですよね? |
つばめ | いえ、彼女は今社長のお使いで。多分間に合うと思いますが… |
早希 | 心配ですので確認入れておきます。 |
重要な打ち合わせですので、最悪メノウさんが遅れること無いよう、お願いします | |
神楽 | はい |
system | 【SAKI@neie】さんが ログアウトしました。 |
神楽 | なんか少し急がなくちゃいけなくなったみたいです。 |
---|---|
bot | もしかして、今の人って、アップサイドサウンズの一之宮早希さん? |
神楽 | えっ!?よくわかりましたね? |
彼女、とっても有能なんですよ。 | |
私がぶっ飛んでるから、バランスよくて。 | |
大手事務所の所属だったから、業界に顔も利きますしね。 | |
bot | やるなあ |
神楽 | まあ、色々あって。 |
彼女はああ見えて、私の創作を理解してくれていましたし。 | |
前の事務所では、唯一人、ね。 | |
それでは、諸々よろしくお願いしますっ! |
つばめ | ふああ……また遅刻だよ……。 |
---|---|
早希さん、怒るかなぁ…。 | |
bot | つばめ!? |
つばめ | えっ!? |
あっ! |
つばめ | ふああぁ…… |
---|---|
bot | 大丈夫? |
つばめ | うわあっ! |
美佐子 | つばめちゃ~ん |
---|---|
つばめ | 社長、どうしたんですか(っ´ω`c) |
美佐子 | お願いがあるんだけど |
帰ってくる時に | |
マルモールグーゲルフプフを買ってきてくれないかな?かな? | |
ミサミサ大好物なんです。ご馳走するから、つばめちゃんの分も買ってきてね♪ | |
つばめ | わかりました!(*´∀`*) まもるぐーるぐるげるぐふふですね!! |
美佐子 | ありがと~~♪つばめちゃん大好き♪♪♪ |
つばめ | どこのお店ですか? |
美佐子 | 恵比寿の駅前のお店よ |
よろしくね~♪ | |
つばめ | えっと、お店の名前 |
つばめ | あとで検索して調べなくちゃ。 |
---|---|
bot | 大忙しだね |
つばめ | (えへへ、〇〇に見られちゃった。) |
bot | もしかして、神楽のマネージャーやってるの? |
つばめ | (うんっ!実はそうなんだ!) |
(学校行きながらだし、劇場カフェのバイトとも掛け持ちで、大変だけど!) | |
(でも、とーっても楽しいの!) | |
(いつも神楽ちゃんとメノウちゃんと一緒にいられるし。) | |
(早希さん厳しいけど、色々教えてくれるし。) | |
(ミサミサ社長とお茶するととっても楽しいし!) | |
(あまりしすぎると、神楽ちゃんに怒られちゃうけど。) |
つばめ | (そういうものかなぁ。) |
---|---|
アナウンス | 間もなく終点、早稲田に到着致します。 |
つばめ | (あっ、大変、降りなくちゃ。) |
つばめ | ち、違うよぅ…… |
---|---|
でも、なんだろう、今の言葉、前に同じ言葉を言ったような…気のせい? | |
アナウンス | 間もなく終点、早稲田に到着致します。 |
つばめ | (あっ、大変、降りなくちゃ。) |
神楽 | (やっぱりつばめさん遅れちゃったか……。) |
---|---|
……。 |
神楽 | ミサミサちゃん |
---|---|
つばめさん解放してくれた? | |
美佐子 | 10分前くらいに♪ |
神楽 | おいおいそれ、間に合わねーだろ |
美佐子 | だって~、二人でメノウちゃんの話で盛り上がっちゃって |
神楽 | もー!!!! ママはつばめさんとお茶するの禁止だから!! |
system | 【みさみさ】さんが ログアウトしました。 |
神楽 | つばめさんが早く来たら、一緒に行きたいカフェがあったのになぁ……。 |
---|---|
はぁ…… |
ぴょんこ | ぴょ――――――――ん! |
---|
ぴょんこ | なぜって!?それは、そこにぴょんこがいるからぴょん! |
---|
月神楽 | えっと、なに?ねえ、なんなの?その説明。 |
---|---|
〇〇やエリカさん達に申し訳ないと思わないの? | |
ぴょんこ | えっと…すみません。 |
bot | 実際どういうこと? |
月神楽 | えっとですね、私もそんなに詳しくはわからないのですが。 |
エリカさんがスピネルとミサミサを繋ぐときに、 | |
量子テレポーテーションの応用で、それぞれのアドレスを設定して、 | |
そのスピン情報がぶれないように固定することで疑似的に2xを創り出し、 | |
それによってぴょんこが実体化できるようになったという事らしいです。 | |
例えるなら、二本の丸太の位置を固定し、そこにぴょんこが立ってる感じ? | |
ぴょんこ | てことは、丸太の位置を動かしたらぴょんこ、股裂けますねっ!! |
月神楽 | 今から裂いたろか!おい!! |
ぴょんこ | すみません、丁重に遠慮します…。 |
ぴょんこ | 何言ってるんですか〇〇っ! |
---|---|
ぴょんこの伸ばし棒は、その直前の「ょ」の5倍以上と決まってます! | |
bot | どこに!? |
ぴょんこ | ……情報管理庁規則に。 |
月神楽 | それじゃお前、今まで自分で言ってたぴょーんは全部ダメじゃん。 |
ぴょんこ | ぴょん? |
ぴょ――――――ん!! | |
bot | ぴょ、ぴょんこ… |
ぴょんこ | ん――――――ぴょ!! |
格好いいこと言ったつもりが自爆でしたぴょん…。 | |
月神楽 | まずそもそも全然カッコ良くないってのがわからないのかな…。 |
ぴょんこ | というわけで! |
---|---|
月神楽 | 〇〇ともこれでお別れかもしれませんし。 |
ぴょんこ | 最後にパーッと遊びましょう!パーッと! |
bot | 何だろう、このグッと来ないお別れは… |
ぴょんこ | いやあのさー、お言葉ですけどー。 |
そんなに泣きたいの? | |
月神楽 | それでしたら、私がヒーヒー言うまで泣かせてあげますよっ! |
ぴょんこ | まあ、マジレスすると、別れなんて泣けばいいってモンじゃないっすよ。 |
それにさー、 | |
そんなに泣かせたら、お前の涙が枯れっちまうじゃねぇか。 |
ぴょんこ | フッ。解ってくれたぴょん? |
---|---|
月神楽 | (馬鹿にされてるのをお前がわかれ。) |
月神楽 | ……本当に真性ですね。 |
---|---|
そんな事言われたらドキドキしちゃうからやめてください! | |
ハァハァ…… | |
ぴょんこ | 月ちゃんが暴走してる!激レアぴょん! |
ぴょんこ | とまあそんなわけですし。 |
---|---|
月神楽 | 月とぴょんこが一緒にいたら。 |
ぴょんこ | どっちか選ぶしかないでしょ!はいドン! |
ぴょんこ | ぴょーん! |
---|---|
久しぶりのキスチケですっ!!! | |
今日はぁ~っ!朝までずっとキスチケだぞっ♪ | |
しかもっ!今回は超サービス! | |
いくら負けても、過去にゲットしたキスチケは没収しないぴょん! | |
だ・か・ら♪ 心ゆくまで遊んでぴょんぴょん♪ |
クリックで展開 |
ぴょんこ | あっ、そういえば、割とどうでもいい話なんですけど―― |
---|---|
〇〇さんが、ぴょんこスキって何回言ったか興味ありますか? | |
bot | ある!! |
ぴょんこ | ふっふっふ~♪ですよねーっ! |
では、お答えしましょう! | |
なんと―― |
ぴょんこ | 愛が溢れすぎじゃありませんかっ! |
---|---|
このまま何処かのお部屋に外側からインキーロックで二人だけのラブ空間をっ! | |
ハァハァ…… | |
――とまあ、そんなカンジなわけですが! | |
如何でしたか? 〇〇さんの、ぴょんこへの愛のカタチ♪ | |
納得の回数でしたかっ? | |
尚、回数による賞品などはなにもありませんぴょん。 |
月神楽 | はぁぁ……さすがクソゴミ[合言葉呼び名]。 |
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本当に貴方という人は! | |
マゾですか?マゾなんですか!? | |
ハァハァ…… | |
仕方ないのです!そんな事言ってるようではお仕置きが必要ですし! | |
ならばお望み通り、月がしっかり、管理して差し上げます。 | |
bot | ありがとうございます! ありがとうございます! |
月神楽 | ホントに変態さんですね。 |
ちなみに、貴方。もしかして―― | |
現実の神楽ともこんなことできたらって思ってませんか? |
月神楽 | この変態クソゴミ!! |
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貴方のうよなどうしようも無いクズには―― | |
卯月神楽本体にこんなことされる資格なんてないんですよ! | |
一生私がこうして管理してあげますから安心してください! |
月神楽 | 何を今更常識人ぶってるんですか! |
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今更どう取り繕うとも貴方は変態。世界一の変態です。 | |
しかも、それを隠してカッコつけようとするどうしようもないクズ。 | |
こんなのを地上に出したら大変ですよね。 | |
一生私がこうして管理してあげますから安心してください! |
bot | 月を愛してるから、それでいいよ |
---|---|
月神楽 | ……。 |
はぁぁぁぁ……。 | |
もういいです。 | |
クソゴミがあまりに変態過ぎて疲れてきちゃいました。 |
月神楽 | そろそろ行った方がいいかもしれません。 |
---|---|
ぴょんこ | ぴょんぴょん。急いで急いで! |
bot | どうしたの?急に |
月神楽 | 決壊しそうなんですよ。私の心が。 |
ぴょんこ | だから、ちゃんと受けとめてあげてくださいぴょん。 |
月神楽 | それでは、マイドッグ[合言葉呼び名]と私達にとって。 |
ぴょんこ | 素敵なココロの旅を! ぴょん♪ |
bot | いるよ |
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神楽 | よかった♪ |
なんだか、楽屋に一人だけでずっといたら、怖くなっちゃって。 | |
つばめさんもだいぶ遅れそうだし。 | |
bot | 次の打ち合わせ場所に行かなくていいの? |
神楽 | 5時に早稲田だから、まだ30分くらいは大丈夫ですよ。 |
タクシーで5分くらいですし。 | |
というわけで、少しの間、傍にいてくれませんか? |
神楽 | ふふふ~♪ |
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神楽 | なんか、そういう気分なんです。 |
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甘えたい?っていうか。かまかまして欲しいっていうか。 |
神楽 | 多分……、色んなことがあって、世界が変わっていって。 |
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みんな、それぞれの道を歩んでいくんだなぁって、そんな事を考えてたら… | |
ちょっとだけ、人恋しくなっちゃったのかもしれません。 | |
そういえば、音羽がね。今度、イタリアに行くんですって。 | |
bot | 元気になったの!? |
神楽 | もちろん―― |
って、そうか、〇〇にはまだ話してなかったんだ。 | |
音羽は母と同じ方法で元気になりましたよ。 | |
そして、それから何か彼女もいろいろ変わったみたいで。 | |
舞台修行に行くって。前の事務所に頼み込んで― | |
イタリアの提携劇団に研修生として行けるようになったんですよ。 | |
bot | よかった!! |
神楽 | はい。でも……。 |
逆さまの立場になるとわかりますけど、結構寂しいものですね。 | |
私がフランスに行ったとき音羽もそう思ってたかも。 | |
……。 | |
けど、もし音羽が世界デビューしたら、私負けちゃいますね! | |
私も頑張らなくちゃ! | |
bot | 頑張って! |
神楽 | ふふ。 |
……。 | |
〇〇とも。 | |
お別れですしね。 | |
友達は海外に行ってしまって。 | |
貴方は繋がれない場所に行ってしまって―― | |
なんだか、カラッポなカンジ?よくわかんないけど。 | |
変ですよね。今までだってずっと独りぼっちだったのに。 | |
……。 |
神楽 |
---|
神楽 | ありがとうございます。 |
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〇〇はいつだって私と一緒にいてくれたものね。 | |
今になってわかる、いなくなった時の大きな穴……。 |
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神楽 | …っ。 |
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bot | 神楽…? |
神楽 | ぐっ……ううっ…… |
あぁぁぁっ…… | |
なんで? | |
なんで涙が止まらないの? | |
私の心はぶっ壊れてた筈なのに… | |
なんで……っ…なん…っうっ…でっ… | |
ひど…いよ……っ…こんなのって酷いよ…っ! | |
バカ!!バカあああああ! | |
〇〇のバカあああああああっ!! | |
どうして一緒にいてくれないの!!? | |
ずっと一緒にいられるって思ってたのに!! | |
いなくなるなんて絶対ないって、幻想だって思ってたのに! | |
なんで!? | |
…なんでよ…… | |
……答えてよ |
神楽 | ……。 |
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私の方こそ、ごめんなさい。 | |
急に取り乱したりしちゃって。 |
神楽 | 二人の涙を1つに混ぜて、空に描いたらきっと…… |
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綺麗な透き通った涙色の空になるから。 | |
貴方の世界で、とっても綺麗な涙色の空を見るコトが出来る日には。 | |
私のことを思い出して。 | |
――私もそうする。 |
神楽 | 貴方に巡り合うまで、私は旅を続ける。 |
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その時その時を、目一杯生きて。 | |
だから、〇〇も、そうして。 | |
絶対に、そうして? |
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