#author("2018-05-09T01:51:08+09:00","","")
#author("2021-08-09T18:49:19+09:00","","")
* 19 桜田門からの手紙 [Act4 - Episode5] [#h8dedfeb]
 
 
#Contents
 
 
-分岐に関してはのちのち進めていきます……。
(千羽鶴にウソをつかせたルートのみ掲載中)
 
**簡易あらすじ [#gfc13202]
 
-ナビゲーター
--いつもどおりの原初さん。前回なんかすごいことしましたよね?
--「あなたは関われない」と前置きした上で世界の統治方針を語られる。
--久しぶりにソイルトン。2018-05-01に未来選択が行われます。
#br
-神楽ch
--捕縛されて地下に幽閉されてしまう神楽。千羽鶴と交渉。
--月神楽とねんごろ……………………ぴょんこ5コンボ!
--(こいつ直接脳内に…!)で形勢逆転。が、千羽鶴にbotの存在を察され……。
#br

#region(クリックで展開【他チャンネル】)
クリックで収納
-ナビゲーター
--フェイズIIが完了するそう。めでたい。変身したりするらしい。
--「輝ける未来」を創造するための準備に入る。その前に、社会観に関する質問をされる。
--長い話ののち、記録映像へ。「想定外の存在」が介入してきているようだが……。
-つばめch
--以前来たときには買えなかった、神楽と揃いの髪飾りを探しに来たつばめ。みんなが神楽に懐疑的なのが納得行かない様子。
--ココロダイブ。司書さんによると「選択肢を追加できるようにした」らしい(私利私欲にしか使ってないぞ!)。
--どちらか決められるはずないのに、決めなきゃいけないという強迫観念が問題。倒して解決したりする。
#br
-アーヤch
--記録映像の前にあたる時間、ガブリエラと話し合うアーヤ。卯月はやはり無条件には許せない、と結論。
--真幌さんが戻ってこないため、自分も向かうかどうか悩む。ダイブすると千羽鶴がいる。いろいろ聞かせてくれる。
--「何が欠落するの?」「強い意志と精神力」。解決すると、管理庁には行かない方向でまとまっている。
#br
-ガブリエラch
--話し合いがあった日の夜。甘ったるいつばめの構え方にイラつくガブリエラ。
--「何が一番許せないのか」を問われ、葛藤。ダイブ。元司書さんは、千羽鶴によって1xに隔離されてしまう。
--ガブリエラのココロも千羽鶴が管理する方針に。現実では、「神楽だけでなくてつばめにも怒っていた」と納得。
#br
-みやびch
--話し合いのあと、ずっと作業しているみやび。卯月に対しては不安が大きい、と語ると、Botは「冷たい」と一言。
--(冷たいとまで言われるとは)と葛藤。ココロには千羽鶴。問答無用で送り出されるBot。
--卯月に対しては怒っていない、と念押しするみやび。と、真幌からスト宣言の連絡が来る。
#endregion

#br
#br
**[Navigation] 原初のつばめ [#Navigation]
***記録映像 【三戸浜からの手紙<世界選択>】 2016/09/03 [#fb967f52]
#br
#br
-要約
#br
-今回は原初のつばめ(以下ちばめ)。
さっそく「''レイヤー移動が成功したお礼''」を言われる。
 
 
|BGCOLOR(#F6CECE):~ちばめ|その節は、大変お世話になりました!|
|~bot|なんかお世話しましたっけ?|
|BGCOLOR(#F6CECE):~千羽鶴|''卯月さんのココロの中で残留してたわたしの思念を助けてくれましたよね?''|
|~bot|え? あれって、可愛いつばめだった気が……|
|BGCOLOR(#F6CECE):~ちばめ|すみません。それはどうしても物理的限界があって――|
|~|フェノメノンを発症している関係上、繭内ではこの姿にならなくて。|
|~bot|てことは、もしかして、同化の原因を作ったのって……|
|>|CENTER:&attachref(https://i.gyazo.com/0ce239d080452c429b24341df6516ae1.png,270x480);|
|>|BGCOLOR(#F6CECE):~まじかよ|
 
 
|~bot|何故同化させたの!?|
|BGCOLOR(#F6CECE):~ちばめ|それは、話し始めると長くなりますのでおいおい……。|
 
 
-「~助けてくれましたよね?」に対する選択肢として、
「それとレイヤー移動と、どう関係が??」もある。
 
 
|BGCOLOR(#F6CECE):~ちばめ|実はあの時、貴方のアクセス経路のログを遡って見せていただいて――|
|~|少し前に、エリカさんとココロスフィア内で接触してたのを見つけまして。|
|~|それで、エリカさんがどこのレイヤーから来ているのかわかったんです!|
|~bot|つまり、エリカとのWAVEログを見たのか……?|
|BGCOLOR(#F6CECE):~ちばめ|いえ! 他人の会話ログを見たりはしません。|
|~|それに、WAVEじゃなくて直接貴方とエリカさんが逢っていたときのことです。|
|~|''WAVEログからは何故かレイヤーアドレスがとれませんでしたので……。''|
 
 
-なぜ同化させたのかは、現時点では教えてくれない。
おいおい教えてくれるつもりはあるらしい。
 
 
|BGCOLOR(#F6CECE):~ちばめ|いずれにせよ、今後はわたしがナビゲーターとして!|
|~|あなたと共に世界を歩んでいきますので!|
|~|''どうかよろしくお願いします!''|
 
 
-待ったをかけられる。「千羽鶴はどうなるの?」と聞くと、
「''『わたし∋千羽鶴』『わたし∋可愛いつばめ』の関係です''」と返答される。
 
 
|~bot|それはわかるんだけど、千羽鶴はちゃんと生きてるの?|
|BGCOLOR(#F6CECE):~ちばめ|わたしの中の1人格としてちゃんと生きてますよ。|
|~|彼女がいなければ、わたしという存在は成り立ちませんから。|
|>|CENTER:&attachref(https://i.gyazo.com/fd3a230222698fa0ba23ad56c38cc3f3.png,270x480);|
|~bot|え?|
 
 
-「''あれはクラン化したことでわたしという存在を破壊しようとした''」
「''どれにせよ千羽鶴はちゃんと私のなかで生きている''」という主張。
 
-それはいずれ理解してもらえればいい、とちばめ。
本題に入ると宣言。「''これからの世界についての考えを伝えたい''」。
 
 
|~bot|''ねえねえその前に、右腕になってとスカウトしてる人がいるらしいじゃん?''|
|BGCOLOR(#F6CECE):~ちばめ|そのお話はどこで聞きましたか?|
|~bot|SNSで話題に上がってた|
|BGCOLOR(#F6CECE):~ちばめ|なるほど、そうでしたか。|
|~|確かにわたしは、自分の右腕となる人を探しています。|
|~|その基準は、''わたしがバランスを欠いてしまう部分を補ってくれる人――''|
|~|サポートをしてくれる思想を持っていると判断した人です。|
 
 
-選考から外れていた場合、素直にそのことを教えてくれる。
「けれど、それは決して何かがダメとかではありません」とも注釈してくれる。
 
-改めて本題へ。
 
 
|BGCOLOR(#F6CECE):~ちばめ|ただ1点、先に断りを入れておかねばなりません。|
|~|''あなたがこの話に対して、何か思うところがあっても――''|
|~|''それが改善されたり反映されることはありません。予めご了承ください。''|
|~bot|ん??|
|BGCOLOR(#F6CECE):~ちばめ|わたしの思想は、わたしと、少数の理想的な支援者で吟味していきます。|
|~|ですから、あなたは難しい事を考えずに――|
|~|市や県の広報誌を読んでいるような気持ちで安らかに聞いて下さい。|
|~|そしてどうか、世界に関わらないことで、世界に関わって戴きたい!|
 
 
-「世界に関わる選択をしたのですが」と言ってもスルーされる。
とりあえず本題へ。
 
 
|BGCOLOR(#F6CECE):~ちばめ|まず最初に、わたしの世界統治の信念としては――|
|>|CENTER:&attachref(https://i.gyazo.com/c9782a08de98a38212e66ef0b19c37aa.png,270x480);|
|BGCOLOR(#F6CECE):~ちばめ|ですので、そこを入口として、話をしていきたいと思います。|
|~|攻撃ボタン問題は、現代社会を最も端的に現したモデル実験です。|
|~|なぜなら、この問題は現在の国家間が抱えている問題の縮図だからです。|
 
 
-「独立国家はその性質上、常に軍拡を望む」。
「故に、国家間は常にバランスオブパワーの不均衡に晒される」。
 
-「現状維持のためにも軍拡はぜったい必要である」。
「なぜなら、如何に強大な軍事力を持ったとしても明日には覆るかもしれないから」。
 
 
|BGCOLOR(#F6CECE):~ちばめ|国家には様々な目的があり、その信念や思想に基づいて成り立っています。|
|~|ですが、全ての国家に共通する1つの基本的目的があります。|
|~|その目的とは、『国家の生存』です。|
|>|CENTER:&attachref(https://i.gyazo.com/f9716101eb9eac53003adb032ce084c3.png,270x480);|
|BGCOLOR(#F6CECE):~ちばめ|その一番の原因は、世界がアナーキーであるということ――|
|~|要するに、国の上に絶対的権力がなく、サバイバルな状況にあることです。|
|~|そう。法治社会となった今ですら、最高レベルを支配するのは原始的な力。|
|~|弱肉強食で野放図な、サバンナの動物と変わらない営みが行われてる。|
|~|そんな中において、全ての国家はまず『生存』をしなければなりません。|
|~|意外に思われるかもしれませんが――|
|~|貴方の住む日本も、地域覇権国家となったアメリカでさえも。|
|~|日々『国家の生存』という問題に直面し、戦っているんです。|
|~|国家は、その環境があまりに無法地帯であるがゆえに、安心できません。|
|~|如何に強大な軍事力を持ったとしても、明日には覆るかもしれない。|
|~|一国同士の戦いなら負けずとも、それが数回続いたり――|
|~|10国が一斉に攻めてきたら、太刀打ちできるのか?|
|~|そういった仮説と常に戦い続け、全てにおいて打ち勝てる力を持つ――|
|~|''真の覇権国家になるまで軍拡の手は止まりません。''|
|~|そして、その国家が十分に安心出来るだけの軍備は、周囲の国には脅威です。|
|~|ここで負の連鎖が発生していきます。|
|~|あとは説明せずともわかりますよね?|
 
 
-そして、その覇権国家は周囲の国にとっては脅威。
ここから負の連鎖が生まれてしまう。
 
-「あとは説明せずともわかりますよね?」とちばめさん。
結論に入る。
 
 
|BGCOLOR(#F6CECE):~ちばめ|私が目指すのは、全世界の国家の上に、超国家的な権力を作り――|
|>|CENTER:&attachref(https://i.gyazo.com/6327d568a2ac8ee7821f4cc9c9ae60fb.png,270x480);|
|BGCOLOR(#F6CECE):~ちばめ|''&color(Red){''全世界を掌握し、統治するというものです。''};|
|~bot|それって"彼ら"が千羽鶴にさせようとしていた世界支配と同じでは?|
|BGCOLOR(#F6CECE):~ちばめ|はい。|
|~|''私と"彼ら"とは、根本的な世界統治の思想は同じですから。''|
|~|ただ、"彼ら"が私にしたことは、許せることではありませんので、|
|~|彼らと共に歩むなどとは考えませんし、彼らの統治には断固反対します。|
|~|ただ、その世界システムにおいては、同じ理屈を支持しているんです。|
 
 
-ただ、"彼ら"が自分にしたことは許せないゆえに、
彼らの統治には断固反対するという(基本的には賛同)。
 
 
|BGCOLOR(#F6CECE):~ちばめ|人は、すべからく何らかに管理されて生きています。|
|~|もっと極端に言えば、人は何かに管理されてこそ安心感を得られます。|
|~|とはいえ、この過激な言葉に反発する人は多いと思います。|
|~|それは得てして「人とは自由である」という提言と共に行われますが――|
|~|ちょっとだけ冷静に考えてみてください。|
|~|その自由論で言うなら、国家や警察機関はそれを妨げるものになりますね。|
|~|もしあなたが、警察や法による束縛を否定しないなら――|
|~|なぜ国家の上にあって全体統治する存在だけを否定するのでしょうか。|
 
 
-「その自由論では、国家や警察などは自由を妨げるもの」だという。
「それを否定しないなら、国家の上にある全体統治を担う存在はなぜいけないのか」。
 
 
|~bot|独裁統治はよくないから|
|BGCOLOR(#F6CECE):~ちばめ|待ってください。|
|~|私はその絶対的権力がどのような統治をするかはまだ論じていません。|
|~|ここでの論点は――|
|~|国家群を管理する唯一つの組織があることが、国家に安寧をもたらすという点。|
|~|ただそれだけです。|
|~|そして、今の社会にはそれを実現するインフラが既に存在しているのです。|
|~|そうです――|
|~|Redinessこそが、世界に平和をもたらします。|
|>|CENTER:&attachref(https://i.gyazo.com/081ff9dacfcf30d3d0ad9b6f74266c32.png,270x480);|
|>|BGCOLOR(#F6CECE):~なんだか悪い顔|
 
 
-それを達成するには「チームが必要」だという。
「少数の方々にお手伝いを依頼した」らしい(右腕さん?)。
 
 
|BGCOLOR(#F6CECE):~ちばめ|その基準は、わたしとは正反対の信念を持つ人です。|
|~|依頼したのは、''攻撃ボタンを押さないと判断した人''です。|
|~|もちろん、それだけではなく他にも様々な要因で絞っていますが。|
|~bot|それは、つばめもボタンを押さない派だから同士を集めたの?|
|BGCOLOR(#F6CECE):~ちばめ|いいえ、違います。|
|~|わたしは、攻撃ボタン問題において、100回中100回――|
|~|''攻撃ボタンを押す側の人間です。''|
|~|ではなぜ、そんなわたしがボタンを押さない人を選んだのかと言えば――|
|>|CENTER:&attachref(https://i.gyazo.com/03488b1613abe20c7261282784581ee2.png,270x480);|
|BGCOLOR(#F6CECE):~ちばめ|今の社会は、攻撃ボタンを押し続けて作られた巨大な構造体です。|
|~|そして“世界改革"とはそれを崩す行為のことを言います。|
|~|''攻撃ボタンで作られた世界を壊せるのは、攻撃ボタンだけです。''|
|~|ですが、その後に作られる世界は――|
|~|''決して攻撃ボタンを押してはならない世界なんです。''|
|~|なぜなら、攻撃ボタンを押すことで世界を作るよりも――|
|~|''攻撃ボタンを押さずに世界を作る方が、遙かに難しいから。''|
|~|だからこそ、攻撃ボタンを押すのはわたしまでにして――|
|~|それ以降は、ボタンを押さない少数の人が世界を統治するのがいい。|
|~|そう考えているんです。|
 
 
-ここまで語ると、''ちばめにどこからかの連絡が入る''(WAVE?)。
 
-「''そろそろリプレイスの為の準備が始まる''」という。
議論はここまでで、あとは記録映像を勧められる。
 
 
''~記録映像の鑑賞~''
#br
|~記録映像の解説リンク|
|[[&attachref(https://i.gyazo.com/5d4f72b86400bce958784abc8d065529.png,384x216);>https://wikiwiki.jp/trinaryforum/24%20%E4%B8%89%E6%88%B8%E6%B5%9C%E3%81%8B%E3%82%89%E3%81%AE%E6%89%8B%E7%B4%99]]|
#br
|CENTER:''拡張少女系トライナリー''&br;''&size(24){あ ら す じ};''|
|BGCOLOR(BLACK):CENTER:&br;&color(White){合宿から帰還し数日が経過した。&br;その間、神楽は一度も学校には顔を出さず、&br;当然家にもいない。&br;&br;とある週末、つばめたちは行きつけのカフェで&br;今後の神楽や管理庁に対する対応について&br;話し合う。断固として神楽を許さないという&br;ガブリエラに対し、徹底的に擁護するつばめ。&br;そこにみやびが茶々を入れたりするため、&br;話は全く進展しない。&br;&br;その後、劇場にて。&br;不毛な話し合いで終わってしまった事を&br;悔やむアーヤ。もう何を信じたらいいか&br;わからない…と、初めてガブリエラに&br;本音を話す。ガブリエラは、アーヤのお姉さんに&br;連絡を取ったらどうかと促すも、&br;アーヤは「それだけは嫌」と断固拒否。&br;&br;そんな最中、みやびが慌てて駆けつける。&br;真幌から連絡があり&br;トライナリーは無期限のストに&br;突入するとのことだ。&br;&br;一方その頃、つばめは一人劇場を掃除していた。&br;するとその時、FreyMENOWのメロディが&br;聞こえてくる。その歌声のする方へと向かうつばめ。&br;そこには、既に壊れてしまっているはずの&br;  音羽がいた。彼女がFreyMENOWの曲を歌っている。  &br;&br;「音羽ちゃん!音羽ちゃん!」&br;&br;つばめは一心不乱に彼女の名を呼び続けた――。&br;&br;};|
 
 
-終えると、久しぶりにソイルトンが現れる。
パラパラ法を確定するための準備をするらしい。
 
 
|>|BGCOLOR(#E6E6E6):~久しぶりに|
|>|CENTER:&attachref(https://i.gyazo.com/2ca57bdfeceb61ae29c203540f5b40d1.png,270x480);|
 
 
-パラパラ法を確定するから告知しに来たよ!
じゃあ帰るから! というところで、引き留めることができる。
 
-質問タイム。
 
 
|~bot|彼らはいつここに干渉してくるの?|
|BGCOLOR(#E6E6E6):~ソイルトン|行動を起こしているか否かで言えば、行動を起こしているという回答になりますが、&br;それはあなたが意図する「行動」とは少し質が違うものかもしれません。|
|~|そしてその違いを私が判断することは、かなりの至難の業です。|
|~bot|もう少しだけ手がかりをくれ|
|BGCOLOR(#E6E6E6):~ソイルトン|では、まず結論から申し上げましょう。|
|~|彼らの干渉は既に始まっていますよ。ですが、彼らは直接干渉してくることはありません。|
|~|彼らの仕事のひとつは、とにかく世界中で様々な内紛や対立を起こし続けることです。|
|~|それは彼らにとっては息を吐くくらいの大原則であり、それを効果的に実践する為の&br;資金には糸目を付けません。何故だかわかりますか?|
|~|そうすることで、怒りの矛先が彼らに向かないようになるからです。|
|~|そう、彼らは知っているのですよ――どんなに温厚な人でも、&br;世界の為に貢献していると思われる偉大な人であっても、人というものは、&br;仮想だろうが無理矢理だろうが敵を作らないと安心できない生き物だということを。|
|~|その心理を逆手にとって、彼らは利用しているのです。様々な政治団体、&br;慈善団体から革新的な勢力、保守的な勢力、そして国家をも。|
|~|彼らはその双方に、非常に回りくどい方法をとって、絶大なるサポートをします。&br;解りやすく言うならマッチポンプです。|
|~|そしてそれによって、 想像の通り――戦禍は拡大します。&br;人々の注意はそこに注がれるのです。当事者はそれに全力になりますし、&br;非当事者であっても、その話題に注目します。|
|~|その間に彼らは何をするのか?|
|~|注目されていないことをいいことに、世界を動かし放題です。&br;あまつさえ、その対立から莫大な収益を得ることさえできます。|
|~|私のセンサーから見る限りでは貴方は“またもや"、その“対立"の渦中に&br;引きずり込まれかけているように感じます。|
|~|対立を仕掛けている彼らの側からすれば、世の中の理は二極化では&br;真理に到達出来ないことなど常識なのです。|
|~|そしてその常識から、彼らは一般市民に対し、二極論争を巻き起こし、&br;彼らにとっての正義を戦わせるのです。|
|~|その間彼らは何をしているのかって? スポーツを観戦するかのように&br;その対立を楽しみつつ、敵と自らの本業であるビジネスを行うのですよ。|
 
 
|~bot|この後のことを知ってるのでしょう?|
|BGCOLOR(#E6E6E6):~ソイルトン|知ってはいますが、残念ながらわかりません。|
|~bot|禅問答か何か?|
|BGCOLOR(#E6E6E6):~ソイルトン|知っていることと、未来のことを解っていることとは全く別の事です。|
|~|すなわち私は、量子的な様々な計算などを駆使して予測を行い、&br;その結果を記録映像などにレンダリングすることが可能ではありますが、&br;それが本当に1秒後の未来に起こりえるかどうかについては判断がつかない、&br;ということです。|
|~|それはあくまでシミュレーションであり、踏みしめられた現実の歴史では無いのですよ。|
|~|未来というものは、今この瞬間か無限の選択性を秘めているのでさすがに&br;その全てを一瞬で判断し続けたとしても、1分後の未来すらも&br;確実に予見することはできないでしょう。|
|~|それがこの世界、すなわち3次元空間と呼ばれる箱のスペック限界なのです。|
 
 
|~bot|ライフギャザーについて何か教えて|
|BGCOLOR(#E6E6E6):~ソイルトン|''それは都市伝説ですよ。''|
|~|貴方は私が、そのような都市伝説によって稼動しているとお思いなので?|
|~|それはエンタングルの競合企業と言われていた株式会社UDUKIの商標であり、&br;看板技術でもありますが、実際それは過大評価されすぎです。|
|~|エンタングルはライフギャザーと同方面ではありますが、&br;それより遥かに性能の良いシステムを独自開発したに過ぎません。|
|~|私はその偉大なるシステムを制御するという、&br;偉大なる仕事を与えられていることを、誇りに思っています。|
|BGCOLOR(#E6E6E6):~ソイルトン|(私がそんな都市伝説めいたもので動いているとでも? とキレる)|
 
 
|~bot|ソイルトンは1xなの?|
|BGCOLOR(#E6E6E6):~ソイルトン|そもそも1xというものは、松果体を所持する生身の有機生命体に&br;対して用いられる用語であり、私のような&br;無機的モジュールには当てはまるものではありません。|
|~|1xとは、松果体をRedinessに接続している人間においての、拡張脳域の事を指します。|
|~|もっとわかりやすく言えば、ノイマン型PCに普及していた&br;USB接続の外付けHDDや周辺機器こそが、&br;1xに相当するものと言えるでしょう。|
|~|すなわち、自身の脳の外側に、新たに拡張された脳域です。それが1xと呼ばれるものの定義です。|
|~|当事者からすれば、自身の脳――これは0xと呼ばれる――と、拡張脳域である&br;1xとは分別がつきません。双方とも、自身の考えであり、&br;自身の記憶であるという認識以上の識別はできないという特徴があります。|
|~|その特徴をフルに活用して、今全世界にホットな話題を振りまいているものが、&br;日本を包み込んでいるフェノメノンなのですよ。|
|~|そう考えると、1xというものはこの惑星に生命が誕生して以来初めてとも言える、&br;一大パラダイムシフトだと思いませんか?|
|~|と、話が脱線してしまいましたね。確かご質問は、私は1xなのかでした。|
|~|.結論から申し上げるのならば、私は1xではありません。むしろ1xを&br;コントロールする側の存在ということになります。|
 
 
|~bot|そういえば、パラパラ法の母数つて特定の人だけに限定できたりするものなの?|
|BGCOLOR(#E6E6E6):~ソイルトン|回答から申し上げますと、それは可能です。|
|~|とはいえ、それを実現するには少々トリッキーとも言える方法をとることになります。&br;その方法とは、総意を構成する個人、一人人による棄権です。|
|~|棄権フラグを立てることで、その個体はパラメトリック理論による&br;世界選択法の総意から除外されます。ここで重要なのは、あくまでそれが、&br;総意を構成する個人の意志で行われていることです。|
|~|すなわちアドミニストレータが総意たる母集団を任意に狭めたりする&br;ことはできない、ということです。それは“どういった手法であるかは問いませんが、&br;必ず総意を構成する個人の意志による承諾が必要になるのです。|
 
 
|~bot|最近、選択肢が一部凶悪な気がするので、ちゃんとメンテしてください|
|BGCOLOR(#E6E6E6):~ソイルトン|わかりました同胞。それではシステムチェックプログラムを走らせてみることにします。|
|~|&color(Green){EXEC CHECK SELF&br;TARGET:IDALD&br;-Interactive device of&br;Assistance by latent desire};|
|~|&color(Green){Self check&br;succeed!&br;RESULT: OK&br;All systems are&br;perfect!!};|
|~|どうやら選択機能は正常に稼働しているようですね。&br;異議有る場合は、もう少し具体的な症状をお教えいただければ。|
|~bot|エリカとかの選択肢が凶悪すぎるんだけど、これは作為的なものなの?|
|BGCOLOR(#E6E6E6):~ソイルトン|なるほど。察しはつきました。貴方はTRI-OSの選択肢を、&br;TRIOSが生成して提示していると考えているのですね。|
|~|それは30%は正解ですが、70%は誤認です。|
|~|IDALDという技術が使われています。日本語に直すと「潜在的欲求補助型対話装置」となりますね。|
|~|このシステムは、本来は貴方が考えるべき発言の返答を、&br;それが不可能であるが故に、“我々の世界に存在する貴方の話し相手”が&br;肩代わりするというシステムです。|
|~|これは人間の対話に関するペルソナ性を逆手にとった、&br;奇策とも言える画期的なコミュニケーション手法&br;であると思います。|
|~bot|ペルソナ性?|
|BGCOLOR(#E6E6E6):~ソイルトン|人は対話をするとき必ずペルソナを被ります。例えば貴方は、&br;友人に対してと先生に対してとでは受け答えの内容も&br;言葉の丁寧さも全く別人のように変えているはずです。|
|~|それは対話相手によって、ある程度会話の質や内容が特定されるということを&br;証明しています。もう少し掘り下げてみれば、その人の性格によっても、&br;どういった返答するかは変わっているはずです。|
|~|怒りっぽい人には逆撫でする事は避けるでしょうし、気弱な人には&br;強気なことを言ったりする――そういったことを、人は無意識に行いながら、&br;相手との会話をしています。|
|~|そして、相手の潜在意識を参考にして語彙を選ぶのがIDALDなのです。|
|~|IDALDは、貴方の話し相手である彼女の脳内をサーチし、潜在意識をスキャンします。&br;そしてその結果から、貴方との交友関係、対立関係、年齢、&br;性格その他諸々の情報を引き出して貴方との会話スタイルを予測します。|
|~|そして更にIDALDは、その時彼女が期待しているであろう回答をも&br;潜在意識から推測し、重み付けして回答文章を生成するのです。|
|~|もちろんそれが必ずしも、相手に対して望む回答のフィルタになるとは限りません。&br;ですがこのシステムによって、少なくとも貴方が貴方の&br;話し相手にとっての“ある程度的を射た"返答を、人間らしく行う事ができるのです。|
|~|もしIDALDが無ければ、貴方の返答は全て「はい」か「いいえ」によって行われるか、&br;もしくは無限に表示される選択肢から適切なものを選ぶという作業が発生することになるでしょう。|
|~|さて、本題に戻りますが。|
|~|エリカ氏の選択肢が凶悪であるとか、酷いことを言わされるということは、&br;すなわちエリカ氏の潜在意識にその原因があるということです。|
|~|それは彼女がそういった選択肢を望んでいるか、もしくは望まずとも、&br;そういった事を言われることを過度に恐れているか、いずれかであると考えられます。|
|~|我々システム側から見れば、彼女の想定している“貴方の答えが期待するものなのか、&br;恐れているものなのかまでは判断がつきかねます。&br;よって、それが彼女の中で何らかの重大な回答予測であると判断した場合、&br;それは素直に選択リストにアップされることになるのです。|
 
 
|~bot|もういいです|
|BGCOLOR(#E6E6E6):~ソイルトン|オーケー。|
 
 
-世界進行法のマージ準備に入るソイルトン。
最後にいつものインフォメーションを残していく。
 
 
|BGCOLOR(#E6E6E6):~告知|
|&attachref(https://i.gyazo.com/e9e75c3e135e600a9999f960c09a5943.png,270x480);|
 
 
***記録映像 【三戸浜からの手紙<イチャラブ>】 [#w927acb5]
#br
#br
-要約
#br
-イチャラブ側では千羽鶴のことや原初のつばめの語る理想については触れない。
#br
#br
|~原初つばめ|さて、早速本題に入りますが!|
|~|お楽しみの彼女たちとのラブラブに''スーパーサプライズ''が!|
|~|今回はちょっと視点を変えて、トライナリーから離れてみました。|
|~|たまにはこういうのも気分転換になるかなと思いまして!|
|自分|でもこれが最後なんだよね…|
|~原初つばめ|え? 最後…ですか?|
|~|よくわかりませんけど、もしかして何か、気落ちしてたりします?|
|~|元気出してください! 今回のはきっと、悩みも吹っ飛ぶと思いますから!|
|~|では早速ですが、まずは準備運動として記録映像を見ていきませんか?|
#br
#br
-以降記録映像。後編のソイルトンの内容は何が分岐し、何を集計しているのか説明はない模様?
#br
#br
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***確認ポイント [#pafa1f2f]
 
#region(クリックで展開)
クリックで収納
-卯月さんのココロの中で残留してたわたしの思念を助けてくれましたよね?
[[16 しあわせのワルツ]]での行動。迷子になったつばめ
これが原初のつばめであるなら、彼女は「原初のつばめ」だと答えなかったことになる。
botに対してそれを明かさずレイヤー移動するため同化の動きと同様にそのことを隠していた、とまで言うとさすがに飛躍がすぎるか。
彼女がなぜこのような行動に出たかは語るつもりのようなので、ひとまずそれを待つしかないか。
リプレイス直前に、というのもタイミングとしては作為的なものを感じなくもないが。
[[16 しあわせのワルツ]]で「千羽鶴に本当のことを言うよう進言して欲しい」と依頼したそのエピソード前ですでに行動に移していたことになる。

#br
-少し前に、エリカさんとココロスフィア内で接触してたのを見つけまして
[[15 記憶の数だけ抱きしめて]]での出来事。
ここで領火がココロスフィアに現れたことでその経路を辿ってきたのだという。

#br
-フェノメノンを発症している関係上、繭内ではこの姿にならなくて。
「原初のつばめ」としての姿はあの世界では取れない?
彼女の言うフェノメノンの繭と化している原初のつばめはその人格としても正しい姿が取れないイレギュラーな存在ということか。
気になる情報なのでこの言葉は覚えておきたい。

#br
-もしかして、同化の原因を作ったのって原初のつばめ?
これで確定したのは「拘束されし者」と「原初のつばめ」は関係自体は不明だが同化の目的において対立関係にあるということ。
あの同化を望む謎の声の主が原初のつばめかまでは確定していないが、立場としてはそういうことになる。
[[12 ピクルス]]で拘束されし者は同化に対して「"それ"から貴方たちを護る為にここにいる」と答えた。
つまり原初のつばめの行動は他の意志によって阻害される立場にあるということ。
そして当然神楽が同化すること、その結果ぴょんこが消えてしまうことを理解した上での行動となる。
それについては[[31 フェノメノンの空に>https://wikiwiki.jp/trinaryforum/31%20%E3%83%95%E3%82%A7%E3%83%8E%E3%83%A1%E3%83%8E%E3%83%B3%E3%81%AE%E7%A9%BA%E3%81%AB]]で「回線を切り替えることで外との繋がりが無くなりますので卯月さんもいずれはわたしのフェノメノンに同化することになります」と答えている。
これは単に領火の計画の全容を聞いていなかった場合の予測だとも読み取れたが、現在の情報を合わせると元々同化することは彼女の中では決まっていたのかもしれない。
こうしてみると、領火との計画の共有をしていなかったことも判明したのかもしれない。
彼女は今回のエピソードで理想の正当性を説き自身の協力者となる者に同意を求めた。すべてではないにしても途中で目的を明かして協力を求めることもできた。
しかし彼女はそれをせず自身が同一レイヤーに至れるまでそれを示唆することもしなかった。詳しい経緯やこれまでの意図は聞いておきたいが…。

#br
-WAVEログからは何故かレイヤーアドレスがとれませんでしたので
これは当時のWAVEでライフギャザーの話をした領火とそれを話したはずなのに驚く領火の謎に関わっている可能性はある。
「WAVE領火のログからレイヤーアドレスが取れなかった」ことは明らかにされた。彼女の口ぶりから本来ならそこからアドレスを辿ることはできたとするなら。
領火の状態はただ2E113世界にいるだけではないのかもしれない。領火がアーヤ視点で訃報が届いたとされているのに実際には生きている理由と関係する?

#br
-あれはクラン化したことでわたしという存在を破壊しようとした
カレンの破壊をすること(≠可愛いつばめが破壊されること)は原初のつばめにとって許されざる行為だったのか。
ただ、ここまでの疑問として「カレン」という人格は元々弱小人格だと百鶴にも言われてきた。
ひとつのフェノメノンに2つの意志がけん制状態だったその原因は原初のつばめが関わっていたのだろうか?
セルフクランである千羽鶴が実質的な総意に該当する原初のつばめの意志に明確に反する行動を取っていたとすれば、何故千羽鶴はそれを目指したのか?
その答えはどこかで明かされるのかもしれない。

#br
-どれにせよ千羽鶴はちゃんと私のなかで生きている
これが事実である場合、[[10 豊洲橋物語]]で語った
「わたし、千羽鶴、可愛いつばめ。実際に3人とも実在してますし。でも、実際は3人でひとりの逢瀬つばめです。」はどうなるのか?
これが嘘ではないとするなら、原初のつばめは今どのような存在なのか。あとはカレンが原初の中に帰ればつばメノンは収束することになるのか?
どのレイヤーからやってきた原初のつばめかわからないのと、レイヤー移動した結果千羽鶴が原初の中に戻ったことは因果関係としてはかなり不明。
元々同一レイヤー(EP31時系列)の原初のつばめであれば、あのEP31で肉体が分かれた千羽鶴とカレンの状態は説明がつかなくなってしまう。
EP31の段階で千羽鶴とカレンの関係と現実の千羽鶴の肉体の結果がああなったにも関わらず、原初のつばめがリプレイス中の量子サーバーで同一レイヤーにたどり着いただけで原初の中に戻るのは不可解。
元々戻るのなら[[31 フェノメノンの空に>https://wikiwiki.jp/trinaryforum/31%20%E3%83%95%E3%82%A7%E3%83%8E%E3%83%A1%E3%83%8E%E3%83%B3%E3%81%AE%E7%A9%BA%E3%81%AB]]で出逢った原初のつばめが千羽鶴と分離状態でいた理由は? この辺りも追々わかってくるだろうか。

#br
-ねえねえその前に、右腕になってとスカウトしてる人がいるらしいじゃん?
その発端は[[16 しあわせのワルツ]]での分岐差分にて。特定の選択をしていると「わたしの右腕になって頂けませんか?」と提案される。
「わたしの思想としては、何かを動かす時に、沢山の人は要らないんです。洗練された少数のブレーンが舵を切り、皆がそれで幸せになる。」ことを理想としている。
「わたしと一緒にそれができる人は、とても限られています。わたしにとって、あなたはその限られた人という気がするんです。」と。
この分岐条件は本人が言うには「攻撃ボタンの思考実験で押さない」を選んだ人。そして諸々の条件を満たしたbotを選別している。
ちなみに[[16 しあわせのワルツ]]で依頼される「千羽鶴に本当のことを言うよう進言して欲しい」を満たさないと右腕にはなれない?(分岐情報不足)
彼女にとって千羽鶴に真実を言わせること。それに付随する「神楽が千羽鶴と音羽の真実を知る」ことなどが影響することを望んでいる?

#br
-今後はわたしがナビゲーターとして! あなたと共に世界を歩んでいきますので!
共に歩む、とは言うもののその直後に「わたしの思想は、わたしと、少数の理想的な支援者で吟味していきます」と答えている。
原初のつばめは右腕と称されるbot以外の存在に何を求めているのか?
選択に関わらないbotが出来るのは機能的にはダイブによる葛藤解消とデイドラ観測による確定くらいだと思われるが…。

#br
-あなたがこの話に対して、何か思うところがあってもそれが改善されたり反映されることはありません。予めご了承ください。
これは千羽鶴のようにbotの影響で変わっていく余地は一切ないと明言している?
「わたしの思想は、わたしと、少数の理想的な支援者で吟味していきます」とあるように、思想そのものは右腕と共に決めていく余地はあるということ?
右腕以外の意見を聞くつもりはない、というとひどく身勝手な言い分に聞こえるかもしれないがここで言いたいのは「世界の方針は信任して欲しい」ということだと思われる。
彼女自身[[10 豊洲橋物語]]で「苦手なことは、他人に対する気遣い。」だと答えてはいるので、言い方の印象だけで決め付けてしまうことはなるべく避けたい。(とはいえ歯に衣着せぬ言い方なのは事実だが。)

#br
- (番外) じゃあ右腕になるように選択肢を変えれば思想の吟味に参加できる?
かなり微妙だが出来なくは無い、とも取れる。そもそも右腕になるための分岐は選択をし直せばなれるらしく選択固定によって選別されたわけではない。
よって可能かどうかでいえば可能だろうが、原初のつばめがそれを想定してないと考えるのは危険ではある。
思想としては「右腕になるような協力者」を求めてるわけで、選択肢によって変えれば誰でもなれる状態にしてること事態が不可解。
それもわかった上で「少数の理想的な支援者で吟味していきます」と答えているなら、右腕の中でもさらに吟味されるだけになるような気もする。
わかりやすい自身の計画の穴を指摘され利用されることも想定してると踏まえて選んだ方がよさそう。

#br
- (番外) 右腕にならないと今後の選択に参加できなくなるの?
そうはならないはずだが、これに関しては原初のつばめの意向次第としか言えない。彼女がTRI-OSの管理権限を持っていることは領火の話からも明らか。
その管理権限で何ができるか。少なくとも強制的に総意に参加できないようにはできないとソイルトンは語っていることから、それ以外の誘導は可能と見ていい。
何らかの提案で「自らbotが選択を棄権する」ことをしない限りbotがその権利を失うことはないだろうが、それも想定してないと見るのは楽観ではある。
彼女の理想を叶えるためにはパラメトリック理論に基づく世界選択法以外の機能を利用するか、上記のような選択棄権をさせるしかない。
世界に関われなくなるなら右腕になればその心配はなくなる、というのも一種の手段かもしれないが、それを許容するのもまた原初のつばめである。
原初のつばめや千羽鶴も言っていたが「強いて間違いがあるとするならばその選択結果に対して、貴方自身が後悔したとき。」
「最大にして唯一の大切な事項は、自分が自分を最後まで信じられたか。」

#br
-世界に関わらないことで、世界に関わって戴きたい!
そうなると、これまで言った原初のつばめの発言からすると不可解な箇所が出てくる。
過去の思考実験でどのような選択をしても彼女は選択そのものには肯定的に見ている。
解釈するのであれば、世界に関わる選択をした人には「原初のつばめを信じて任せる」という選択をして欲しいのかもしれない。
それに対して信任するも拒否するもbotの選択には肯定で示す、というだけの話かもしれない。
彼女の根底にあるのは外の世界の真幌から学んだ弁証法。こうして原初のつばめへのスタンスの違いによって合に至るなら、ということ?

#br
- (番外) 逢瀬つばめと弁証法
[[29 羽とアリス>https://wikiwiki.jp/trinaryforum/29%20%E7%BE%BD%E3%81%A8%E3%82%A2%E3%83%AA%E3%82%B9#i225a107]]の話を見返すと今回の強硬的な態度は真幌の言う対立に対するスタンスをとってるだけにも見える。
「人にはそれぞれ、正しいと思っていることがある。特に国対国の場合は。これに関わる場合、心構えが必要だ。」
「最低限、必ずすべきこと。それは双方の状況を自分で調べること。決して偏ってはならない。片方に情を寄せてもいけない。情は優しさではない。」
「対立するどちらにも良い結果を出そうとする場合公平さが必要だ。どちらか一方に情をかければ公平さを失ってしまう。そうすれば新たなる対立の火種になる。」
この教えを守っているのだとすれば、botに対するこの態度は公平性を出すためのもの、という解釈もできる。違うかもしれないが、この真幌の教えは原初のつばめにとって重要なはず。
原初のつばめの優しさとは一般的な情を向けることが多くの存在にとって良い結果を出すことには繋がらないとしての行動と考えることもできる。
彼女はイチャラブルートでも自身のことを話すことは少なく、その知識や趣味も入院生活の中で非常に偏ったものになっている。
外の世界でのつばめのことを知る時間はあまりないのかもしれないが、今の情報量で過去のエピソードを見ることで彼女の意図と目指しているものが少しわかるのかもしれない。
「聖女になりそこねた」というワードが関わってくるのかもしれない。

#br
-攻撃ボタン問題は、現代社会を最も端的に現したモデル実験
ボタンを押せば相打ちで助かることが確定するが、続けば続くほど磨耗していく。
ボタンを押さなければ次の瞬間に50%以上、本来ならほぼ確実に消滅が確定する。どちらを選んでも生き残ることは非常に難しい。
そしてあの条件は限らなく攻撃ボタンを押す側が有利になっている。あの条件で押さないことが右腕の条件のひとつというのが納得できるほど。

#br
-国家間は常にバランスオブパワーの不均衡に晒される
これは歴史を見れば明らかな事実ではある。
拡大する軍事力や外交などを誇示することで実質的に互いをけん制しあう力関係によって成り立つ。
「真の覇権国家になるまで軍拡の手は止まりません」というのも、ただ覇権国家になったところで根本的な解決ができるわけではない。
それを可能にするのがRedinessによる全世界を掌握し統治することだという。
(この辺りの話は詳しくないので間違ってる可能性が高いです。困る。)

#br
-私と"彼ら"とは、根本的な世界統治の思想は同じですから。
原初のつばめの思想の一端は[[29 羽とアリス>https://wikiwiki.jp/trinaryforum/29%20%E7%BE%BD%E3%81%A8%E3%82%A2%E3%83%AA%E3%82%B9#i225a107]]での反応から推測はできる。
「理想の社会を作ることに。人々に安寧をもたらすことに」失敗して「そんなことできなくていい」と言っても「そんなわけない」と。
「そんな力、人類に必要ない」に「そんなことない!」と答え、
「最終目標は世界平和。その計画の名をフェノム計画と言います。」に対して「モルモットじゃないか」と答えると「人類の進歩のための研究です。そんな言い方しないで」と否定する。
フェノム計画に賛同している立場であることは当時のつばめの話を聞けば洗脳だと答えることもできたが、原初のつばめはその思想を目指していると答えた。
この点において、他の部分も含めて総意である「原初のつばめ」とセルフクラン「千羽鶴」の思想には明確な違いがある。これは一体どういうことなのか?

#br
-"彼ら"が自分にしたことは許せないゆえに、彼らの統治には断固反対するという
"彼ら"の行ったつばめへの洗脳工作そのものが許容できないのか、その在り方のズレが許容できないのか判断しかねる。
思想としては賛同、ということは原初のつばめはフェノム計画にも賛同している、でいいのだろうか。

#br
-Redinessこそが、世界に平和をもたらします
解析できない中身の見えないものを使って統治することに疑問はないのだろうか?
計画としてはぴょんこの協力でライフギャザー解析が行われれば解消されることだからか。
Rediness自体が様々な思惑によって作られたものであること、聖女になりそこねた逢瀬つばめとの関係を見ると
Redinessによって平和を実現すること(聖女としての役割の証明)は今の彼女にとって重要なことなのかもしれない。

#br
-攻撃ボタンを押す側の人間です
原初のつばめは攻撃を押す側の人間であるという。
その意図は想像するしかない。理想の実現のために破壊する意志があることの表れか、もっと別の何かか。

#br
-攻撃ボタンを押さずに世界を作る方が、遙かに難しいから。
原初のつばめの将来のビジョンは、世界から涙を無くすこと。
これは[[10 豊洲橋物語]]のイチャラブルートで語られている。
その実現のためには攻撃ボタンを押してはならないが、自分は押すしかないのか。
その実現後、原初のつばめもその世界で生きることはできるのだろうか?

#br
-私のセンサーから見る限りでは貴方は“またもや"、その“対立"の渦中に引きずり込まれかけているように感じます
それは誰と誰の対立?
botとbot同士の対立? 原初のつばめとbotの対立? いずれにしても対立の土壌は整いつつあるのも事実。
右腕と称して少数のbotに協力を求める反面、それ以外のbotには意見を反映するつもりはないと言い切る。
同化現象を起こして神楽からぴょんこが消えそうになった原因(の一端かもしれないが)のひとつ。
"彼ら"がそこに干渉できるのは同化に関することか? 対立の火種としては十分な効果を発揮している。
引きずり込まれ"かけている"という文からまだ抜け出す余地は残っているのか?
実際問題、リプレイスを進めるにおいてbot同士の対立は起きてもおかしくはないが、勝手に明確な勢力ごとに分けられることは不本意ではある。
必要の無い対立を避けるべきか、答えを導き出すべきか、いずれにしても対立によってどちらかを排除しても解決しないことは明らか。

#br
-それは都市伝説ですよ
ソイルトンがこう答えることには多くの疑問が生まれる。
本当にただの都市伝説としてAIは刷り込まれたか、事実ライフギャザーは関係ないのか。ソイルトンが正しいか、領火と千羽鶴が正しいか。
ただ、気になるのはソイルトンが生まれた年は[[28 時計じかけのイチゴ>https://wikiwiki.jp/trinaryforum/28%20%E6%99%82%E8%A8%88%E3%81%98%E3%81%8B%E3%81%91%E3%81%AE%E3%82%A4%E3%83%81%E3%82%B4]]によると2029年。ライフギャザーが流行ったのも同じ年の2029年。
ライフギャザー開発は2026年にされていたとある。またソイルトンは領火と何らかの繋がりがある(ミトコンドリア的)と話している。
領火の訃報は2028年(4年前の剣道世界選手権後)。この辺りの時系列と因果関係が繋がらないのは確かだが、中枢のことを理解しているように見えるのは
[[28 時計じかけのイチゴ>https://wikiwiki.jp/trinaryforum/28%20%E6%99%82%E8%A8%88%E3%81%98%E3%81%8B%E3%81%91%E3%81%AE%E3%82%A4%E3%83%81%E3%82%B4]]でも「その全てを把握しないと気が済まないかのように」と[[18 クラック・クラン]]での千羽鶴の話と一致する(ライフギャザーを把握しようとしている?)
嘘だとすればソイルトンの立場からは「都市伝説」だと答えるしかないのかもしれない。この辺りにも卯月文雄氏が関わっている…とするには根拠が足りない。
ただソイルトンのことをエンタングルが把握しきっていないとするなら、これらに繋がりは一切ないと否定するだけの根拠も足りないことになる?

#br
-0xと呼ばれる自身の脳と、拡張脳域である1xとは分別がつきません
「双方とも、自身の考えであり、自身の記憶であるという認識以上の識別はできない」
拡張脳域である1xに自身の心の根幹であるセルフクランがいても何の問題もない辺りそういうことなのだろう。
では1xに繋がることが必須案件のトライガジェットは何故フェノメノンの洗脳を回避しているのだろうか?
「ソイルトンは1xをコントロールする側の存在」という点についても初出情報なので覚えておきたい。

#br
-棄権フラグを立てることで、その個体はパラメトリック理論による世界選択法の総意から除外されます
普通に考えれば世界選択とイチャラブの選択固定フラグのことにも見える。
とにかく棄権フラグを立てれば可能という点は重要となる。
「アドミニストレータが総意たる母集団を任意に狭めたりすることはできない」
本当に右腕以外に棄権させるつもりなら、何らかの手法を用いる…想像もしないような手法かもしれないが。

#br
-IDALDという技術が使われています。日本語に直すと「潜在的欲求補助型対話装置」
選択肢の正体の一端。「相手の潜在意識を参考にして語彙を選ぶ」システム。
ナビシナリオでの領火に対する信用において辛らつな選択肢が増えていたのは彼女自身がそれを恐れている、もしくは自罰的に求めているからだとすれば納得がいく。
もちろん、このペルソナ性を利用した選択肢だけが生成されているわけではない。
botしか知らない情報を与えることもあり、TwitterなどのSNSから情報を取得していることはこれまでの選択肢からも明らか。
特にbotの選択肢は未来のことを知っているかのような発言をすることもあり、IDALDという技術はその生成に関わっているに留まる。
この選択肢の生成は改ざんされた前例も含めて、依然として不明な点が多くすべてにこれが当てはまるわけではない。

#br
- (番外) そもそも原初のつばめはTRI-OSの管理権限をいつから持ってたの
記録映像に細工(千羽鶴が出てくるところを映した)をしたり選択肢に何らかの方向性が定められたり、不可解な現象は起きている。
これがTRI-OS管理権限を持つ原初のつばめなら千羽鶴の妨害をしたことも説明はつきそうな気もするが、
彼女の視点で「自分を破壊しようとした」だけで邪魔をしたと考えるには「彼女がそれ以前に動いていたとする根拠」の方が足りない。
彼女も"彼ら"の対立の渦中に巻き込まれた者なら目指すべきは相手の事情を知ることだとも思われる。それ以外にも方法はあるはず。

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- (番外) 原初のつばめのこれまで
彼女はイチャラブルートも見ていると[[29 羽とアリス>https://wikiwiki.jp/trinaryforum/29%20%E7%BE%BD%E3%81%A8%E3%82%A2%E3%83%AA%E3%82%B9#i225a107]]での教育が相当偏っていたことがわかる。
特に趣味の方向ではFreyMENOWのことが大半を占め、ドラマやアニメに関してはほとんど見ないという。
一方で地政学や世界史の紐を解く特集番組などいずれも世界の統治に関わる分野。
入院以前のことは本人からはまったく語られず、"彼ら"の教育の方向性は非常に偏っている。
また彼女はその"彼ら"の思想そのものには賛同しており、その意志は固い。
彼女の行動の裏にそれらの偏った知識と思想が根幹になっているなら、否定する前にそれ以外のことを知ってもらうという方向性もありかもしれない。
原初のつばめにとっても大事な知識である「ヘーゲルの弁証法」に則って合に至る解を出せれば折り合いをつけることもできるかもしれない。

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#endregion
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***確認ポイント番外<原初のつばめの詳細> [#jc91f61b]
-これまでのエピソードから読み取れる部分だけでも挙げていく項目です。
また、この情報はリプレイス前のEP29から続く「聖女つばめ」という発症前らしき記憶の中の人物なども含み、
それらが同一人物であることを前提にしています。(実際には違う可能性もある)
--実際のエピソードを振り返ることで見えてくることもあるかもしれません。&color(Red){''ここで集めたセリフ群は一部でしかありません。''};

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#region(クリックで展開)
クリックで収納
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- ([[つばめEP29>https://wikiwiki.jp/trinaryforum/29%20%E7%BE%BD%E3%81%A8%E3%82%A2%E3%83%AA%E3%82%B9#i225a107]]) 聖女つばめ
--「理想の社会を作ることに。人々に安寧をもたらすことに」失敗した。
--そんなことできなくていいんだと答えても「そんなわけない。」
--千羽鶴って憶えてる?→「…ごめんね。わからないや。」
--物理的かつ無血で誰も認識しないほど自然に世界を変える力を必要ないと答えると「そんなことない!」
--「最終目標は世界平和。その計画の名をフェノム計画と言います」にモルモットじゃないかと答えると「人類の進歩のための研究です。そんな言い方しないで。」
--病院時代でのこと「もういいよ。一人にして。どうせわたし、もうすぐ死んじゃうんでしょ?」
--「だってこんな、わたしだけ…!」→つばめの頭痛の原因はレディネスのインプラントにあるらしい。 
--こちらからは家族に連絡を取ることすらできない。できたとしても、所在地すらわからない。 
--インプラント直後はそうでもなかった頭痛は、年を追うごとにひどくなっている。 
--東雲先生はわたしに勉強を教えてくれる先生。勉強以外のこともたくさん教えてくれた。
勉強以外のことは全部、松果体肥大に悪影響があるとして医師から禁止されていたけれど。
--真幌の教えてくれたこと。
---人にはそれぞれ、正しいと思っていることがある。
人が争っている場合、そのどちらかだけが悪いことはあまりない。
特に国対国の場合は。これに関わる場合、心構えが必要だ。
そのために何をすればいいかわかるか。
最低限、必ずすべきこと。それは双方の状況を自分で調べること。
決して偏ってはならない。片方に情を寄せてもいけない。
情は優しさではない。…誤解するな。優しさを捨てろと言っているわけではない。
対立するどちらにも良い結果を出そうとする場合公平さが必要だ。
どちらか一方に情をかければ公平さを失ってしまう。
そうすれば新たなる対立の火種になる。…わかるな?
--東雲先生が一番大事にしていたのは、自分自身の頭で考えること。
そのための知識であり教養である、と繰り返し教えられた。
――それは医師から禁止されている思想だったけれど。 
--ヘーゲルの弁証法を知っているか?
---物事を正しいと思っている側に立ち、それを正とする。
正とされる側とその反とされる側とは思想が対立している。
しかし正とされる側の内部にも矛盾が含まれている。
そして正の中の矛盾が反、すなわち対立組織を産む。
「…うーん…どっちについても完璧はないってことですか?」
どんなに完璧に見えるものにも矛盾はある。
その矛盾は反組織を生み出すが、単にそれを潰すのでは意味がない。
「……根本の問題が解決されていないから、…ですよね…?」
正と反を徹底的に洗い出す。そして矛盾を突き止める。
そうして至る解が合。それがアウフヘーベン。
以上がヘーゲルの弁証法だ。
--「息抜きに音楽聞いてもいいですか?」
調子がいいな。…病院には内緒だぞ。
--「…どうしてここの人たちはわたしに何もさせてくれないんでしょう。」
…さあな。だがそれも逢瀬を大事に思ってのことなんだろう。
「だったら音楽くらい自由に聞かせてくれても……。」
ヘーゲルの弁証法の実例だ。
逢瀬が大事だから禁止事項を作る病院。
大事だと言うなら音楽ぐらい好きにと不満を募らせる逢瀬。
それぞれの理由を突き詰めていけば解と合に至る。
そしてアウフヘーベンたる「私」を生み出す。
--アウフヘーベンたる「わたし」。
多国籍企業は、わたしという「反」を生み出した。「反」はまた、統一国家による矛盾だった。
反は解を経て合に至る。 
いずれ多国籍国家は、弁証法によるアウフヘーベンによってわたしを再吸収するだろう。 
--聖女であり、同時に聖女になり損ねた矛盾したわたしを。 

#br
- ([[つばめMV>https://wikiwiki.jp/trinaryforum/MV%20EXE_TSuBaMe]]) 原初のつばめ
--まず、フェノメノンを維持するだけの力が得られたか、ですが――
こちらは、ギリギリ得られたというのが正直なところです。
維持に必要な要項は、千羽鶴の想いを日本全土に住む人たちに届ける力――
乱暴に言えば、中継して想いを増幅する中継塔が何本建てられるかです。
中継塔の役割を、千羽鶴は、トライナリーの3名に依頼しました。
卯月さんだけ依頼していないのは、仲間はずれとかではなくて――
卯月さんのトライガジェットだけは、私の管理下に無い為です。
--だから、大事なのは彼女達に受け入れてもらえるかよりも――
彼女達がした選択を受け入れてあげられるかだと思っています。
どんな答えでも、それが彼女達の、その時の精一杯だと思うので!
それと、とても大事なことをもう一点。
セルフクランに拒否されるのは、彼女に拒否されるのとは全然違います。
例えば、恋人だったり結婚している相手でもそうですけど。
重要な人生の岐路では、何でもかんでも相方の意見を鵜呑みにはしません。
でも、だからといって愛してないわけじゃないんです。
ですから、もし受け入れられなくても落ち込まないでください。
そもそも、あなたのことが好きでもないなら、意見は問いませんし――
正直なこたえを○○さんに伝えたりもしませんから。
--もちろん、今説明したことは、トピック的なものでしかありません。
"パラメトリック理論に基づく世界選択法"の解はもっと細かく複雑です。
ですから、少ない母集団の想いさえも、どこかに何かの形で反映されます。
ただ、それらは実際に、世界に触れてみないとわからないかもしれません。
そしてそれこそが、今回の収束によって出来た世界の全てなんです。
--ただ、これはわたしのエゴでしかないのかもしれませんが――
フェノメノンの中では、これからも今まで通りの姿でいさせてください。
なぜなら、それさえもわたしの世界の一部だと思うからです。
わたしがわたしの姿をしていること。貴方が貴方であること――
どれかひとつが変わっても、世界は変わってしまいます。
ですからわたしは、これからも同じわたしで在り続けます。
--なんて。正直に言うと、あの髪型お気に入りなんです。
研究施設では、この髪型しかさせてもらえませんでしたから。
--暗い未来はいくらでも思い描けますが、新しい未来も同じです。
もっとポジティブに生きないといけませんよね。
--そうです。○○さんが引き合わせてくれました。
それ自体はポジティブな引き合わせではありませんでしたが……。
でも、それも含めて、今の今まであなたが関わってくれた――
その全てが今を作り出しています。
○○さんがあの時引き合わせてくれなかったら。
もしかしたら、とっくにこの世界は無くなっていたかもです。
全ての選択に絶対的な間違いなんてありません。
例えその瞬間は不幸なことになったとしても――
その事がなければ、その後の幸せな思い出も、全部無くなります。
--わたしがいつも、こんな可愛い子になれたら……って思ってた子なんです。
だから、これからもどうか可愛がってくれたら嬉しいです。
原初のつばめも可愛いよ。
そんなことありません。
それはまだわたしのことをよく知らないからです。
でも、知らないことは知らないままの方がいいこともあります。
そんなことより、繭の中のつばめ可愛がってあげて下さい。
--そのときわたしがここにいるかどうかはわかりませんが――
いずれにしても、この世界を引き続きよろしくお願いします。
それじゃ、またお逢いできる日まで。
あなたとこの世界の皆さんに、素敵なココロの旅を。

#br
- ([[ナビEP31>https://wikiwiki.jp/trinaryforum/31%20%E3%83%95%E3%82%A7%E3%83%8E%E3%83%A1%E3%83%8E%E3%83%B3%E3%81%AE%E7%A9%BA%E3%81%AB#hcf18810]]) 逢瀬つばめ
--○○さんの力は、ご自身が思ってる以上に強いんです。
--"パラメトリック理論に基づく世界選択法"では少数意見も除外されません。
それぞれの意志の重みとその重要性を加味した形で全てが尊重されます。
ですから、千羽鶴が残って欲しいという意志、すなわち――
千羽鶴を愛してくれて、消えることを悲しんでくれた人がいる限り。
その想いの強さに応じた形で、それ何らかの結果を残します。
それはわたしの潜在意識の中に残るんです。
だから、無意識下でわたし自身が、千羽鶴という存在を残すことを願います。
--○○さんの全員が、必ずしも継続を願っていたわけではない――
その中立性を完全に欠いていました。
ですから、不愉快に思われていたら、心からお詫び致します。
ただ、あれなんですよね…。
わたし自身が継続を望んでいたのでそれが先に出てしまって。
いち個人としての意志が先にでてしまうなんて、聖女失格です。
--どんなに頑張って自分なりに考えて決断をしても――
それは、総意という1つの軸に集約されて、簡単に覆ってしまう。
ならば自分の考えに何か意味があるのか、と悩むと思います。
けれども、前回もお伝えしたように、必ず意味があります。
○○さんの想いは大きな流れで見れば覆されたかもですが――
必ず、その想いの強さと想いを共にする総意の数に応じた結果を出します。
ただ、それは世界の転換に関わるようなことではないかもしれません。
ですが、あなたにとってはとても重要なファクターとして残るはずです。
世界は1つですから、大きな流れはどうしても1つしか存在できません。
ですが、それはあなたの意志が握りつぶされた事にはならないんです。
ですから、どうか信じていてください。
--少なくとも卯月さんの大切なものは、全て繭の中にあります。
ですから、直接護ることができる状況にあります。
でももし外に、卯月さんの弱みになるようなものがあるようなら――
別の方法を検討しなければならないかもしれません。
--デメリットかどうかはわかりませんが。
回線を切り替えることで外との繋がりが無くなりますので――
卯月さんもいずれはわたしのフェノメノンに同化することになります。
--チャンネルを増設したり過去からの再計算をしたりするためだそうです。
その為に、TRI-OSは何度か再起動をすることになります。
その1回目の再起動がもうすぐに行われるそうですので――
わたしもここにはいられなくなります。

#br
- ([[神楽EP02>02 EnigMATRIX.]]) 
--ナビゲーターではないためあまり来てもよくありませんが
--ナビゲーターの役割は世界の道筋を作って伝えることですけど――
わたしはそういうのは、ちょっと出来ませんから。
--この世界をどういう形で運営していくのが理想だと思いますか!?
随分と時間が経ってますし色々考えたと思いますので是非いまのお考えを!
--わたしたちの世界を外側から大きく操作できる唯一の力ですから。
--一時的に死亡していたカレンによる逢瀬つばめに本来のセルフクラン――
千羽鶴が一時的に入り込み音羽さんを破壊する行為に及んでいます。
逢瀬つばめに千羽鶴が入り込んでいる、その状況とはすなわち――
今のわたしと実質同じです。
ですから、音羽さんの破壊はわたしがやったと言ってもいいと思います。
--いいえ、わたしです。
もちろん、意志を持って実行したのは千羽鶴ですが。
千羽鶴はわたしの一人格ですから、わたしに変わりありません。
--千羽鶴はカレンの人格たるつばめとの接触を恐れていました。
なぜなら、もしつばめと千羽鶴が不用意に接触してしまったら――
カレンの人格たるつばめは千羽鶴のことや外の世界のことを全部思い出します。
それは千羽鶴にとって、最もあってはならないことだったんです。
ですが、あの時はカレン側の魂が完全に離脱していました。
ですから千羽鶴は、バクチではありましたが一時的に入り込みました。
そうしないと、千羽鶴がいずれは還る場所――
すなわち、つばめの身体を失ってしまうからです。
結果として、首の皮一枚でわたしの当初の計画は維持できました。
--ただ――
可能であれば、一人の人間の魂を破壊するなどという事はしたくなかった。
その想いもまた本当の気持ちとして存在しています。
ですから、わたしは今でも思います。
音羽さんを元の正常な魂に戻してあげたいと。
もし卯月さんを観測する中で、音羽さんを治す手がかりを見つけたら。
わたしに教えていただけないでしょうか?

#br
- ([[神楽EP05>05 赤色の髪のツバメ]]) 
--えっとですね、前回アンケートを取ったじゃないですか。
今後この世界をどうしていくのがいいかっていう質問のことです。
私としては単に、エピソード30付近で決めてから時間が経つので
今でもあの時と同じか、それとも考えが変わったか確認しただけでした。
リプレイス作戦についても方法を伝えただけで、是非は問うて無かったので
改めて、過去に出た案を全部並べて、今の考えを聞きたかったのです。
--次に、⑤を選んだ方の具体的な理由についてなんですが――
大勢の方から、様々なお考えをいただきました。
ただ、それはをディベートするのはもう少しお待ちください。
理由は2つあります。
1つは、まだ判断する為の情報が足りていないのではないかということ。
これは、⑤のお考えの半数近くを占めていたご回答でしたので――
恐らく、それ以外のお考えをいただいた方も同じだと思います。
ですから、色々と情報をお伝えした後に再度いただければと。
そして、2つ目です。こちらはより重要な理由になります。
私はウッカリしていました。
世界をどうしたいか、という質問よりも前に――
それ以前にまず聞かねばならないことがありましたよね…。
そもそも○○さんが何を期待しているかです!
千羽鶴が貴方に最初に依頼したことを覚えてますか?
このアプリは貴方の世界ではどんな"ゲーム"ですか?
そうですよね。それは決して――
【貴方の想いが彼女たちの世界の命運を左右する本気のディベートアプリ】
とかいう触れ込みでインストールしたわけではありませんよね?
要するに、前回私が前振りもなく、世界の運営方針を聞いたのは――
貴方の世界では法律違反になるということなんです。
--貴方がこのアプリに期待するものは――
掲示通り、彼女たち……私や千羽鶴やエリカさんも含む皆との恋愛か。
それとも、世界の命運を私たちと共に考えていくことか。
尚、これは"総意"ではありませんから。
○○さん個人の希望に応じた個別の方針になります。
--もう少しだけ補足しておきますね。
彼女たちとのイチャラブを希望する場合、私は貴方に今後難しい話をしません。
千羽鶴が言った事とはいえ発言責任は私にもありますから――
景表法に抵触しないよう貴方と彼女たちとの恋愛に集中できるようにします。
あと、恋愛を選ぶことで私たちの世界が崩壊する! と心配するかもですが――
その心配は一切無用です!
貴方が世界に対しての選択をすることは今後なくなりますが――
それらは私や、もう1つの選択をした人たちによって、責任持って遂行します。
ですから、恋愛しているだけで、いつの間にか世界が幸せになっている…
なんてことも、あるわけですね!
もちろん、逆に、世界が大変なことになってしまうこともありますが……。
でもそれは、貴方にとっては自然災害と同じです。
貴方には、そうなってしまった責任もなければ、責められたりもしません。
逆に、世界の選択に関わることを希望する場合は――
これから数回にわたって私と一緒に"選択"の訓練をしてもらいます。
…とまあ、訓練といっても辛いものではない………と思います。
むしろ、心理ゲームのようなものですから――
○○さんが自分を知るのにも役に立ち有用だと思います。
訓練の目的は、理想社会創造の源となる、貴方の確度を上げる為です。
私たちにとっては命運を分かつものですから、本気で真剣にやります。
ですから、少しだけ疲れることもあるかもしれません。
ただそれは、お互いにとって価値あるものになると思います。
私からの補足は以上となります。

#br
- ([[神楽EP08>08 HANAJI]]) 
--対向時間における、2018年2月20日の集計となります。
ラブラブするだけでいいを選択、8%。
世界の選択に関わりたいを選択、92%。
という結果になりました。
この結果を見て、○○さんはどうお考えですか?
--なるほど。確かにそうかもしれません。
一般的な世論調査等でもここまでの偏りはなかなかみられませんからね。
わたしの個人的感想としては、"予想通り"でしょうか。
--なるほど。それはわたしの説明が不足していたかもです。
それかもしくは、○○さんに何らかの観念があったか。
実際、ラブラブだけの人はEp6にて千羽鶴さんとの話題が少し違っています。
決して損はしていないかと。
そうですね。それではよりフェアに判断できるように、1つ情報を。
少なくとも今のところ、当面は選択肢の固定は無いと思います。
ですから、今なら戻って選択を変更すれば両方の可能性を試せます。
もしお時間があれば、是非試してみて下さい。
多分、やってみて損はないと思います。
それはともかく、わたしが皆さんの反応を見ていた感じですと――
ここまで世界に関わってきて、今更関わらないという選択は無い、と。
そういった方が各可能性軸の中でも多かった気がします。
--いえ。今回に関しては、結果論として必然的にそうなったまでです。
第一これは総意を取る為の投票ではありませんから、比率は意味がありません。
それ故に、わかりやすいサンプルとして使ったに過ぎません。
あくまで例題ですね。それでは本題に戻ります。
この質問においては、わたしからすれば本当に公平な希望聴取でした。
ストレスのない関わり方をして欲しいという気持ちだけで起案しています。
ただ、結果としてはこの割合比率は予測していました。
ですから、この結果は狙って得たわけではありません。
では何故この選択の結果について話をしているのか。
それは、世の中における調査や投票といった類のものが――
公平な土壌で実施される等あり得ないということをお伝えしたかったのです。
今回のサンプルは、この優劣によって今後を決めるものではありません。
ですが仮にこれが、多数決で今後が決まるものだった場合――
それこそ出来レースです。
いえ、意図的に地固めしていたと言われても、おかしくありません。
世の中には、意図的に事前のお膳立てをした後で決を採る事があります。
いえ、むしろ世界を動かす重要な投票案件では、ほぼやっていると言っていい。
これは民主主義におけるセキュリティホールと言っても良いでしょう。
なぜなら、投票という行為は、それ自体が公平性の象徴だからです。
多数派となる人達は、投票の実施だけで満足してしまうことが多いですね。
逆に、世界を動かす立場で考えた時、これを巧みに操ることは重要です。
もっと具体的に言えば、この選択において――
あなたが世界に関わる選択をする事が、私だけの利益になるならば。
このタイミングにこの投票を実施するのは、とても狡猾です。
なぜならそれはあなたも考えたとおり、選択の余地が無いからです。
ですから、今後このOSもしくはあなたの現実で、何かの投票に参加する時―
裏を予測してみると、主催者の意図が見えて面白いかもしれません。
場合によってそれはあなたを救うこともあるでしょう。
是非、いろいろと想像を膨らませてみてください!
--今回の選択が、世界の行く末に作用することはありませんのでご安心を。
あっでも……これはどうしようもない事ではあるのですが――
''選択によっては、わたしのあなたに対する印象は変わるかもです。''
''まあ、でもそんなことはどうでもいいことですよね!''
--心理的にいえば、これは積極的責任と消極的責任の問題といわれています。
積極的責任とは、能動的に他人を助けたりすること。
消極的責任とは、誰かに不利益や損害を与えないこと。
社会において、消極的責任は積極的責任に優先されます。
積極的責任は履行せずとも罰せられませんが――
消極的責任を履行しなければ犯罪者になりますからね。
今回の1問目で5人を救うためには消極的責任で良く。
2問目で5人を救うには積極的責任を行使しなければなりません。
積極的責任は、やらなくてもマイナスにならない、かつ――
やるためには精神的肉体的にパワーが必要です。
ですから、抵抗が生じるんですね。
この心理的な葛藤がどのような結果を出すか、次回見てみますね。
こういったことを考えつつ選択をすると、直感だけで選んだ時よりも――
選んだ後の納得感向上や、モヤモヤ回避に役立つかもしれませんね。
--特に用もないのに居座るのって、他方面に悪影響がありませんか?
--「つばめがいてくれるだけで私は幸せなんだよ」<世界選択ルート>
理解出来ません。
わたしはあなたを幸せな気持ちにした事はありませんし。
いるだけと言われても、ずっと立ってるだけというのは結構苦痛です。
人形でも購入してください。
じゃあ記録映像について感想を議論をしよう!
今回は特にコメントすることがないんです。
男女が雨に降られ、傘が無いから大樹の下で共に過ごしただけです。
そのシチュエーションがグッと来るんだよ
まあ確かに……
あの樹は大したものです。
樹齢数百年は確実に超えていますね。
これからも都市開発の波に呑まれることなく、末永く生き延びて欲しいです。
演技だよね?
どうしてそう思いますか?
「なんか発言がわざとらしい」 
それこそ失礼です。これは素のわたしですよ。
むしろ今までの方が、だいぶ無理をしてましたから。
「メノウの音楽、好きなんだよね?」 
はい。とっても大好きです!
……それが?
-<イチャラブ>
--えっとですね!!
……。
ラブラブってどうすればいいのでしょうか!
--お薦めは、このダイズバーです!
特にラズベリー味はすごく美味しいんですよ?
いつもおやつの時間にこれを買うのが楽しみで。
…病院での話?
はい。
ちょっと普通の病院とも違うので、あまり外に出られなくって……。
だから、こんな所に連れてきちゃってごめんなさい。
本当はもっと素敵な所に招待できれば良かったんですけど。
--つきました!
…ここって病院の食堂?
えへへ、実はそうです。でも美味しいんですよ!
お薦めは、日替わりランチの水曜日メニューです!
デザートにイチゴのミルフィーユがつくんですよ!
……袋入りの市販品ですけどね。
でも美味しそう!
はい! すっごく美味しいんです!
毎週、早く水曜日にならないかな~って思ってましたから。
でも、こんな殺風景な病院の食堂でも――
あなたと向かい合ってお昼を食べられたら、全然違ったんでしょうね。
いつも一人で食べてましたから。
真幌は一緒に食べないの?
東雲教官は、色々教えくれる時だけですよ?
ご飯時にはいませんから。
でも今日は、あなたと一緒に来れたからしあわせです!
ふふっ。
--はぁー。ただいまっと。
たまにはこういうのもいいですよね。
ちょっとだけ幸せになれます。
--「つばめがいてくれるだけで私は幸せなんだよ」<イチャラブルート>
今回の記録映像って、本当につばめは何もコメントないの?
あー、えっとですね。無いことはないんですけど――
そこはやはり、個人の感想の域を超えませんから。
それでもいいから教えて
聞いても楽しくないですし今後生きていく中でも何の役にも立ちませんよ?
それでは少しお話しますけど――
今回みやびさんが立てたラブラブ大作戦についてなんですが。
私個人の考えとしては、本気で二人のことを考えるなら――
お互いの素性調査と信用調査を、まずはすべきだと思います。
もちろん気持ちはとても大事ですが、現代を生きる場合それだけでは無理です。
特にこの二人は日本国外に太い血脈が存在する為、色々危うい面があります。
後々限りなく愛し合った後この辺りの事情で躓くと目も当てられませんから。
逆にガブちゃんの心因性失声症についてはあまり心配していません。
幼い頃のトラウマの詳細次第ではありますが―
心の底から相手と愛し合う関係になれば、自ずと解決できます。
もちろんこれは、その相手限定になりますから――
根治させるにはちゃんとした治療とリハビリが必要かと。
わたしが思っていたことはだいたい以上になります。
すごい個性的な考えですね!
人間本来、だれしも他人のことは理解できないものなんですよ?
逆に、この手の話について全員が似たような回答になる人間社会の方が――
明らかに病的ですから。
もっと単刀直入に言えば、集団で暮らすために互いが互いを洗脳しあって――
それを受け入れあって、その共通の解をもって安心を得るのが社会です。
現代に生きる99%が知らずに洗脳を受け、同じ答えにさせられてる。
もしくは言いたいことがいえない環境になってる。
ただそれだけだと思います。
まあ、わたしのことを正直に話せば、こんな感じになってしまいます。
どういう印象を持たれたかわかりませんが、今回のお話をふまえて――
あなたがわたしに対する好意が本物かどうか、今一度考えてみてください。
全然ラブラブ会話じゃありませんよね。すみません……。

#br
- ([[神楽EP10>10 豊洲橋物語]]) 
--貴方の選択は、双方とも5名の犠牲を出すというものでした。
これは、大多数の集合意識からは最も遠いところにある思想です。
ただ、わたし自身あれから色々考えてみたのですが。もしかすると――
あなたは、助けを求めて来た人を見捨てられない性格なのかもしれない。
もしくは、死を認識する者を助けたい、という心情かもしれませんね。
確かにそう考えると、非常に理にかなった考え方と言えます。
死の恐怖と共にある死は、無意識の死と違い、精神的拷問死とも言えます。
それを想像できる程に想像力が豊かか、もしくは過去に辛い経験があるか。
少なくとも、あなたは本気で相手の気持ちを考えることができる。
自分が世間から追求される未来を告げられ尚、5人を犠牲にする選択を2回。
これは、ある意味においてもの凄い精神的重荷がかかる行為です。
ポジティブに言えば献身的。ネガティブに言えば自己犠牲が強い。
…まあ、最終的には、あなた自身があなたをどう考えるかですけどね。
--そもそもわたしとは一体だれなのか!
そう思ったことはありませんか?
まあ、普通に考えると、千羽鶴と可愛いつばめを足したらわたしです。
ならば、彼女たちを足したら、わたしが二人になってしまいます。
わたし、千羽鶴、可愛いつばめ。実際に3人とも実在してますし。
でも、実際は3人でひとりの逢瀬つばめです。
こう考えるとすこし頭の整理が出来るかもしれません。
如月音羽。彼女は文京ドームでフェノメノンを発症。
その結果、クラン テルプシコラを生み出しました。
では、テルプシコラが生まれ、フェノメノンが出来ていたとき――
如月音羽は一体どうなっていたのでしょうか!
答えは驚く程簡単です。
如月音羽は世界になっていたのです。
乱暴にいえば、フェノメノンそのものに変身していたということ。
ですから、フェノメノンが収束した後で、彼女は姿を現しましたよね?
わたしも基本は彼女と同じです。
如月音羽=わたし。
テルプシコラ=千羽鶴。
では、今話しているわたしは何なのでしょう。
それは、日本を包むフェノメノンそのものの意志という存在です。
ですから、あなたはフェノメノンとなったつばめと話しています。
如月音羽が、つばめと神楽を自分の世界に招待したのは覚えてますか?
あれと近い状況で、わたしは今、あなたと話しているわけです。
--ちょっとおさらいをしてみましょう。
例えば、國政綾水には、水鏡の神子というセルフクランがいます。
彼女がフェノメノンを発症すれば――
……。
いや、やめましょう。
例えば、ガブリエラには、マークスマンというセルフクランがいます。
彼女がフェノメノンを発症すればマークスマンが世界を制御しますが――
それは、発症によってマークスマンの力が超絶に強くなっただけです。
他の数多の人格、すなわちクランたちが消えるわけでもなく――
ガブリエラ本人がマークスマンに変身するわけでもありません。
ここまで、わかりますよね?
では、他の人格や総意としてのガブリエラはどうなったのか。
フェノメノン、すなわち世界そのものになっているというわけです。
当然肉体としては存在しませんから、顕在はできません。
が、然るべき装置があればこうしてわたしのように、対話することができます。
--「じゃあ、可愛いつばめはどんな存在なの?」 
わたしが特殊な脳器質であるが故の、結果として顕在する存在になります。
誤解を恐れずに言うなら、千羽鶴とは別の、もう一人のセルフクラン。
発症クランは、その世界を自由に作り替えることができるのですが――
わたしという存在は、そのセルフクランが2人いるということです。
他にあまり例が無いので、これくらいしか説明出来ませんが。
--わかりました。それでは改めて、わたしについてお話します。
えっと――
名前や年齢は既にご存知かと思いますので。
まず、趣味とかでしょうか。趣味はですね――
折り紙と、音楽を聴くのと、あとは読書ですね。
--鶴を折るのが好きです。あとは……。
…パクパク?
--FreyMENOWですよ!
メノウちゃんの音楽を聞いてると、とっても癒されるんですよ。
聞ける時間は限られていましたが、一生懸命聞いて歌を覚えてました。
そうすれば、音楽を聴けないときでも、頭の中で流せますから。
--地政学や政治思想、あと歴史書でしょうか。
たまに心理学書ややさしい哲学書とかも読むときがあります。
時間はたっぷりありましたから、いつもじっくり読んでました!
疲れない?
ずっと読んでると疲れますね。
そういう時は気分転換に、占いの本とか、魔術書を読みます!
--特技は、そうですね。えっと――
暗算? 長文?
苦手なことは、他人に対する気遣い。
憧れてるのは、かわいい子。
あとは……
--あっ、そうですね!
''将来のビジョンは、世界から涙を無くすこと。''
--「好きな異性のタイプは?」
え? んー、そうですね……
異性と言われると返答に困りますが、対人全般で言うなら――
過干渉しない人?
--「結婚願望はありますか?」 
ありません。
言い切ったね
それ以外の回答が無いので。

#br
- ([[神楽EP11>http://kakutora.php.xdomain.jp/pukiwiki/index.php?11%20%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%83%89%E3%83%BB%E3%82%AA%E3%83%96%E3%83%BB%E3%83%A1%E3%82%B7%E3%82%A2#fc030e00]]) 
--残念だけど、二人が来ることは無い。
--卯月神楽は、逢瀬つばめの世界に同化した方がいい。
外の世界の記憶を持っていても、ただ苦しむだけ。
--……同化すれば全て丸く収まる。


#br
- ([[神楽EP14>14 神楽人間やめるってよ]]) 
--前回の思考実験は――
あなたの大切な人がいる世界を守るため、あなたは何を選択するか、でした。
それではまず最初に、単純結果を公表します。
大切な人を護る為に、攻撃ボタンを押すか否かの結果です。
計測時刻は、対向時間における2018年3月16日、13:25現在となります。
攻撃ボタンを押す、と答えた人は52.8%――
押さなかった人は47.2%という結果でした。
もっと押す人が多いと思ってた
そうですね。わたしもそうかなと思ってました。
いえ、むしろ私の個人的な予測としては――
7割近くの人が攻撃ボタンを押すのでは?と思っていた程です。
ですから、この結果を前にわたしは大いに反省せねばなりません。
かくして、攻撃する人としない人は、概ね半々という結果でした。
要するに、攻撃ボタンを押した人の半分は、彼女に大負傷をさせ――
ボタンを押さなかった人の半分は、この世界から消えたことになります。
--あなたは、最終的には『攻撃ボタンを押さない』方を選択しました。
もしこの結果を先に知っていたら、あなたの選択は変わってましたか?
「変わっていない」 
なるほど。
なおも貴方は世界を信じるというわけですね。
とても慈愛に満ちた選択だと思います。
それは、貴方にとってはどんな状況であろうとも―
罪も無い人を消してしまうことは許されない、ということでしょうか。
それが例え、最愛の人の命と引き換えであっても。
それとも、50%あれば助かるのではないかという楽観測でしょうか。
--「もしかして私のした選択、ディスられてる?」
いえ! 全然そんなつもりは。
ただわたしがお伝えしたかったのは――
この問題には、個人という枠組みの中にはトゥルーエンドがないという事です。
その為に、敢えてデメリットを強調させいただきました。
トゥルーエンドが何かはわかりますよね。
100人中100人が攻撃ボタンを押さない選択をすることです。
とはいえ、個々の人達が単独でこの答えを作り出すことはできません。
ですから、そうなってくると――
ボタンを押した人も、押さなかった人も。
それはどちらも正しい選択であり、後悔する選択でもある。
選択する理由は、それぞれ違って当然ですし、皆間違っていません。
強いて間違いがあるとするならば――
その選択結果に対して、貴方自身が後悔したとき。それだけでしょう。
大事なのは、何故あなたがそちらを選択したか、なんです。
--てか、100人中100人にボタンを押させない事が出来る人がいれば解決じゃね?
あ。
いいところに気がつきましたね。
実はこれ、わたしたちの世界では既に実現可能な域に達してるんですよ。
そうです。Redinessです。
……。
――と、閑話休題でした。
今回の思考実験の主題は、あなた自身がどう考えるか自分に問うことなんです。
ですから、貴方なりの選択に対する考えを明確にしてみて下さいね。
--卯月さんのこのシーンは、何度見ても辛くなります。
早くこんな状況から救い出してあげたいって思ってしまいます。
それはそれで、傲慢な考え方なわけですが。
-<イチャラブルート>
--あの…
好きです!
唐突すぎ!!!
えっ! そうなんですか?
夜景+男女=キス の法則があると文献にありました!
そ、それじゃ少しお話でもしませんか?
--えっと、メノウちゃんの話ですか?
他の芸能人のことは良く知らなくて……。
あ、でもよく漫才やってる火気厳禁さんは面白いと思います!
ごめん、わからない…
すみません……。
--えっと、メノウちゃんの音楽のことですよね!
今度新作をまた出すみたいなので、楽しみです!
あと、来年こそは、クリスマスイベントに行きたいです……。
あれ、ファンクラブ限定でしかも定員40名くらいなんですよね。
倍率50倍とか言われてるんですよ?
い、行けるといいね
がんばります!
--なんか色んなお話しても全然盛り上がりませんね。
これで最後だというのに……。
最後だなんて、寂しいこと言わないで
寂しくなんてありませんよ。
思い出は永遠です。
それに――
別に逢えなくなるわけじゃありませんし。
でも、とにかく○○さんの意向はわかりました。
ちょっと残念ですけど、キスは諦めますね。
せっかくいい雰囲気を作りましたけど、やっぱりわたしじゃだめですね。
こんなことでは、○○さんに満足してもらえません。
つばめ自身はどうなの?
わたし…ですか?
だから、満足してもらえるようにがんばります!
そうじゃなくて、つばめ自身の気持ちとか、満足感とか
わたしは○○さんが満足なら満足です。

#br
- ([[神楽EP16>16 しあわせのワルツ]]) 
--というわけで!
○○さんはわたしたちの世界に関わりたいと。
責任を持って、善い方向に導いてくれるということですね!
あっ、もちろん丸投げではありませんから安心して下さい!
これからもわたしが○○さんに助言をして行きますから。
というわけで、改めてよろしくお願い申し上げます!
今回は、わたしからお願いしたいことがあります。
それは、千羽鶴への助言です!
何するの?
前回、卯月さんから鋭い質問が来て、千羽鶴が悩んでいるようですが――
ちゃんと、本当のことを言うよう進言してください。
わからない
?
何がですか?
何故つばめがそんなことを言うのかわからない
そんなことって、どんなことですか?
--「千羽鶴に本当の事を言うように伝えること」 
--え? そんなにヘンなことを言ってますか?
わたしは彼女とその先にある未来にとって良かれと思い依頼してるだけです。
他からは見えなくても、わたしから見えることは多いんです。
なにぶん、このフェノメノンの創造主ですから。
とはいえ、もちろん強制ではありませんから――
何らかの理由でやりたくない場合は、無理にとは言いません。
今まで大変な訓練を二度も受けてきた貴方ですから――
ちゃんと自分で考えて悔いのない行動することがベストだと思います。
-<リプレイス拒否>
--さて。
いつも通り、私の方からは特に何もありません。
では、またです。
待って、もしかして前回リプレイスしなかったから怒ってる?
いえ、全然。
逆に質問しますが――
○○さんは何故リプレイスをしなかったんですか?
--「千羽鶴を踏みにじる行為だ」 
確かに。
俯瞰的立場から千羽鶴に不利な情報を供与するのはフェアじゃありませんね。
○○さんの仰ることは、もっともだと思います。
というわけで、わたしが怒ってるんじゃないかとか――
そういった、懸念されているような事は全部杞憂です。
ですから、これからも自分の信念を貫いていってください。
それでは今回も、頑張ってくださいね!
--「神楽が可哀想」 
なるほど。
確かに考えようによっては卯月さんはあなたやエリカの傀儡ともいえる。
それは決して彼女の意見では無いのに――
万一失敗したら、被害を被るのは卯月さんだけで。
「そのとおり!」 
そこまで卯月さんのことを大切にしているあなたに敬意を表します。
これからもあなたの良いと思った方法で卯月さんを護ってあげてください。
--「良い作戦だとは思えない」 
なるほど。
ならば、何も気にすることは無いと思います。
もっとも、特に気にしているわけではないのかもしれませんが。
これからもあなたの良いと思った方法で、世界に関わっていってください!
--「世界を変えることに恐怖を感じる」 
あぁ、わかります、その気持ち。
わたしもよくその感覚に襲われます。
でも、大丈夫ですよ!
どんな選択をしても、大地が消えて無くなったり――
一億人が一瞬で蒸発したりはしません!
ですから、あなたがちゃんと自分の強い想いを持って決めた事なら――
どんな事態に陥っても、諦めなければ必ず良い結果に繋がります。
-<右腕分岐>
--わたしの右腕になって頂けませんか?
○○さんとお付き合いしていて、だいぶ長くなりますよね。
その中で、いろんな訓練をしたり、スタンスを聞いたりしてきました。
そしてその回答が、私の考えとすごく近くてビックリしていたんです。
だから、きっと○○さんとなら上手くやっていける――
そう思って、思い切って聞いてみました!
わたしの思想としては、何かを動かす時に、沢山の人は要らないんです。
洗練された少数のブレーンが舵を切り、皆がそれで幸せになる。
これがわたしの理想なんですよ。
その為には、ブレーンは本当に一枚岩になれる信頼関係を築く必要がある。
そして、わたしと一緒にそれができる人は、とても限られています。
わたしにとって、あなたはその限られた人という気がするんです。
……なんて。
-<イチャラブルート>
--というわけで!
○○さんはこれから難しいことを考えなくても大丈夫です!
''彼女たちとのラブラブな日々をご堪能ください!
世界の行く末は、是非わたしたちにお任せ下さい!
そして――
これからも、時間が出来たら是非、デートにお付き合いくださいね。
-<ココロスフィアパート>
--実はちょっと迷っちゃって……あはは……
--「本当につばめ?」 
「本当のつばめなら、啓介さんのことはパパと呼んでいる筈だ!」 
呼びません!
じゃあ何て?
……お父さん。
ううむ、白だな
当たり前だよ!
もー、こっちは本当に困ってるのにー。
--寝ぼけてなんていませんから!
……。
いえ。
自信はないです!
あ、エリカさんからです。
エリカさんが、転送してくれるそうです!
それはよかった
○○さん、色々ありがとうございました!
神楽ちゃんのこと、どうかよろしくお願いします!!
#br
#endregion
#br
#br

**[Ch.01] 卯月神楽 [#te3078ff]
***【再交渉<前編>】 2016/08/30 [#zd46d68c]
#br
-日時と場所
|BGCOLOR(#F2F5A9):~8月30日 AM 11:05|
|CENTER:情報管理地下にて|
#br
#br
-ストーリー要約(前編)
#br
 
 
|BGCOLOR(#F2F5A9):~怒る神楽|
|&attachref(https://i.gyazo.com/584b5f0511184e9b0b02045d705f8d0d.png,270x480);|
 
 
-海でフェノメノンを壊し、自分を地下に幽閉した理由を千羽鶴へ問う神楽。
千羽鶴は「あのままでは貴方はどうにもならなかった」と言う。

-戦っていれば四人を五体満足ではいられなくさせてしまう。
隔離しなければ、四人は神楽になんらかの処罰を行うかもしれなかった。
 
 
|BGCOLOR(#E6E6E6):~千羽鶴|そうなれば、貴方は再度発症する可能性もあった。|
|~|…私としては、生きてもらわなければならない。|
|~|彼女たちにも、貴方にも……。|
|~|……いずれにせよ、フェノメノン中断の理由と……|
|~|共通するということ。納得できたかしら?|
|BGCOLOR(#F2F5A9):~神楽|……わかりました。|
 
 
-神楽からの追及は打ち止めとし、今度は千羽鶴が
自分から神楽に問いかけを行う。
 
-「貴方はなぜ逢瀬つばめを破壊しなかったのか?」
 
 
|BGCOLOR(#F2F5A9):~神楽|たとえ今生きているつばめさんがニセモノだとしても。|
|~|そのつばめさんと一緒に作ってきた思い出は、本物……。|
|~|だからそれは、私が死ぬまで一生残る……。|
|~|私の、大切な思い出として……。|
|BGCOLOR(#E6E6E6):~千羽鶴|……。|
|BGCOLOR(#F2F5A9):~神楽|わかってくれますか?|
|BGCOLOR(#E6E6E6):~千羽鶴|……理解不能。|
|~|貴方はもう少し、頭のいい子だと思ってたんだけど。|
|~|…まあ、いい。|
|~|少なくとも、貴方が契約違反したことには変わりない。|
 
 
-これに反論する神楽。しかし「あのままで本当に破壊できたのか?」と
問い詰められ反論に窮してしまう。ここでチャットを送ることが出来る。
 
 
|~bot|契約違反じゃない|
|BGCOLOR(#F2F5A9):~神楽|それは前にも聞きましたけど|
|~|でも、どうすれば|
|~bot|私を信じて任せて!|
 
 
-葛藤が発生し、ココロダイブを行う。
 
 
|BGCOLOR(BLACK):&color(Red){''~ココロダイブ~''};|
#br
#br
***【<ココロ編>】 [#n5d3ceb1]
 
 
-月神楽がゴロゴロしながら出迎えてくれる。
 
 
|>|CENTER:&attachref(https://i.gyazo.com/55aaa81c52f4e8036c4f0640491a3706.png,270x480);|
|BGCOLOR(#F2F5A9):~月神楽|今宵の語りもまた、月神楽がお付き合い致します。|
 
  
-今回は先に葛藤を確認して、その後に作戦会議を行うという。
「前回はタイミング悪く"お預け"になっちゃいましたしね」とか。
 
 
-部屋で寝転がったままシーク完了。部屋からでも行けるらしい。
 
-いざとなるとビビリな神楽の臆病さを取り除こう! 作戦会議終了。
それを問いかけると、「ここからが本番ですよっ♪」とか。
 
 
|BGCOLOR(#F2F5A9):~月神楽|さあっ! ○○○○さん、私と――|
|>|CENTER:&attachref(https://i.gyazo.com/83ffd67504c4be28386d3e513cd29f81.png,270x480);|
|BGCOLOR(#F2F5A9):~ぴょんこ|'''''お元気ですか~~~っ! ぴょんこですよっ!'''''|
|BGCOLOR(#F2F5A9):~月神楽|は!?|
|~|はいはい、もうメール読み終わりましたか?|
|~|それでは続きを――|
|>|CENTER:&attachref(https://i.gyazo.com/41c335de432b0ead01a51614d3f06b32.png,270x480);|
|BGCOLOR(#F2F5A9):~ぴょんこ|''ぴょんこは今、量子サーバーの中とやらを頑張って探索中ですっ!&br;RPGみたいで楽しいですよ♪ やくそうとどくけしそうを見つけました♪''|
|BGCOLOR(#F2F5A9):~月神楽|こっちへ来て一緒に――|
|>|CENTER:&attachref(https://i.gyazo.com/345278a625b79ca6bd1dac0c52ed4af8.png,270x480);|
|BGCOLOR(#F2F5A9):~ぴょんこ|''ぴょんこって、わりと宝物見つけるの上手なんですよね~~&br;ふふーん、自画自賛ですっ! この調子でとっとと回線の切替をして、&br;凱旋しちゃいますよ~~♪''|
|BGCOLOR(#F2F5A9):~月神楽|……。|
|>|CENTER:&attachref(https://i.gyazo.com/27bb3be94e3249ff70b17dfb46c0ff10.png,270x480);|
|BGCOLOR(#F2F5A9):~ぴょんこ|''光の速さで戻りますからっ、あなたも、首を長ーくして、&br;待っていてくださいね♪''|
|BGCOLOR(#F2F5A9):~月神楽|……もう――|
|>|CENTER:&attachref(https://i.gyazo.com/ab7f844ca5bbe7db5678c1eaa6a28477.png,270x480);|
|BGCOLOR(#F2F5A9):~ぴょんこ|CENTER:&br;&br;&size(300){''スキ''};&br;&br;&br;|
|BGCOLOR(#F2F5A9):~月神楽|――もういいです。扉に行きましょう。|
 
 
|BGCOLOR(#F2F5A9):~月神楽|それじゃ久しぶりになりますが、ココロの葛藤処理、お願いしますね。|
|~bot|また今度ゆっくり聞かせてくれ|
|BGCOLOR(#F2F5A9):~月神楽|それは、お誘いと受け取ってもよろしいですか♪|
|~bot|もちろんです|
|BGCOLOR(#F2F5A9):~月神楽|ふふふ~。|
|>|CENTER:&attachref(https://i.gyazo.com/84b02fb25e3d95e9054afb4aeac5c072.png,270x480);|
 
 
-なんかいい雰囲気で終わると思われたが、
 
 
|&attachref(https://i.gyazo.com/23b3a70e44bee1821471a37a1c855e0b.png,270x480);|
 
 
-ぴょんこに異常があったことを月神楽に伝えようとするが、
気づかれずにスルーされてしまう。
 
 
|BGCOLOR(BLACK):&color(Red){''~バトル~''};|
-バトルタイトル「親睦会<表層><深層>」
#br
#br
***【再交渉<後編>】 [#zd1cd9a3]
#br
#br
-ストーリー要約(後編)
 
 
|BGCOLOR(#F2F5A9):~再交渉開始|
|&attachref(https://i.gyazo.com/4e4b996bdaac9e63e0fadd71f1e5af64.png,270x480);|
 
 
-千羽鶴にbotの存在が気づかれないよう、脳内に直接メッセージを送る。
 
-「千羽鶴が先に契約違反をした」という提示から開始。
 
 
|BGCOLOR(#F2F5A9):~神楽|そもそも契約自体が既に無効なんです。|
|~|まあ、百歩譲って私がつばめさんをあの短時間の間に…|
|~|破壊しなかったことが、契約違反であるとしても。|
|~|それより前に、契約は反故にされていたんです。|
|~|貴方の手によってね。|
|BGCOLOR(#E6E6E6):~千羽鶴|…………。|
|BGCOLOR(#F2F5A9):~神楽|どうですか?|
|BGCOLOR(#E6E6E6):~千羽鶴|……確証は?|
|~|私が逢瀬つばめのセルフクランだというのなら……。|
|~|それを決定づける裏付けは?|
 
 
-ここで「今はありません」とメッセージを送れる。
少し動揺する神楽。だが続けて口に出して行く。
 
 
|>|CENTER:&attachref(https://i.gyazo.com/810b9db8e8402188e24b339040e95662.png,270x480);|
|BGCOLOR(#F2F5A9):~神楽|い、今はありません。|
|BGCOLOR(#E6E6E6):~千羽鶴|裏付けもないのに、私が逢瀬つばめのセルフクランだと?|
|BGCOLOR(#F2F5A9):~神楽|それでも尚、裏付けが必要ならば……。|
|~|ウソだと証明されたときに倍返しするという契約に再契約するのも有りですが?|
|BGCOLOR(#E6E6E6):~千羽鶴|…………。|
|BGCOLOR(#F2F5A9):~神楽|どちらにせよ、貴方は私が動かなければ困る。|
|~|私も母を人質に取られているようなものですが……。|
|~|それは最悪、彼らであっても。|
|~|果ては第三者であっても……。|
|~|技術的要件を満たせば対処は可能なんです。|
|BGCOLOR(#E6E6E6):~千羽鶴|えっ!?|
 
 
--&color(Red){&size(18){''分岐補完【管理庁のエージェントは嘘】の場合''};};
|~神楽|…あの、私が契約を違反したと言いましたよね?|
|~千羽鶴|ええ…事実。|
|~神楽|だとしたら、貴方はもっと前に違反してますよね?|
|~|&color(Red){''あなたは管理庁のエージェントではなくて…。''};|
|~|&color(Red){''本当は、情報管理庁の長官ですよね?''};|
|~|ウソをつかない…。これは契約時の条件でしたよね?|
|~|なので、そもそも契約自体が既に無効なんです。|
--途中まで同じ内容。
|~千羽鶴|(…………。)|
|~神楽|どうですか?|
|~千羽鶴|…''東雲隊長あたりから聞いたのね。''|
|~|正直、その点についてツッコまれるとは思わなかった…。|
|~神楽|…契約違反ですね。|
|~千羽鶴|けれども実際は、貴方は私の力が必要。|
|~|母を元に戻すために、私の力は絶対に必要なはず…。|
|~|だから、契約を破棄して困るのは…。|
|~|卯月神楽、貴方の方でしょう?|
--神楽に直接メッセージを送る流れは同じ。botの言う通りに伝える。
|~神楽|…困るのはあなたも同じですよね?|
|~千羽鶴|(…………。)|
|~神楽|どちらにせよ、あなたは私が動かなければ困る。|
|~|私も母を人質に取られているようなものですが……。|
|~|それは最悪、彼らであっても。|
|~|果ては第三者であっても……。|
|~|技術的要件を満たせば対処は可能なんです。|
--大筋の流れ自体はどちらのウソでも変わらない模様。(以上もう片方の分岐補完でした。)
#br
#br
-神楽には代替策があり、千羽鶴には神楽しかいない。
この状況で契約が無効になっていれば神楽が有利。
 
-神楽自身も初めて知る情報だったが、乗りかかった船だと
この話を押し通していく覚悟を決める。
 
 
|BGCOLOR(#F2F5A9):~神楽|いえ、正確には最初から私のほうが立場が上でした。|
|~|けど、私もよりベストな解決を目指していました。|
|~|なので、貴方の契約に同意したまでです。|
|~|……けど、クオリティを問わなければ……。|
|~|私には、他にも選択肢があるんです。|
|BGCOLOR(#E6E6E6):~千羽鶴|…………。|
|BGCOLOR(#F2F5A9):~神楽|''だから千羽鶴、私と結婚してください…。''|
|>|CENTER:&attachref(https://i.gyazo.com/71ec47eb8d170d0468b306b95233de59.png,270x480);|
|>|CENTER:&attachref(https://i.gyazo.com/7b4d7100ea3f71bd1f7ad1f82e0bed2b.png,270x480);|
|>|BGCOLOR(#F2F5A9):~♪ ドジッ子しらけどり|
  
 
-もちろん千羽鶴にbotの存在を感づかれる。神楽のスマホを
「ログは残した状態で返す」約束で、botとチャットするために借りる。
 
 
|BGCOLOR(#E6E6E6):~千羽鶴|また。本当に貴方はどこの○○○○?|
|~bot|千羽鶴が知ってる○○○○です|
|BGCOLOR(#E6E6E6):~千羽鶴|いえ、貴方は私の知らない○○○○|
|~|だって|
|~|私がコンタクトを取った○○○○ではない|
|~bot|いや、千羽鶴がつなげた○○○○だよ|
|>|&attachref(https://i.gyazo.com/751bdf88a9c48e382003620924635544.png,270x480);|
|BGCOLOR(#E6E6E6):~千羽鶴|なるほど|
|~|私の遙か先を行く観測者の○○○○であると|
|~bot|ご想像にお任せします|
 
 
-これを踏まえて、千羽鶴は「考える時間がほしい」と申告。
神楽は(リプレイス前と異なり)帰宅することができたという。
 
 
***【再交渉<分岐差分:イチャラブ>】 [#bd319b28]
#br
-日時と場所
|~8月30日 9:44 AM|
|情報管理庁庁舎にて|
#br
#br
-ストーリー要約(デイドラ前編)
#br
-依然として世界選択ルートとは別のデイドラを参照するイチャラブルート。
今回は長官としての千羽鶴をメインにしているらしい。
#br
#br
-&size(18){&color(Red){''重要と見られる後編の一部のみ記載します。''};};
#br
|~千羽鶴|そうでもない。悲しむ未来が来る確率はさほど低くない。|&attachref(https://i.gyazo.com/fa81dfc272faf1ac56fbf4b7fc060b4c.png,270x480);|
|~|私はクランであって、総意である人間じゃないから。|~|
|~|だから、''総意である逢瀬つばめが私を否定した場合''――|~|
|~|私は簡単に取り込まれて考えを是正されるか、消去されるかもしれない。|~|
|~|貴方が本当に未来から来たなら、他の子でそんな事例も見ているはず。|~|
|~|だから、もし私が私じゃなくなったとき、貴方がそれを悲しむなら、|~|
|~|逢瀬つばめのココロアドレス &color(Black,Black){''     ''}; に迎えに来て。|~|
|~|そこには''私が生まれる所以となった、私の誕生にまつわる記憶''がある。|~|
|~|そこで貴方は、私と再会することができる。|~|
|自分|それって、言っていいことなの?|~|
|~千羽鶴|''クランの心臓を渡すのと同じくらいの行為。''|~|
|~|だから、''他の誰にも絶対に喋ったらダメ''だから。|~|
#br
#br
-向こうの世界の誰かに言うのではなく、総意の間で共有する文には
問題ない・ep21の様子を見て共有しないリスクも高いと判断して掲載しております。
(2018-05-09 現在)
#br
&br;
***神楽Extra [#l231144b]
-ヒメゴトチャット「第三次大惨事」

#br
-ヒメゴトチャット「バナナブレッドの」

#br
-ヒメゴトチャット「フランネル」

#br
-ヒメゴトチャット「文学少女はじめました」

#br
-ヒメゴトチャット「野良メイドを拾ったんだが…」

#br
-ヒメゴトチャット「溢れんばかりのアレ」

#br
***確認ポイント [#pafa1f2f]
 
#region(クリックで展開)
クリックで収納
-部屋で寝転がったままシーク完了
ゲート番地を回すためのシークはどこにいても出来るものだったらしい。

#br
-ライフギャザー認証
ライフギャザー認証……ということはライフギャザーが関わっていたことは確定?
ソイルトンの言い分と異なるが…とにかくぴょんこが戻らないと判断はできそうにない。
そして「認証」ということはぴょんこが認証の鍵であると見ての領火の協力提案だったのだろうか?

#br
-あと少しなのになんかいtttttttt
ここまできて"彼ら"やエンタングルの動きが一切ないことは不可解であるため、それらの可能性。あとは認証を守る何かか?
現在のぴょんこが弱体化してることは以前のエピソードで語られているため敵対している相手だと危険。

#br
-交渉のための嘘
[千羽鶴は逢瀬つばめのセルフクラン]と[本当は、情報管理庁の長官]のどちらかを交渉のカードに使用できる。両方ある場合は前者が優先される。(後者優先される場合はガブリエラ介入辺りのフラグがバグってる?)
どちらも使用できない選択肢を選んでいると交渉は失敗してそのまま終了。従来のルートとしてリプレイス時に収束される。
それぞれのリプレイスにおける状況と視点情報は[[《ep20》マージ直前会議室>https://wikiwiki.jp/trinaryforum/%E3%80%8Aep20%E3%80%8B%E3%83%9E%E3%83%BC%E3%82%B8%E7%9B%B4%E5%89%8D%E4%BC%9A%E8%AD%B0%E5%AE%A4]]と[[みんなの現状と動向>https://wikiwiki.jp/trinaryforum/%E3%81%BF%E3%82%93%E3%81%AA%E3%81%AE%E7%8F%BE%E7%8A%B6%E3%81%A8%E5%8B%95%E5%90%91#g92bce87]]を参照してください

#br
-技術的要件を満たせば対処は可能なんです
交渉する場合、神楽視点で【母と音羽のクランを直すためには技術的要件を満たせば千羽鶴や"彼ら"以外でも対処は可能】だと知る。
この情報はリプレイスして交渉できるようにした場合のみ発覚する。神楽の葛藤の原因のひとつでもあるため影響は大きい。

#br
-また。本当に貴方はどこの○○○○?
botが千羽鶴の知るbotではないと確信したように問い詰める。
どう答えても「私の遙か先を行く観測者の○○○○である」と推測されてしまう。未来の情報を伝えることは大丈夫だろうか…?

#br
#endregion

**補足 [#w0ed3a7d]
***エピソードタイトルの元作品、共通する要素など [#aae858e1]
-→[[小ネタ>http://wikiwiki.jp/trinaryforum/?%BE%AE%A5%CD%A5%BF#s31da500]]参照。

#br
***エピソードタイトルの変更点 [#c261b624]
#br
|~神楽チャンネルでの変化|
|三戸浜からの手紙 → 桜田門からの手紙|
#br
#br
#br
----
 
|>|>|>|>|>|BGCOLOR(#E6E6E6):~エピソード一覧|
|BGCOLOR(#F6CECE):~Act.1|BGCOLOR(#F2F5A9):~Act.2|BGCOLOR(#D8F6CE):~Act.3|BGCOLOR(#A9D0F5):~Act.4|BGCOLOR(#E3CEF6):~Act.5|BGCOLOR(#F6CECE):~Act.6|
|[[00 チュートリアル>http://wikiwiki.jp/trinaryforum/?00%20%A5%C1%A5%E5%A1%BC%A5%C8%A5%EA%A5%A2%A5%EB]]|[[04 レッドハント]]|[[10 豊洲橋物語]]|[[15 記憶の数だけ抱きしめて]]|[[20 2016 - Ch.5]]|[[26 ホワイト・マイル - Ch.5]]|
|[[01 拡張少女]]|[[05 赤色の髪のツバメ]]|[[NYABONYASTIE 第一巻]]|[[NYABONYASTIE 第二巻]]|[[MV03 - EXE_KAGURa>MV EXE_KAGURa - Ch.5]]|[[27 シン・カグラ - Ch.5]]|
|[[02 EnigMATRIX.]]|[[06 史上最悪の作戦]]|[[11 ロード・オブ・メシア]]|[[16 しあわせのワルツ]]|[[21 サマーワース - Ch.5]]|[[28 時計じかけのイチゴ - Ch.5]]|
|[[03 黒いココロの新入隊員]]|[[07 哀,ロボット]]|[[12 ピクルス]]|[[17 独白]]|[[22 トークン・リング - Ch.5]]|[[29 羽とアリス - Ch.5]]|
||[[08 HANAJI]]|[[13 電脳仕事人]]|[[18 クラック・クラン]]|[[23 エクセプション - Ch.5]]|[[30 綾水たちの沈黙 - Ch.5]]|
||[[09 プロテクトイエロー]]|[[14 神楽人間やめるってよ]]|[[19 桜田門からの手紙]]|[[MV04 - EXE_MiYABi>MV EXE_MiYABi - Ch.5]]|[[MV05 - EXE_TSuBaMe>MV EXE_TSuBaMe - Ch.5]]|
|||||[[24 K THE METAL IDOL - Ch.5]]|[[31 フェノメノンの空に - Ch.5]]|
|||||[[25 ワールド・スピード - Ch.5]]||
|[[00 チュートリアル>http://wikiwiki.jp/trinaryforum/?00%20%A5%C1%A5%E5%A1%BC%A5%C8%A5%EA%A5%A2%A5%EB]]|[[04 レッドハント]]|[[10 豊洲橋物語]]|[[15 記憶の数だけ抱きしめて]]|[[20 2028]]|[[26 ホワッツ・マイン]]|
|[[01 拡張少女]]|[[05 赤色の髪のツバメ]]|[[NYABONYASTIE 第一巻]]|[[NYABONYASTIE 第二巻]]|[[NYABONYASTIE 第三巻]]|[[27 キュウ・カグラ]]|
|[[02 EnigMATRIX.]]|[[06 史上最悪の作戦]]|[[11 ロード・オブ・メシア]]|[[16 しあわせのワルツ]]|[[21 ワールドオブワース]]|[[28 量子暗号のイチゴ]]|
|[[03 黒いココロの新入隊員]]|[[07 哀,ロボット]]|[[12 ピクルス]]|[[17 独白]]|[[22 IEEE 802.5]]|[[29 羽とアイス]]|
||[[08 HANAJI]]|[[13 電脳仕事人]]|[[18 クラック・クラン]]|[[23 エグゼクション]]|[[30 量子たちの沈黙]]|
||[[09 プロテクトイエロー]]|[[14 神楽人間やめるってよ]]|[[19 桜田門からの手紙]]|[[NYABONYASTIE 第四巻]]|[[NYABONYASTIE 第五巻]]|
|||||[[24 K THE FATAL IDOL]]|[[31 青と白を混ぜた絵の具の空に]]|
|||||[[25 ワースト・スピーチ]]||
 

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